喉の痛みが中々治らないという経験ありますか?辛いですよね?
風邪をひくと喉が腫れて痛くなることはよくあることです。
しかし、この喉の痛みが中々治らない場合は、風邪以外のことも考えられるのです。
今回は、喉の痛みが中々治らない原因につてご紹介します。
喉の痛みの原因
喉に痛みがあるということは、喉に炎症があるということです。
喉の粘膜は細菌やウイルスが感染する場所です。
疲労が溜まっている時や免疫力が低下した時は感染しやすくなります。感染することで体の防御反応として、喉に炎症が起こり、発熱や鼻水、喉の痛みにつながるのです。
さらに喉には、扁桃と呼ばれるリンパ組織があります。喉の炎症が悪化して病原体が増殖すると、扁桃が活発に働くことで、炎症が起こって喉の痛みが出ることもあります。
ですので水分をまめにとることは、喉に付着した細菌やウイルスなどの病原体を胃まで流して胃酸で殺菌することができるので、水分の摂取はそういう意味でも大切です。
喉が痛くなる原因としては、
- 細菌感染
- ウイルス感染
- タバコ
- アルコール
- 大声の出し過ぎ
- 乾燥
- 刺激物の食べ過ぎ
- ストレス
などがあります。疾患で言うと、
- 風邪
- 咽頭炎
- 扁桃炎
- 喉頭蓋炎
- 逆流性食道炎
- 溶連菌感染症
- 咽頭がん
など、喉が痛くなる原因はたくさんあります。
中々治らない喉の痛みの原因は?
軽度な風邪などの咽頭炎による喉の痛みは自然に治ることがほとんどです。重度になっても適切に治療をすれば数日から2,3週間で治ることがほとんどです。
しかし中々喉の痛みが治らない場合は、以下のことが考えられます。
- タバコの吸い過ぎ
- アルコールの摂りすぎ
- 大声の出し過ぎ
- 乾燥
- 刺激物の食べ過ぎ
など上記で紹介した原因の過剰によることが考えられます。
さらには、
- 逆流性食道炎
- 溶連菌感染症
- 咽頭がん
など、中々喉の痛みが治らない場合は、このような病気が考えられます。
逆流性食道炎
逆流性食道炎とは、胃液が胃から食道へと逆流することによって、食道の粘膜に炎症が起こった状態です。
下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)と言う筋肉が何らかの要因によって機能低下を起こした場合、胃酸を含む胃の内容物が逆流してしまうのです。胃酸は、非常に強い酸で、食道や喉は胃酸に耐える粘膜ではありません。そのため、逆流性食道炎で胃酸が逆流してくることで、食道や喉の粘膜に炎症が生じて咳や喉の痛みが出るのです。
逆流性食道炎は以下の症状が出ます。
- 咳
- 喉の痛み
- 胸やけ
- 吐き気
- 背中の痛み
- 吞酸(喉の奥に胃酸がこみ上げる)
- 胃もたれ
- げっぷ
喉の痛みが中々治らなく、このような症状が出ているのであれば、逆流性食道炎が原因となっているかもしれません。
溶連菌感染症
溶連菌感染症は、溶血性連鎖球菌の感染によって引き起こされる感染症のひとつで、発熱や咳、喉の痛みが現れます。
子供から大人まで感染しますが、子供に多い代表的な病気です。咳や喉の痛みが出るので風邪と間違いやすく、重症化すると急性腎炎、リウマチ熱、中耳炎、気管支炎を合併することもある危険な病気です。
溶連菌感染症は以下の症状が出ます。
- 発熱
- 咳
- 喉の痛み
- イチゴ舌
- 発疹
- 嘔吐
喉の痛みが中々治らない場合は、上記の症状があれば、この溶連菌感染症の可能性があります。
咽頭がん
咽頭がんは、発生する場所によって、上咽頭がん・中咽頭がん・下咽頭がんに分けられます。
上咽頭がんは、鼻の奥に発生するがんです。症状は、耳の閉塞感や耳鳴り、鼻水や鼻血、顔のしびれなどが現れます。
中咽頭がんは、鼻の奥から喉に発生するがんです。症状は、喉の痛みや嚥下時の違和感、喉の出血、呼吸のしづらさなどが現れます。
下咽頭がんは、喉から食道上部に発生するがんです。症状は、喉の痛みや嚥下時の違和感、声がかれるといった症状が現れます。
喉の痛みに関しては、中・下咽頭がんに多くみられる症状で、喉の痛みが1カ月以上続き、これらの症状がある場合は、咽頭がんを疑います。しかし、喉の痛みが1カ月以上続いているからと言って、必ずしも咽頭がんではありませんので、気になる方は一度医療機関の受診をお進めします。
まとめ
喉の痛みが中々治らない場合は、たくさんの原因が考えられます。あなたの症状はどれかに当てはまりそうですか?当てはまりそうなら自己判断で終わらせずに、気になったら早めに医療機関を受診して下さいね。あなたの喉の痛みを改善するために参考にしていただきたいと思います。