『6』種類の脊柱管狭窄症の手術方法!

腰や足の痛みや痺れが強いと辛いですよね。どんな姿勢でも症状がでる事もありますし・・・。更に脊柱管狭窄症と診断されると尚更辛いと思います。

ですが、気持ちを下げてばかりではいつまでたっても改善しませんよ!少しでも希望があるなら頑張ってみましょう!

この症状は根本から改善しようとするのは容易ではありません。根気よく続ける事が大事です。ですから簡単とはいえ、やはり継続してこそ効果があると思います。

腰部脊柱管狭窄症とは、足の痛みやしびれのほか、間欠性跛行という特徴的な症状のある、疾患です。

休み休みにしか歩けない、という一見高齢者にはありがちな症状も、この間欠性跛行の場合があり、腰部脊柱管狭窄症の可能性もあります。

自分もしくは家族にこのような症状がみられる場合は、どのように対処すればいいのでしょうか?

腰部脊柱管狭窄症とは、脊柱管周囲の組織の変形によって、脊柱管が圧迫され、神経や血流が阻害される病気です。

歩行中に足の痛みやしびれ、つっぱり感が出て歩けなくなり、しばらく休むとまた歩けるようになる間欠性跛行という特徴的な歩行症状がみられます。

腰部脊柱管狭窄症の検査

まず、検査ですが問診で症状を確認したうえで、レントゲンやCT、MRIなどの画像診断が行われます。

高齢者の場合は、検査時の同一体位の保持が苦痛となったり、腎臓の機能が悪かったりする場合や、ペースメーカーを植え込んでいる場合などは、これらの検査が行えない場合があります。

脊柱管狭窄症の場合も、重症の場合を除き、保存療法で様子を見る場合がほとんどです。

一般に、薬物療法や神経ブロック注射(神経の周囲に麻酔薬を注射する方法)などの保存療法(手術以外の治療法)を3~7ヵ月続けても、腰部脊柱管狭窄症の症状に改善が見られず、
日常生活に支障がある場合は、手術が検討されます。 手術は、狭くなった脊柱管を物理的に広げて神経の圧迫を取り除くので、根本的な治療になりえます。

医師との相談のうえで手術をする事になったとして、では、「手術にはどんな方法があり」「どの程度の入院が必要なのか・・・。」

考えることは出てくると思います。

次は手術の方法・入院期間などの紹介をしていきたいと思います。

主な手術方法は『6』通り

脊柱管狭窄症の手術は現在6つありますが、その中でも最近は背中を切り開く必要がない内視鏡手術が主流になってきました。また内視鏡手術の場合、入院日数も短ければ4日と、以前よりぐんと短くて済むようになりました。

具体的な入院日数と、入院に要する日にちを大まかにでも頭に入れて検討して脊柱管狭窄症の手術に対する心の準備を始めましょう。

椎弓切除術・2〜3週間

背中を切開して、神経を圧迫している骨などを取り除く手術です。棘突起縦割式は脊柱の突起部分を縦方向に割って、神経への圧力を下げる方法。
入院期間は2~3週間ほど。

MEL(内視鏡下部分椎弓切除術)・4日~1週間

MEL(Micro Endoscopic Laminectomy)は、内視鏡を用いて椎弓等を切除することによって、脊柱管を広くし、圧迫されていた神経の痛みを除く手術です
入院の目安は4日から1週間程度。

脊椎固定術・3週間

圧迫されている部位が広範囲であったり、すべり症があったりして固定する必要がある場合に行われる手術。背中を切開して、椎骨を金属で固定します。
入院期間は3週間ほど。

ME-PLIF/TLIF(内視鏡下腰椎椎体間固定術)・10日~2週間

ME-PLIF/TLIF(Micro Endoscopic-Posterior lumber interbody fusion/Transforaminal Lumber Interbody Fusion )は、背中側から内視鏡を入れ、問題になっている椎間板を取り外し、椎間板の代わりに、人工的に作られた「ケージ」と呼ばれるものを入れて固定する手術です
入院期間は10日から2週間。

XLIF(内視鏡下低侵襲脊椎固定術)・10日~2週間

XLIF(eXtreme Lateral Interbody Fusion)も問題になっている椎間板を取り外して、ケージを入れて固定する手術です。背中側からではなく、側腹部から内視鏡を入れるので背中への負担が少なく、また骨を削らないため神経を傷付けてしまうリスクを軽減できます。
ただ、XLIF手術はそもそも認定医しか行えないため、日本では行ってくれる病院はまだ多くはありません。
入院期間は10日から2週間程度。

椎弓形成術・1週間~10日

切開して椎弓を切り離し、内側を削って穴を広げてから身体に戻す手術です。身体の外に取り出して削るので、細かな調整がしやすく、削っている時に神経を傷付けるリスクも低くなっています
入院期間は1週間から10日程度。

最適な治療で脊柱管狭窄症の改善を

脊柱管狭窄症の手術を6つご紹介してきました。それぞれにかかる退院までの目安、状態によって術式が異なることをよく確認して下さいね。

最適な治療を受け、脊柱管狭窄症の症状が改善されると良いですね。

手術を選択するのはこんなとき

初めににも書きましたが、脊柱管狭窄症で手術を適応とする場合はまずは重症度が高いかどうかで判断されるか、もしくは半年間保存療法を続けても特に改善が見られず手術に託すかで適応になる場合が多いです。脊柱管狭窄症の患者は約70%の場合で、手術以外の保存療法で症状が改善します。

手術の適応になる場合に良く見られる症状は以下の通りです。

  1. 強いマヒや膀胱・直腸の障害(失禁など)がある
  2. 強い痛みやしびれのために日常生活にも支障をきたす
  3. 短時間しか歩けない
  4. 保存療法で約6カ月たっても症状に変化がない、または悪化する

以上4項目が重度の症状になり、手術を検討する場合の目安となります。

このような症状にならないうちに改善するようにしたいですよね。

手術以外の治療法

脊柱管狭窄症の治療は、症状が強くなければ通常手術は行わず、薬物療法や神経ブロックなどの保存的治療が行われます。

薬物療法

主に用いられているのは、患部の血流を促して痛みやしびれを和らげる血管拡張薬や、痛み止めの非ステロイド系消炎鎮痛薬(NASAIDs)、障害された神経の修復を促すビタミンB12製剤です。また、最近では痛みが強い患者さんには、末梢神経障害改善薬のプレガバリンという新しい薬も用いられるようになっています。

神経ブロック

痛みがある部分の神経付近に局所麻酔薬やステロイド薬を注射し、神経を一時的にマヒさせ、脳に送られる痛みの信号を遮断する治療法です。神経の興奮を鎮め、痛みをやわらげる効果が期待できます。
腰部脊柱管狭窄症の場合は、硬膜外ブロックや仙骨ブロック、神経根ブロックなど、効果的に症状を緩和できる部位が選択されて行われます。
しかし神経ブロックは病気の根治的な治療ではありません。痛みやしびれの緩和も薬剤が効いている間の一時的なものですが、薬剤の効果により血流が改善し、徐々に治癒力が高まる効果もあるとされています。このため、神経ブロックは医師の指示のもと、継続して行う必要があります。

運動療法

患者さんみずからが積極的に体を動かして、関節や靱帯(骨と骨をつなぐ丈夫な線維組織)、筋肉を柔軟にしたり強化したりすることで、病状の改善を図ります。運動療法は、ときにほかの治療法をはるかにしのぐ効果の得られることがあります。

脊柱管狭窄症に有効な運動療法

現代人の抱える一番の問題は運動不足と言われます。

運動不足の解消にはウォーキングなどの有酸素運動が効果的です。

さらにストレッチを加えるとさらに良いです。

もともとストレッチはウォーキングやジョギングが流行りだしてから一般にも知られるようになったもので軽い運動とセットで行う方が効果的なのです。

ウォーキングは30分を目安に行いますが痛みやしびれのある方はストレッチだけ行いましょう。

その30分も歩くことが無理だという場合には30分歩く必要はありません。

しかし、全く歩かないというのはもっと良くありません。休み休みでもいいので歩く事を諦めないようにしましょう。

一度試してみて、翌日など症状が辛くなる場合は一旦お休みして、また歩けそうなら前回よりも少ない範囲で歩いてみましょう。

動かなければ全身の動きが少なくなってしまい脊柱管狭窄症も改善されにくくなってしまいますよ。

まとめ

もし、ウォーキングや軽めのストレッチを始めても痛みが強くなったり、症状が悪化するような場合はすぐに中止して専門医に相談してくださいね。

もちろん始める前から痛み・しびれが辛くてできないという場合には無理をしてすることはありませんし、ウォーキングや軽めのストレッチをしても逆効果にしかならない可能性の方が高いです。

腰部脊柱管狭窄症の患者さんの中には、治療を医師まかせにせず、自分の腰痛と向き合って積極的にトレーニングに励み、症状が軽快している人もいらっしゃいますが、できる範囲からスタートしましょう。

初めは、ストレッチをすること自体に痛みを感じるかもしれません。しかし、無理のない程度に積極的に取り入れ、一時的な痛みの緩和だけでもくり返すことが大切です。これを長期的に行うことで、体が良い状態を覚えていくのです。

ストレッチをして、痛みしか感じられない場合は無理をせず、医師と相談の上おこなっていきましょう。

それぞれ皆さんの腰の状態にもよりますが、無理のない範囲でなるべく動く事を心がけて生活するように頑張ってくださいね。

徐々に効果が表れる運動ですから続けて頑張りましょう。

毎日のケアをする事もとても大事になります。痛みがある限り、何かを我慢したり不安に思っている事が絶えないというのは辛い事だと思います。もっと皆さんが人生を豊かにするためにお手伝いをしていきたいと思っています。これから少しでも楽しくて、良い人生を送りいと考えておられる場合はいつでもご相談下さい。

少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

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