「首がこる原因が知りたい。」
「首こりから頭痛が来るのかを知っておく事がるもの??」
「首こりが原因で起こる他の症状もある?」
首こりは肩こりとも関係が深く同時に辛い思いをしている方がとても多くいらっしゃます。
この国民病とも言える首こりがなぜ起こっているのかということを詳しく知りたいですよね?
そしてその首こりから頭痛がくることも同時に知識として頭に入れておいてもらうだけで改善する為の予備知識として必要だと思います。
ここでは首こりの原因とそこからくる頭痛の原因について詳しくご説明します。
首こりから頭痛になるメカニズム
首こりにより頭痛が発生する際のメカニズムは、以下の通りです。
- 首がこる
↓
- 首の筋肉が緊張・収縮する
↓
- 筋肉の中を通っている血管も収縮する
↓
- 血流が悪くなる
↓
- 血管内が酸素不足になり、老廃物が発生
↓
- さらに血流が悪化し、頭痛が起こる
このように簡単に説明するとこんな感じになります。
ここからはもう少し詳しく紹介していきますね。
首こりの代表的な3つの原因
まずは代表的な首こりの原因をご紹介します。
1・筋肉の疲労
言わずと知れた首こりの有名な原因ですね。
これは首に負担がかかる姿勢を長時間続けることで起こります。
例えば、うつむいたままでスマートフォンやパソコン、読書を行う習慣のある方はその事がきっかけで首こりが起こっているかも知れません。
2・血行不良
筋肉が疲労し、緊張状態になると血行不良の状態に陥ります。
血行不良になると、筋肉に溜まった疲労物質が流れずにどんどん溜まってしまいます。
これがもうひとつの首こりの原因です。
この疲労物質が溜まると発痛物質も出てきて、どんどん頑固な首こりへと進化していきます。
3・姿勢不良
よく猫背だから首がこる、と言いますよね。
どうして姿勢不良が首こりの原因になっているのかというお話をご紹介します。
皆さん、人の頭って何キロあるかご存知でしょうか?
大人であれば最低でも5キロはあると言われているのです。
猫背になって体よりも頭が前に出てしまうと、この頭の重たさが首にかかってしまうのです。
この時にかかる負担は30キロほどになるとされています。
これが猫背で首こりが起こる原因です。
- スマホやデスクワーク
スマホやパソコンによるデスクワークを長時間続けていると、首に負担がかかり首の筋肉が硬直してしまいます。その結果、顔が肩よりも前に出てしまい、スマホ首(ストレートネック)になってしまうことがあります。
最近は、大人だけでなくスマホ依存の子供達にも首こりの症状が見られるようになりました。小さい頃から首こりではこれからが心配ですよね。
自分がスマホ首か確認する場合は、耳を出して自然に直立した姿を横から写真にとってもらいましょう。横から見て肩と耳が一直線ではない場合はスマホ首になっている可能性があります。
出来るだけ使用時間を短くし、スマホは目の高さに持ち上げてみるように努力しましょう。パソコン仕事の場合は椅子とデスクの高さを調節し、正面で作業できるといいですね。頻繁にストレッチをしたり、背中をもたれたりするなど同じ姿勢を長時間続けないようにすることが大切です。
- 首周辺の関節や筋肉からくる首こり
過去に事故やスポーツ等でむち打ちや強い衝撃を受けた事がある方も要注意ですね。首周辺の関節や筋肉だけでなく、顎関節、側弯症、頚椎症の経験がある方も、首まわりの筋肉が緊張しっぱなしになってしまい首こりを引き起こすことがあります。
- あごを動かすとカクカク音がし、あごに痛みがある
- 前屈姿勢になると背中の右と左の高さが違う
- 猫背
このような症状がある場合には首コリの原因になっている可能性がありますので、こまめに鏡を見るなど良い姿勢を意識し、顎関節等に違和感がある場合は専門家を受診する事をオススメします。
- 運動不足もしくは筋肉の疲れ
運動不足による首の筋力低下も首コリの原因になることがあります。少し負荷をかけた運動をしても筋肉疲労や緊張が起こりやすくなることで、過剰な緊張状態が続き首の筋肉が疲労しても首コリに繋がってしまいます。
毎日少しずつでいいので力を抜いた姿勢で歩くなど、適度な運動をする習慣をつけましょう。
本当の原因は他にもある!
ここまで代表的な原因をご紹介しましたが、実はもっと深い部分にも原因が潜んでいる場合があります。
それは「内臓の疲労」です。
内臓とは皆さんご存知のように食べ物を消化したり、他にも有害なものを無毒化したり、ホルモンを出したり・・と様々なことを行なっています。
この内臓が疲れてしまうと、体の中では正常な作業が行われなくなり、体を守らなければ!と体の筋肉には自然と力が入ってしまうのです。
これが首こりの原因につながってくるのです。
他にもお腹が痛くなった時に背中を丸めてお腹を守ろうとしますよね?
内臓に疲労が溜まった状態になることで姿勢の悪い状態が無意識化に作られてしまっている可能性もあるのです。
一見関係のないような内臓の疲労もこのようにして首こりの根本的な原因になっている事が少なくありません。
- 内臓からくる首こり
内臓が要因と言われると驚いてしまうかもしれませんが、内臓の疲労が蓄積していたり、血流が悪かったりすると首こりの症状が出やすくなります。内臓が要因の場合、内臓の異常をあまり自覚していない段階で、首こりや肩こり症状がひどくなり内臓疾患が発見されるケースもあります。
首こり頭痛の原因
首が凝っていると、その部分が辛いだけでなく、気分も落ち込んでしまいますよね。
首こりからくる頭痛のことを「頸性頭痛」と言います。この頸性頭痛は、姿勢が悪いことにより、首から頭につながっている神経が圧迫されて起こる頭痛のことです。これは筋緊張性頭痛とも呼ばれ、頭痛の70~80%を占めます。
片頭痛と同じように不定期にズキズキとした痛みが走るため、いったいどちらの頭痛なのか症状だけではわからないのです。
片頭痛は男性よりも女性に多い症状と言われているので、女性が「頭痛がしたら片頭痛」だと思い込むのも無理はありません。
そこで頸性頭痛か片頭痛をチェックする簡単な方法があります。
- お風呂に入って楽になるのであれば頸性頭痛(筋緊張性頭痛)
- お風呂に入ってひどくなるのであれば片頭痛(血管性頭痛)
つまり、血行がよくなると痛みが消えるのなら、姿勢が原因の「頸性頭痛」の可能性が高いのです。
ただし、頭痛は、身体の不調を訴えるサインと見なされています。
「たぶん頸性頭痛だから、しばらく放っておこう」という楽観的な考えは持たないで、必ず専門医のもとで診断してもらってください。
また、頭痛と同じように、首から頭につながっている神経が圧迫されて、目の痛み、歯の痛み、あごの痛みなどが出る場合もあります。
目の奥が痛いと「1日中パソコンを見ていて目を酷使したから」というふうに思いがちです。
首は約6kgある頭の重さを常に支えているので、骨だけでなく首周辺の筋肉にも疲労は溜まりやすい状態になりますね。
考えてみると、寝ている時以外はずっとですからとても信じられないような重労働ですよね。
そんな首コリが続くと、脳への血液や酸素の供給が低下してしまい、老廃物も綺麗に流れなくなってしまいます。特に首周辺の
4本の血管(椎骨動脈)は脳へ血液を送るとても重要な血管で、これを放置しておくと
頭痛、吐き気、めまい、集中力の低下、気力の低下に繋がり、酷くなるとうつ症状も出てくる場合もありますので注意が必要ですよ。
パソコンやスマホなどを使用する頻度や時間が長い方は、長時間同じ姿勢になりがちです。
「血液循環の悪化(血行不良)」が大きな原因ですが、特に首周辺の4本の椎骨動脈は脳へ血液を送るとても重要な血管で、この血管の血液循環が悪化すると当然、老廃物が排泄されなくなりまず。
同じ姿勢が続くことによって、それだけでも血流が滞りがちになってしまいます。
パソコンを使用されている際は、前かがみになってしまうと思いますが、その姿勢を長時間続けることによって、後頭部の血流の悪化や筋肉への負担がかかっていることになるんです。
ちょっとした癖や習慣でも長時間、長期間となると負担も多くなり、影響も大きくなります。
また同じ姿勢でいることで血流が停滞すると、筋肉も硬くなってきます。
特に首周辺は頭をずっと支えていますから、コリやすいのも納得していただけるのではないでしょうか??
目の疲れからも首こり頭痛になりやすい?
また眼精疲労も首こり頭痛に大きく影響します。
ですので、パソコンを使う際はできるだけ前かがみにならないよう、良い姿勢を保つことを心がけましょう。1時間に一度は意識的に立ち上がるなどして体を動かすようにしましょう。
眼精疲労にはこめかみの周辺を優しくマッサージするか、蒸しタオルを置くなどして血行を促進するのもお手軽でオススメです。
- その他にも首こりが原因で起こる様々な症状
-
- 集中力が落ちる
- イライラや憂鬱
- 肌トラブル
- 手などのしびれ
まとめ
もし今出ている症状が首こりのみでもきちんと原因から改善しておかなければにも様々な不調を招いてしまいこれから先も長く不調に悩んでしまい更に改善が難しくなる事にもなり兼ねません。
首こりは体からのSOSです。
体からのサインを見て見ぬふりをせずに本当の原因からすっきり解消しておいてあげましょう。
なかなか治らない首こりを今度こそ本気で改善したいという方は一度当院までお問い合わせくださいね。
あなたのお役に立てると幸いです。