「仕事中に頭痛がしてきて困る。」
「薬を飲んでも効果が感じられない。」
「原因が突き止められれば頭痛に悩まずに生活できる??」
このようなお悩みの多い「緊張型頭痛」ですが、きちんとした方法で根本的に改善してあげることができる症状です。
薬や長時間のマッサージを受けてもなかなか改善しない場合はきちんとあなたの緊張型頭痛の原因から治療できていない可能性があります。根本的に頭痛の原因が解決もしくは頭痛がひどくならないようにできれば薬を手放せない生活もしたい事を我慢する事も無くなりますよ。
主に緊張型頭痛の原因を紹介し症状、治療法などんな方法があるのかなど必要なことを紹介していきますね。
緊張型頭痛の原因は?
仕事や日常生活は人それぞれ皆さん同じではありませんよね??
それでも緊張型頭痛で悩んでいる方はとても多くいらっしゃいます。
では、なぜ緊張型頭痛を発症してしまうのか??
それは何が原因なのか??
大前提として挙げられる事は、
「頭の位置が悪く、正常な位置にない為に無駄な力が入り、常に全身が緊張状態にある」
という事です。この状態になっていると自分では気づかない内に体のバランスも悪くなってしまい応急処置のようにマッサージをしたり服薬をしてもその場しのぎになるだけで再発を止められないという事になりますね。
極端な猫背などの姿勢不良
猫背や同じ姿勢での長時間の作業をよくしている場合に緊張型頭痛を発症している方はとても多いです。
このように姿勢不良が当たり前になってくると肩こりや首こりといった症状や頚椎(首の骨)の変形などが起こってきます。
そして、自分で中々改善できずに毎日継続してしまうと悪化してしまい緊張型頭痛を引き起こしてしまいます。体が癖付いてしまった悪い姿勢は簡単に取れるものではありませんが、きちんと規則正しい生活を送る事や、意識して姿勢の改善に取り組むことで改善が見られますよ。
日常生活で、遠くを見ることなく下を向いた状態で過ごすことが多いのではないでしょうか?
背中はもたれても頭は真下を向くような姿勢や、顎を前に突き出す姿勢を長時間とっていると、頭が前方移動した状態になり首から踵まで後ろにある全ての筋肉が緊張しっぱなしになりますね。すると、筋肉に引っ張られる事と頭の重さが下にいくことで首の骨の正常なカーブはまっすぐになってしまいます。
人間の頭の重さはスイカと同じように約5〜6kgあるので、首にスイカを乗せているようなものです。そんな状態を長期間続けることで、首の正常なS字カーブは失われていきます。
病院でレントゲンを撮ってみたら、首の骨が真っ直ぐな状態(ストレートネック)が緊張型頭痛の原因とされることもあるようですが、骨の形は1日や2日でそうそう変わるものではありません。
ストレートネックも、「原因」ではなく、日常生活の中で首に負担が積み重なった「結果」だという事です。ですからストレートネックが緊張型頭痛の原因という訳では無いんですね。
S字カーブがなくなった首の骨は、頭の重さをうまく支えられなくなります。するとどこかの筋肉がその分頑張らなくてはいけなくなります。例えば、首や肩、背中などの筋肉が、頭が前に倒れてしまわないように、頭が垂れているのとは逆方向に筋肉を引っ張り続けることで、常に緊張状態(コリ)になってしまうのです。
つまり、極端な猫背姿勢や長時間の同一姿勢で頭の位置が悪くなってしまい緊張型頭痛を生み出しているという事になります。
身体的・精神的ストレス
緊張型頭痛は「ストレス頭痛」とも呼ばれ、デスクワークや車の運転などで同じ姿勢が続くことや、睡眠不足、運動不足、目の酷使など疲労による身体的ストレス、また、悩み事や不安などの心労による精神的ストレスなどが原因と言われることが多いです。
しかし、緊張型頭痛にかかる患者さんには、男女差や職業による違いなどはあまり見られず、子どもから高齢者まで幅広い範囲で生じます。一概にストレスだけが原因とは言えないのではないかと私たちは考えています。
もちろん、ストレスの存在を完全には無視できません。しかし、それならばどうしてあなたと同じ職場で同じ仕事をしていても緊張型頭痛になる人とならない人がいるのでしょうか?
そもそもの話をすると、ストレスは生きている限り大なり小なり誰にでもかかっています。「ストレス」と聞くと、イヤイヤ仕事に行く姿を想像する方が多いかもしれませんが、楽しい時間を過ごすことも体にとっては実はストレスなのです。
ストレスを減らすことはできてもゼロにすることは不可能なので、ストレスだけが原因であれば、それを無くさない限りあなたの頭痛は治らないということになってしまいます。
ですから「緊張型頭痛は精神的ストレスのせい」、「ストレスがなくならない限り治らない」ので、”うまく付き合って行くしかない”という説明が病院でなされたとしたら、それは正しいものではありません。
ですが、頭の位置が正常になり全身の緊張状態が無くなれば自律神経の調整も滞りなく行われ、睡眠時に体の疲労やストレスを回復できるようになるので、自分自身で調節できるようになりますよ。
あなたの緊張型頭痛の正しい原因と治療方法を知り、頭がすっきりと気持ちの良い状態にしていきましょう。
緊張型頭痛の症状は?
緊張型頭痛の特徴的な症状は
- 後頭部を中心にしたジーンとした鈍い痛みがある。
- ほぼ毎日頭痛があり、一日中続くことがある。
- デスクワークをしていると痛くなる。
- 肩こりや首こりもよく感じている。
- めまい、ふらつき、だるさを感じることがある。
- 温めたり体を動かすと楽になる。
などが挙げられます。酷い場合は吐き気・耳鳴り・睡眠障害などの生活にも関係してくる支障が出る場合がありますので注意が必要ですね。
症状によって片頭痛(偏頭痛)の場合もあります。
- 前兆として閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる光が見えたりぼやけて見えたりする。
- ズキズキと脈打つような痛みがある。
- ときどき頭痛を感じ、数時間〜数日続く。
- 頭の片側に起こることが多い。
- 吐き気を伴うこともある
以上の症状の場合には片頭痛(偏頭痛)であることが多いです。
では、どうしたら良いのか??
寝ても覚めても頭痛にたいする恐怖にも似た気持ちがなかなか晴れる事は少ないのではありませんか??
人は睡眠時にホルモンなどの自己回復能力のおかげで体をリセットできるようになっています。しかし、現代社会ではストレスや疲労が多すぎて一晩では回復しきれずに、持ちこしてしまいます。その上に更にまた同じようにストレスや疲労が蓄積されていくので改善したいと思ってもなかなか改善できないのが実際ですね。
ですが、日常生活を見直してできる事か変えていく事で、自己回復能力を高め、緊張型頭痛の改善が望めるようになります。簡単ですよね??
食事
- 必要な栄養を取る
- 不必要なものは取り過ぎない
ことです。
食事は毎日のように食べていることなので、からだへの負担がかかりやすいです。
まずは、栄養素をバランスよく摂取するように心がけましょう。
そして、食べ過ぎや早食いに注意して、腹八分目で終わりにしましょうね。
睡眠
睡眠不足や、睡眠の質が低下していると、睡眠をとったとしても疲労が完全に抜けきらず、どんどん蓄積されていき緊張型頭痛などの症状が起こってしまいます。
これは、自然治癒力に大きく関係してきます。
睡眠の効果としては、下記のようになります。
- 脳と肉体の修復
- その日起きたことの整理と定着
脳とからだの修復とは、睡眠状態に入ると、成長ホルモンなどの様々なホルモンが分泌され、体の矯正や損傷部位を修復する作業が行われます。
起きている間に大きな負担があると細胞が傷つき機能低下を起こしてしまいます。その機能を回復するのが、睡眠中なんです。
睡眠中に効率よく新しい細胞を生まれ変わらせているんですね。
ストレスなどの精神的な問題も脳の情報となってきます。
ストレスは美容や健康にも影響しますので、ストレスを溜め込まないことも重要です。
睡眠をとることでストレスになっている情報も整理されるため、からだへの負担も減ってきます。
- 食事は寝る3時間前には済ませる
- お風呂は40°から43°にする
- 光の調節
この3項目は良い睡眠には必要な事なので心がけましょう。
運動
効果としては、
- 血流を良くする
- 脳を活性化する
- 体内でミトコンドリアを生成する
- 骨の生成がスムーズになる
- 心肺機能の低下防止
このように、適度な運動は体に良い影響しか及ぼしません。
普段あまり運動をしていない方は、少しずつ運動を始めてみませんか?
日常生活の改善
毎日の生活でいえば、デスクワークの場合は背中が丸まらないように、モニターの高さをできるだけあげて目線をおこし、キーボードをなるべくお腹の前にもってくることで肩を巻き込まないようにできるので効果があります。日々の負担を減らせるといいですね。
椅子の高さも大事です。膝は90°になるといいです。
日頃の姿勢を注意しよう
緊張型頭痛は猫背で肩も前に出てしまい、うなだれるような姿勢だと起こりやすくなります。
デスクワークやスマホの見過ぎで頭が前に出て背中が丸くなっている姿勢がまさにその姿勢ですね。
いつも片側に重たいショルダーバックをかけている人も要注意です。
重たさによって肩甲骨が下にさがってしまい、首や肩甲骨をつないでいる筋肉を常に伸ばしている状態となります。
『なで肩』の人は荷物を下げている事で常になで肩の状態を作ってしまっている事になるので注意しましょう。
長時間同じ姿勢を取らない
パソコン作業などの場合、、1時間に1回は休憩を取りましょう。肩や首、腕を回したり、背筋を伸ばしたりと、ストレッチをすると効果的です。
正しい姿勢を保つ
座る時は、あごを引いて背すじを伸ばすと、頚椎が自然なカーブを描き、負担が少なくなります。正しい姿勢は疲れにくいため、日頃から意識しましょう。
冷えを解消する
首や肩が冷えると凝りの原因なります。スカーフや肩掛けなどで冷房が直接当たらないようにしましょう。
同じ腕で荷物を持たない
荷物をかける時、どうしても安定感のよい側にかけがいです。しかし、いつも同じ側に荷物をかけていると負担が偏り、緊張型頭痛になりやすくなりますから、できる限り交互にかけるようにしましょう。
これであなたも寝て起きたらスッキリと目が覚めて朝が来るたびにまた頭痛がしないか怖く感じる事も無くなるはずですよ。
この情報を知っていると言われるかもしれません。しかし、知っていてもこのブログを見て頂いているという事は改善できていないという事ですよね??
きちんと理解し少しずつでもあなたの日常生活を変えれていれば改善できるはずですのでもう一度一緒に頑張りましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか??今すぐにでも日常生を変えられそうな事ばかりではありませんか??緊張型頭痛をすぐにでも改善させていくには薬やマッサージでは無く、
あなたの姿勢・あなたの頭の位置・あなたの日常生活です。
この3つを改善する事であなたの辛い症状を感じる事の少ない、とても有意義な人生が待っています。
大袈裟では無く頭痛の心配がなくなるだけで心がウキウキしてくるはずです。
あなたが自分1人では難しい・なかなか改善せずに困っている。というのであればいつでも当院にご相談下さい。
当院ならあなたの緊張型頭痛の根本原因から改善し一緒に豊かな人生を作るお手伝いが出来ると思います。