こどもの側弯症の原因・症状・対策は??

側弯症(そくわんしょう)とは、脊柱(背骨)が変形し、脊柱が左右の側方に傾く疾患です。正常な脊柱は前や後ろからみると真っ直ぐな形をしていますが、何らかの原因で脊柱が側方に曲がってしまいます。側弯症の診断はその傾きの角度(コブ角)をみることで行います。

多くの場合、前後への変化はあまり見られません。脊椎が左右どちらかへのカーブを描いてしまう事です。

そして脊椎が側方に歪むだけではなく、右へ側方カーブになってくると左に捻じれ、左に側方カーブしてくると右に捻じれるといった複合的な状態になっている場合がほとんどのようです。

さらに進行すると肋骨の正常な動きも妨げられてしまい、肺を大きく使うことが困難になってしまい呼吸機能に障害をきたしてしまいます。これにより呼吸量が低下するので更に自己回復力も低下してしまい息苦しさ・肺活量の低下なども起こってしまい猫背が持続してしまったり睡眠の質も良くなくなります。

また側弯することで、カーブの内側は窮屈になってしまうこともなんとなく理解していただけますか?

側弯症の種類

側弯症は小児に起こるものと成人に起こるものに大別されます。さらに、そこから発症原因によって以下のようにいくつかに分類されます。

小児・思春期側弯症

小児や思春期のお子さんが側弯症を発症する原因はさまざまです。そのため、今回は代表的な4つの小児側弯症についてお話ししていきます。

代表的な側弯症には以下の4つが挙げられます。

  • 代表的な小児側弯症
  1. 特発性側弯症…原因不明
  2. 先天性側弯症…生まれつきの骨の形成異常によるもの
  3. 症候性側弯症…他疾患に付随して発症
  4. 神経・筋(麻痺性)側弯症…神経や筋の疾患に付随して発症

この中でもで特に小児・思春期側弯症の多くは、原因不明で発症する特発性側弯症であるといわれています。

小児・思春期側弯症の原因や特徴

小児・思春期側弯症の原因についてお話しします。

特発性側弯症

特発性側弯症は明らかな原因なく発症する側弯症のことで、小児・思春期側弯症の多くはこの特発性側弯症であるといわれています。好発年齢は小学校高学年〜中学校までの成長期で、女児に多く発症することが特徴です。

最近になり遺伝子の可能性も考えて研究も進んできています。

特発性側弯症は、多くが小学校や中学校の校内検診で実施される前屈検査で診断されます。前屈検査では、膝を真っ直ぐに伸ばしたまま前かがみになってもらいます。その時に左右の背中の高低差がみられる場合には側弯症が強く疑われるので、医療機関での精密な検査が必要となります。

また校内検診以外では、日常生活のなかでも保護者様がお子さんの肩の不均衡や背中・骨盤の左右差に気付き、診断に至るケースもあります。

先天性側弯症

先天性側弯症とは、生まれつきの椎骨(脊柱を構成している背骨)の形成異常によって発症する側弯症です。たとえば、半椎(椎骨が半分しか形成されていない状態)や脊椎癒合(本来分離しているはずの椎骨がくっついてしまっている状態)が先天性側弯症の原因として挙げられます。

先天性側弯症の多くは小学校に入学するまでに診断されていて、風邪をひくなどして胸部や腹部レントゲンを撮影したときに、たまたまみつかるケースが多いようです。

また、はじめから変形が強い場合や、他の先天性疾患(消化器疾患や脊髄疾患など)に罹患していたりする場合には、生後すぐに先天性側弯症がみつかることもあります。

症候性側弯症

症候性側弯症は、マルファン症候群やヌーナン症候群の疾患に付随して起こる側弯症です。

マルファン症候群とは結合組織(細胞と細胞をつなぎとめる役割を持つ繊維成分)の障害により、全身の臓器や骨格系に異常をもたらす遺伝子疾患です。骨格系の異常として、側弯症や痩せ型高身長などの特徴がみられます。

ヌーナン症候群も遺伝子異常により全身の各部位の正常発達が妨害される疾患で、骨格系に起こる異常はとしては低身長や漏斗胸(ろうときょう:胸の中央部がへこむ変形)、側弯症などがあります。

神経・筋(麻痺性)側弯症

神経・筋(麻痺性)側弯症は神経や筋肉の疾患である脊髄空洞症に付随して起こる側弯症です。

脊髄空洞症とは、脊髄のなかに脳脊髄液と呼ばれる液体が過剰に溜まることで脊髄の内部に空洞が生じる疾患です。その結果、神経線維の束である脊髄が内側から圧迫されることで、あらゆる神経障害や全身症状をもたらします。

そのほか、脳性麻痺によって生じる側弯症も神経・筋(麻痺性)側弯症に分類されます。

進行度の高い(変形の強い)小児側弯症でみられる症状

それでは、小児側弯症が進行し変形が大きくなるとどのような症状がみられるのでしょう。

バランス異常による立位疲労感や腰痛

脊柱(背骨)の変形が強くみられる小児・思春期側弯症では、全身のバランスを保つことが困難となります。その結果、立位疲労感や慢性的な腰痛が生じ、日常生活を送るうえでさまざまな不具合をきたすことがあります。

成長終了後の変形の進行

小児側弯症は成長期(小学校高学年〜高校2年生頃)にかけて進行していくため、通常は成長終了とともに側弯症の進行も停止します。

しかし変形の角度が大きいと、成長終了後も側弯症の成長が停止せずに、その後も徐々に変形の進行がみられることがあります。大きな進行がみられることはほとんどありませんが、もともとの変形が大きかった場合には成長終了後も進行がないかどうか注意をするようにしましょう。

肺活量低下、呼吸機能障害

変形の角度(コブ角)がおおむね70度を超えるような大きなものの場合、肺や心臓などの胸部が圧迫される体勢になります。すると、肺活量が低下して息切れや胸苦しさといった呼吸機能障害の症状がみられることがあります。

小児側弯症の経過観察

レントゲン撮影のための定期的な通院

小児側弯症が軽度であり経過観察と判断された場合には、一般的にはレントゲン撮影のための定期的な通院を推奨されます。

日常生活に制限はない

小児の場合、日常生活での禁止事項は特にありません。ご家族の方からは「運動はしても大丈夫か」「カバンはどっちの手で持てばいいか」「食べてはいけないものはあるか」などの質問を受けることが多いのですが、そのような制限はありません。

ただし、通院を自己中断してしまうと、知らない間に側弯症が進行していることがありますの定期的な画像診断と体のケアはとても大事になります。

側弯症の装具治療

小児・思春期に発症する側弯症の場合には、装具治療を行うこともあります。

適応は?

脊柱の変形が一定以上の角度となり、骨の成長に伴い側弯症が進行する可能性の高いお子さんには装具治療が選択されます。このとき適応となる角度は、変形している部位や骨の成熟度によって異なりますが、だいたい25〜35度で装具治療の適応となります。

50度以上の変形がみられる場合には、一般的に手術治療が選択されます。

治療目的−変形の進行抑制

装具治療は側弯症の進行を抑制するために行う治療法です。

なお、装具治療によって変形した脊柱が元通りの真っ直ぐな形に戻ることは基本的にはありません。曲がった状態が残存するのが一般的です。

治療法や日常生活における注意点

装具治療ではこのようなプラスチック製の装具をなるべく1日中装着する事になると思います。お友達と同じように体育や部活動をしていただくことは可能ですが、運動をする際には装具を外すように説明があるかと思います。

特に体が必ずぶつかったり接触するようなスポーツは、装具によって相手を傷つけてしまう可能性もありますので必ず装具は外した方が良いでしょう。

期間は?

装具治療を行う期間は個人差ありますが、高校卒業前までの場合が多いようです。しかし、長期間装具治療を行うことで、腹筋や背筋といった体幹筋の衰えや装具の拘束によるストレスなど、いくつかの弊害をもたらすこともありますので、必要以上に装具治療を行うのではなく、治療期間をできるだけ短くすることも重要です。そのため、骨成長が進み側弯症が進行しやすい中学2年生頃から装具治療を導入することも多くあります。

日常生活では何を心がけるべき??

食事

  1. 必要な栄養を取る
  2. 不必要なものは取り過ぎない

ことです。

食事は毎日のように食べていることなので、からだへの負担がかかりやすいです。

まずは、栄養素をバランスよく摂取するように心がけましょう。特に大豆の発酵食品は腸と自律神経の改善にはとても効果がありますので、意識して摂取するように心がけましょう。

そして、食べ過ぎや早食いに注意して、腹八分目で終わりにしましょうね。

一度、普段自分の口の中に入れるものに注意してみてください。

インスタント食品はなるべく避けたほうがよい食品のひとつです。

睡眠

これは、自然治癒力に大きく関係してきます。

睡眠の効果としては、下記のようになります。

  1. 脳と肉体の修復
  2. その日起きたことの整理と定着

脳とからだの修復とは、睡眠状態に入ると、成長ホルモンなどの様々なホルモンが分泌され、体の矯正や損傷部位を修復する作業が行われます。

起きている間に大きな負担があると細胞が傷つき機能低下を起こしてしまいます。その機能を回復するのが、睡眠中なんです。

睡眠中に効率よく新しい細胞を生まれ変わらせているんですね。

ストレスなどの精神的な問題も脳の情報となってきます。

ストレスは美容や健康にも影響しますので、ストレスを溜め込まないことも重要です。

睡眠をとることでストレスになっている情報も整理されるため、からだへの負担も減ってきます。

  1. 食事は寝る3時間前には済ませる
  2. お風呂は40°から43°にする
  3. 光の調節

この3項目は良い睡眠には必要な事なので心がけましょう。

運動

効果としては、

  1. 血流を良くする
  2. 脳を活性化する
  3. 体内でミトコンドリアを生成する
  4. 骨の生成がスムーズになる
  5. 心肺機能の低下防止

このように、適度な運動は体に良い影響しか及ぼしません。

普段あまり運動をしていない方は、少しずつ運動を始めてみませんか?

まとめ

あなたの側弯症を改善する為にはまず日常生活を見直してもらう必要があります。

体を良い状態にする事で施術が余る事無くあなたの体に浸透しやすくなります。

その状態を続けることで側弯症で諦めていた着たい服も、やりたい仕事も諦めなくて済むようになるはずです。

あなたが本気で側弯症を改善したいと思い、誰かを頼りたいとお考えでしたらいつでもご相談下さい。

きっとあなたのお役に立てるはずです。

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