頭がズキンズキン!!片頭痛の原因、知ってますか??

 

頭がズキンズキンする。。

我が国において、頭痛の症状で悩んでいる人は4人に1人の割合で、その中でも偏頭痛の人は実に800万人以上いると言われています。

今回は、そんな片頭痛の原因についてご紹介していきます。

片頭痛の特徴

まず、「片頭痛」「偏頭痛」の表記に違いがありますが、これらは同じ意味で使われています。

片頭痛を年代別、性別でみると、20~40歳代の年齢で多く、そのほとんどが女性ですその理由としては、女性ホルモンの影響があるためと言われています。

片頭痛の症状は、頭の左右どちらか片側に、脈を打つようにズキンズキンと痛みが起こります。片頭痛でも1/3は両側に起こるようです。その痛みは、頭や体を動かすことで、頭痛がさらに増強されることもあり、中には、光や音に対して過敏になったり、吐き気を伴うこともあります。頭痛は数時間~数日続き、人によって様々です。

頭痛が起きた時は、光や音に過敏になっていることが多いため、暗い静かな部屋でゆっくり休むと楽になることもあるようです。

閃輝暗点

人によっては、突然、目の前にチカチカとした動く光が見え、しばらく部分的にものが見えなくなるといったことが起こります。

これは「閃輝暗点(せんきあんてん)」呼ばれる症状で、片頭痛の前兆として現れます。

閃輝暗点は、偏頭痛の約3割の人に見られます。しかし、この閃輝暗点は片頭痛だけに限らず、脳梗塞の前兆としても起こることがあるので注意が必要です。

片頭痛と脳梗塞を見分けるポイント

閃輝暗点が起こった時に片頭痛か脳梗塞か見分けるポイントがあります。それは、閃輝暗点が起きた後に片頭痛が起こるか起こらないかで判断します。もし、偏頭痛が起こらなければ、重篤な病気が隠れているケースがあります。可能性として考えられるのは、脳梗塞や、脳腫瘍による血管の圧迫です。閃輝暗点が起こった後に頭痛が起こらなければ、脳神経外科や神経内科などの専門医を受診していください。

片頭痛が起こるメカニズム

なぜ、片頭痛が起こるのでしょうか?

実は、片頭痛が起こるメカニズムは、いまだ解明されていないのです。ですが、いろんな諸説ある中で最も有力視されているのが「三叉神経血管説」です。

三叉神経血管説

脳には無数の血管があります。その血管の収縮に関わっているのが「セロトニン」という神経伝達物質です。脳に、何らかの刺激が加わることで、セロトニンが大量に分泌され、血管を急激に収縮させます。なぜセロトニンが分泌されるかは解明されていませんが、ストレスやホルモンバランス、それ以外にも様々なことが関与していると考えられています。

分泌されたセロトニンは、徐々に分解されていきます。すると、収縮していた血管が今度は急激に広がります。この時に、反動で血管が広がり過ぎてしまうことがあります。すると、広がり過ぎた血管が三叉神経を圧迫します。三叉神経は顔面や頭の感覚を支配している神経です。その三叉神経が血管によって圧迫されることで、拍動に合わせた刺激が伝わることによりズキンズキンと、脈打つような痛みが出てくるのです。

つまり、片頭痛が起きるメカニズムを簡単に言うと、血管の拡張によって神経を圧迫して痛みが出るということです。

 閃輝暗点が起こるメカニズム

閃輝暗点が起こる原因としては、脳で視覚情報を認識してる、後頭葉の血管が収縮して血流量が減ることです。つまり、閃輝暗点は脳の血流の障害によって引き起こされるのです。

血管が拡張する11の原因

血管の拡張が起こることで頭痛が出ます。では、なぜ血管が拡張するのでしょうか?その原因、つまり、片頭痛の原因はどういうものがあるのかご紹介していきます。

  1. ストレス
  2. 寝不足、寝すぎ
  3. 女性ホルモン
  4. 長時間の同一姿勢
  5. 緊張からの解放
  6. 気圧の変化
  7. 騒音や強い光・きつい臭い
  8. アルコール
  9. 喫煙
  10. チラミン
  11. グルタミン酸ナトリウム

①ストレス

ストレスが溜まると、自律神経が乱れて、頭痛が起こる要因となります。ストレスを感じると、セロトニンの分泌量が増加し、血管が収縮します。そのあとの、セロトニンの分解により、急激に血管が拡張するため頭痛が起こります。

自律神経とは?

自律神経とは、体温調整や、呼吸、心臓の動き、循環、内臓の働き、消化、血管の収縮弛緩、血圧の調整など、無意識下で私たちの身体を調節している、非常に重要な神経系です。自律神経は、交感神経と副交感神経に分けられます。

交感神経は、主に日中、仕事や、スポーツ時など、活動的になっているときに優位になります。それに対して副交感神経は、食事や睡眠などリラックスしているときに優位になります。交感神経が優位になると、血管の収縮、副交感神経が優位になると、血管の拡張に作用します。

この二つの自律神経は、お互いにバランスを取りながら、私たちの身体をコントロールしています。なので、バランスが崩れると、片頭痛が起こりやすくなってしまうのです。

②睡眠不足、寝すぎ

睡眠は疲れを取るだけでなく、自律神経やホルモンバランスを整えるといった役割があります。睡眠不足や、夜更かしは、自律神経が乱れてしまい、片頭痛が起こる原因となります。

また、寝過ぎも自律神経のバランスが崩れ、副交感神経が優位になって、必要以上に血管が広がることで片頭痛が起こります。

③女性ホルモン

DSC_0256片頭痛の8割が女性ということは、女性ホルモンの変化に影響を受けるといわれてます。

自律神経と女性ホルモンは、お互いに影響を受けあっているので、どちらかが乱れると、もう片方も乱れてしまいます。

 月経関連片頭痛

女性特有の、月経関連片頭痛というものがあります。これは、毎月の月経に伴って起こる片頭痛のことで、月経の2日前から3日目までに起こります。

この月経関連片頭痛は、女性ホルモンの影響を受けるために頭痛が起こると言われています。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンがあります。このうちのエストロゲンの分泌は、月経が始まる2日前~月経3日目まで減少し、その後少しづつ分泌量は上昇します。そのため月経時に起こる片頭痛の時期と、エストロゲンの分泌が減少する時期がほぼ同時期なことから、片頭痛はエストロゲンとの関係があると考えられており、エストロゲンが減少すると、脳内のセロトニンの分泌も減少するため、血管が拡張されて頭痛が起こると言われてます。

 ④長時間の同一姿勢

仕事などで長時間同じ姿勢をしていると、それが慢性的な不良姿勢につながります。

片頭痛の方に仕事を聞いてみると、「デスクワーク」と答える人が多いです。一日中座りっぱなしだと、猫背になって頭が前に出てきて、首や肩の筋肉が硬く緊張状態になってしまいます。このような状態が続くと、硬くなった首の筋肉の血流も悪くなり、脳への酸素や栄養の循環が悪くなってしまいます。結果的に、循環障害や、硬くなった筋肉による神経の圧迫によって、片頭痛が起きてしまうのです。

緊張からの解放

ストレスを感じていたり、緊張状態の時は、自律神経の交感神経が優位になっています。なので、血管も緊張して収縮している状態になります。ストレスや緊張から解放された時は、副交感神経が優位になるので、収縮していた血管が、急に拡張することによって片頭痛が起こるとされています。

気圧の変化

c701de6e21d04e01d9fc5708e4d63ce1_l気圧の変化によって自律神経のバランスが変わります。

気圧の変化でイメージしやすいのが、標高の高い山に登ると、お菓子の袋が膨らみます。なぜ膨らむかというと、外の気圧が下がることで、袋の中の気圧が外の気圧より高くなるので膨らむのです。人間の身体も同じように、頭の中の内圧と外の気圧とで変化が起こり、低気圧になると、体のサインが頭痛として現れるのです。特に、梅雨や台風、雨の降る前、季節の変わり目は、低気圧の影響によって片頭痛が起きやすい時期です。

⑦騒音や強い光・きつい臭い

騒音や強い光、きつい臭いは、片頭痛の原因になります。特に、音や光、臭いに敏感な人は片頭痛を起こしやすいと言われています。

過去に、音や臭いが原因で頭痛になったことがある人は、特に注意が必要です。頭痛が起きたら、静かな部屋で電気を消してゆっくりと休むことで緩和することが多いです。

また、リラックス効果のあるアロマオイルなどは、臭いによって、血管が拡張することで血行が良くなり、リラックス効果が得られているのです。ですが、血管が拡張することによって、片頭痛が起きることもあります。

アルコール

お酒を飲んだ時は、顔が赤くなったり、体が熱くなったりした経験はあるかと思います。あれは、アルコールを摂取することによって、血管が拡張し、血液循環がよくなっているのです。なので当然片頭痛の原因になります。

特に赤ワインに含まれる、ポリフェノールとチラミンという成分が、血管を拡張させる働きがあるので、片頭痛の原因となりやすいと言われています。

喫煙

タバコ

タバコには、ニコチンという有害物質が含まれています。このニコチンには、血管を収縮させる働きがあります。タバコを吸ってニコチンが体内にあると血管は収縮し、タバコを吸い終わると、徐々にニコチンが分解されて、今度はその反動で、血管が拡張して片頭痛が起こります。

また、喫煙者以外でも、タバコの臭いや煙が原因で、片頭痛が起こるということがあります。これは、化学物質過敏症というアレルギーの一種で、化学物質を少量でも体内に取り込んでしまうことで、片頭痛や、吐き気などの体調不良を引き起こしてしまうものです。

チラミン

チラミンという栄要素は血管を収縮させる作用があり、その後の、血管拡張によって片頭痛が起こる時があります。

そのチラミンが多く含まれている食べ物は、

  • ピクルス
  • チーズ
  • ピーナッツバター
  • チョコレート
  • 赤ワイン
  • ベーコン
  • ソーセージ
  • 鳥レバー

などです。これらは片頭痛を引き起こしやすいと言われているので、頭痛持ちの方は控えた方が良さそうですね。

グルタミン酸ナトリウム

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グルタミン酸ナトリウムを初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?

実は、意外と私たちの身近にたくさんあります。これは、うま味調味料ともいわれており、料理にこのグルタミン酸ナトリウムを加えると、味が格段においしくなる魔法の調味料です。代表的なものが「味の素」です。各家庭に一つはあるのではないでしょうか?

昆布や煮干しなどの天然のうまみの成分であるグルタミン酸を人工的に生成し、ナトリウムと結合させたものです。

このグルタミン酸ナトリウムは、食品添加物として指定されており、ファミレスなどでも多く使用されてるそうです。市販の商品では、加工食品、スナック菓子、インスタント食品、ドレッシング、タレなどの、あらゆるものに含まれています。

食品の成分に「調味料(アミノ酸等)」 と表示されていれば、 それはグルタミン酸ナトリウムが入っているということです。グルタミン酸ナトリウムも、片頭痛の原因になるので、頭痛持ちの方は、買い物の際に確認してみて下さいね。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は片頭痛の原因についてまとめてみました。

知ってたものから始めて知ったものもあったのではないでしょうか?この記事を参考に、自分の片頭痛の原因は何か確認してみて下さいね。まずは自分のことを知ることが、治療の第一歩です。

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