腰椎椎間板ヘルニアの『5』大症状とは??

「足のつけ根から足にかけて痛みがある」

「最近太ももやふくらはぎがしびれる」

「足の裏がむくんだよな感覚が続いている」

腰椎椎間板ヘルニアの症状には色々あります。あなたが今感じているこのような感覚はもしかすると腰椎椎間板ヘルニアかもしれません。

腰痛に足のシビレを感じる状態の時、真っ先に思い浮かぶのは「ヘルニア」ではないでしょうか?特に、足のシビレというのは不安に襲われて当然だと思います。

ただ、必ずしもその症状が「ヘルニア」という訳ではありませんが、あなたの症状が当てはまるかどうか、こちらの内容と照らし合わせてみてはいかがでしょうか?

ここでは腰椎椎間板ヘルニアの症状を中心に紹介していきますのでこれからの治療の為に参考にしてもらえる嬉しく思います。

腰椎椎間板ヘルニアになってしまう原因

脊椎と脊椎の間にあって、クッションの役割をしているのが椎間板です。この椎間板が本来あるべき場所からはみ出してしまうのが、椎間板ヘルニアです。

  • 日常生活での動作が引きがねとなる
  • 椎間板の老化
  • 骨の老化
  • 膝をつかずに重い物を持つ
  • 重たい物を前かがみになって運んだ
  • 腰を強くひねった
  • 長時間の座り仕事や運転などの良くない姿勢

なかでも20代、30代の方は働き盛りですし筋力がそれなりにある分、激務で腰や背中に過剰な負担をかけていたとしてもそのまま続けられてしまい、疲労の蓄積を繰り返してしまうことが要因の一つになっている事が多いようです。

前かがみの姿勢が多い立ちっぱなしや座りっぱなしなど、長時間同じ姿勢をとることは椎間板だけでなく腰全体に大きな負担がかかる事になります。

よくスポーツをしている方も、ねじりや衝撃といった負担が多いので椎間板を損傷しやすいですね。

何回もぎっくり腰を起こしていると徐々に椎間板が背中側に突き出してきて、ヘルニアになりやすい言われています。

ヘルニアにならなくてすむならそれにこした事はないですよね?
日常生活で気をつけていれば防げるものとして、椎間板ヘルニアの根本原因のひとつ、姿勢の悪さをイメージしてください。

上記の原因に共通している事は、腰部分の背骨に負担をかけるという点です。

これらの動作を繰り返したりすることが、腰椎ヘルニアになりやすい原因となる事が多いのです。

ですので、正そうと思えば正すことが出来るもの。つまり、普段から注意していれば防げるものとして、椎間板ヘルニアの根本原因のひとつ、「姿勢の悪さ」からくる背骨の歪みに注意して読んで頂けたらと思います。

腰椎椎間板ヘルニアの5大症状とメカニズム

結論からいきますと、腰椎椎間板ヘルニアの主症状は坐骨神経痛が最も多いです。(坐骨神経という腰から足先に伸びている神経に沿って痛みやしびれなどの症状が出る状態です。)

前かがみになったり物を持ったり、長時間立っていたりすると椎間板の内圧が高くなって症状が強まります。 椎間板ってほとんどが水分やタンパク質で出来ているのですが、意外にも20歳代から加齢変性がおこりだすので年齢を重ねるごとに弾力性が少なくなったりもろくなってきます。そこに負担が強くかかる生活をしていると、ヘルニアが出やすくなり、飛び出して足につながる神経を圧迫することで坐骨神経痛がよく起こるんですね。左右どちらかの脚にでることが多いですが、稀に両足にでることもあります。

初期の痛み

単なる腰痛ではなく椎間板ヘルニアだった場合、腰だけの痛みだったのが、徐々にお尻から足全体にかけて痛みがでるようになります。

初期からある辛い症状は、座骨神経痛と呼ばれる状態です。

飛び出した椎間板の一部が神経を圧迫しているために、各所に痛みが出るのが座骨神経痛です。

腰の痛みだけで坐骨神経痛の症状が出ない人もいれば、腰は痛くないのに座骨神経痛の症状から出る人もいます。また、痛むのではなくだるくなることもあります。

足に痛みやしびれ、ダルさなどを感じ、ひどくなると排尿・排便ができなくなってしまう場合もあります。
また、腰椎のどこにヘルニアができたかによってその症状は異なります。

1.腰の上が痛い

第1~2腰椎がヘルニアになっている状態です。

2.足の付け根やそけい部の違和感

第2~3腰椎がヘルニアになっていて、痛むだけではなくダルかったりしびれを伴います。

3.太ももの違和感

第3~4腰椎のヘルニアです。これも痛み、しびれ、だるさを感じます。

4.お尻から太もも横・膝下や外側のスネの痛み

第4~5腰椎がヘルニアになっています。
腰椎椎間板ヘルニアの中で最も多いパターンであり、痛みやしびれの他、足の親指の力は入らない、足首が上がらないなどの症状も出ます。

5.お尻の真ん中~足の小指にかけての痛み

第5腰椎がヘルニアになっています。
お尻だけではなく、太もも裏からふくらはぎ、踵に足の裏、小指へと痛みがあり、しびれたりもします。
つま先歩きができなくなったり、アキレス腱も反射しなくなっていきます。

知覚神経や運動神経の障害が強くなった時に出る症状

下半身や体の片側にしびれが現れる

最初は椅子から立ち上がるときに痛む程度だったのが、しびれも出るようになります。
軽いしびれの場合もあれば、電気が走るようなしびれを感じることもあります。

腰椎のヘルニアの場合、太ももの裏やふくらはぎ、スネ、足の甲、つま先や足の裏などにしびれが出ます。
あまりにしびれが強いと、歩くのも辛くなってくるので、単なるしびれと放置しないようにしましょう。

しびれはいつも出るわけではなく、立ち上がる瞬間、歩いているとだんだんしびれてくる、仕事でずっと立っている時など、その人により出やすい時があります。
ただし、中にはしびれの症状がなくヘルニアが進行する人もいます。

また、椎間板ヘルニアになると、最初はしびれが片側だけに現れますが、悪化してくると今度は両側に現れる傾向があります。
神経が多く集まる脊髄が強く圧迫されてきている証拠です。

麻痺して感覚がなくなってくる

麻痺状態になると感覚がなくなるので、歩くともつれて転んでしまうような状態です。

モノに躓いてよく転んだりすれば、感覚が鈍くなってきている証拠です。
他にも足を持ち上げられなくなるなどが、麻痺の最初の兆候になので、見逃さないようにしましょう。

警告サインとなる症状

歩行障害

脊髄障害の状態だと、杖どころか車いすを使わないと移動できなくなります
もはや足のもつれで歩きにくい状態ではなく、歩けなくなっている状態です。

排尿・排便障害

排尿に違和感があったり、出が悪くなるなどの症状が出ます。逆に頻尿になったりする人もいます。膀胱直腸障害という状態です。

さらにしびれや麻痺が足だけではなく、肛門付近にも出てくるので、便も出ている感覚がなくなることがあります。

ひどくなると尿を漏らしてしまったり、尿が出なくなったりします。このような症状が出てくると、脊髄の障害が重度になっている証拠です。

また、ヘルニアは腰椎、頸椎の他に胸椎などにも起こります。胸椎だともっと初期の症状が自覚しにくく、そのまま歩行障害や排尿困難になるまで進行してしまう人もいます。

などなど、上記の症状もよくあります。どうでしょうか?一つでもあてはまる場合は椎間板ヘルニアの可能性があるので、今すぐにでも医療機関にかかることをおすすめします。

自然に治る確率がある?!意外な事実とは

仮に「椎間板ヘルニアです」と、医師からの確定診断をされた場合に思い浮かべる事は「今すぐに手術をしなければいけないのかな?」という不安も出てくると思います。ですが、ほとんどの場合は今すぐ手術することはないので安心してください。尿が出にくい、無意識に出てしまう失禁などの排泄障害がある場合は重ですので48時間以内の緊急手術をすすめられていますが、このような場合は極めて稀です。ほとんどが、保存療法といって、手術をせずに薬や運動療法、物理療法(電気治療や牽引治療)で様子をみまそのす。結果3ヶ月を超過しても全く症状に変わりがない場合は手術をすすめられることがあります。

ヘルニアを食べてくれる細胞がある?!

ヘルニアの50%から60%は、3~6ヶ月で自然縮小・吸収されることがわかっています。

どういうことかというと、ヘルニアがあると、その飛び出したものを脳が「排除しなきゃいけない異物だ」と判断・命令を全身に伝えます。そしてマクロファージという白血球がパクパク少しずつ食べてくれることによって排除してくれるのです。

この反応を期待して保存療法を行うといってもいいかもしれませんね。なので、そういう事実、概念があることを知っていると安心して過ごすことができると思います。

整体院ではどんなことをするの?

腰椎椎間板ヘルニアに対して整体院でも改善のお手伝いができます。

方法としては大きく分けて3つあります。

  1. 腰椎部分のゆがみや体全体のバランスを整えて、椎間板部分にかかる負担を構造的に減らすようにし、骨格の歪みを矯正する
  2. 必要以上に硬くなっている筋肉や筋膜を調整し、血液やリンパ液の流れを良くする。
  3. 内臓の動きや疲労を調整して、全身の状態を良い方向に引き上げて回復力を高める。

などがあります。

それぞれの院によって、治療方法が大きく変わりますので、当院での大枠での方法を紹介しています。受診される際には椎間板ヘルニアに対応されているかを前もって確認されるをお勧めしております。

まとめ

腰椎椎間板ヘルニアの症状を中心に紹介させて頂きました。

発生する原因も様々でしたら、症状も障害されている部分で違います。好発部位は確かにありますが、同じ部分の障害でもあなたと違う症状を訴えている方もおられるはずです。

まだ病院を受診しておらず、これからという場合は「どんな症状でなやんでいるのか」「どのような場合に、どのような症状が出るのか」

ご自分の悩みをある程度医師に伝えられるよに準備をしておくと、治療方法の選択やこれからの注意事項などのアドバイスも明確にしてもらえると思います。

当院でも腰椎椎間板ヘルニアに対応しておりますので、悩んで時間が経過してしまう前に一度お気軽にご相談下さい。

あなたのお手伝いができると幸いです。

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