「フラフラする時に三半規管はどうなってる?」
「三半規管てどんなもの?」
などなど・・・。
自分の体にある器官の名前を聞いたことはあるけどイマイチ理解していないのでは?
この三半規管も実は自律神経と深い関係があります。
自律神経のお話と合わせて読んで頂けるとより理解が深まると思いますし、今後の体の改善の為にも参考になると思いますよ。
三半規管とは?
「三半規管」とは耳の奥にある器官で、平衡感覚に関与している部分の名前になります。チューブ状になっている3つの管(半規管といわれるもの)から構成されていて、3つの半規管なので「三半規管(さんはんきかん)」と呼ばれています。
この3つのチューブ状の管が全て90度ずつ違う方向に傾いておりそれぞれが別々の方向を感知し、自分の体がどの方向にどの程度傾いているのかを脳に伝える役割をしてくれています。
この三半規管のおかげで体がどの方向にどれだけ傾いているのかがわかります。なので、普段何気ない「立っていること」も「真っすぐ歩く」ことも三半規管がきちんと機能しているからなんです。
三半規管と自律神経の関係
三半規管もモチロンのこと自律神経の影響を受けます。 「三半規管の異常は自律神経の乱れ」が、全ての原因ではありませんが 、仕事や人間関係など、ストレスの多い現代人は「三半規管の異常の原因は自律神経の乱れ」というパターンがとても増えています。
どんな影響があるのか
ストレス過多の生活によって自律神経が大きく乱れてしまい、交感神経が活動過多です。すると三半規管への栄養や血流が不足してしまい、正常に機能しなくなってしまうのです。
医師に診てもらっても、三半規管に異常があるのかを診断するのはとても難しく、「特に異常はなさそう」「原因は別の場所にありそう」などなど・・
どんな症状があらわれる?
自律神経の乱れからくる三半規管の異常では、
- 体が浮いているようなめまい
- グルグルと回るようなめまい
- 同時に耳鳴りもする
- 頭痛が頻繁にする
これらがおもな症状ではありますが、いずれかに当てはまるからといって、「私のめまいは自律神経失調症からくるものだ」 と自己判断は絶対にせず、医師の診断を受けるようにしましょう。
日常生活での改善
ここで取り上げている三半規管の異常は、ストレス過多の毎日で交感神経が活動過多が原因と仮定しています。なので「ストレスを減らす」「ストレスをためないように発散する」ことが大切になります。
- 早起きして、太陽の光をあびる
- 適度な運動をする(ウォーキング、ジョギング、ラジオ体操)
- 食事は楽しく適量を食べる
- 大豆発酵食品を多く摂る(お味噌、納豆)
- シャワーではなく湯船に肩までつかる
- 寝る1時間前にはテレビ、パソコン、スマホ、ゲーム、テレビは消す
- 軽いストレッチやソフトなマッサージは日常的にしてみる
- 深呼吸をする(鼻から吸って口からゆっくりと息を吐く)
ストレスを全く受けないようにするのは、ほぼ不可能な現代ですから、溜め込まないように頻繁に発散するようにしましょう。
これが自律神経のバランスを崩さないようにする方法です。自然とできている方もいれば今から意識しなければならない方もいるでしょう。しかし自律神経の乱れによって三半規管の異常がある場合は意識せずに改善はとても難しいものですのでゆっくり改善していきましょうね。
特に心身ともにリラックスしたり回復してくれる 「副交感神経」 を活性化することがとても大事になりますので上記の改善方法に加えてあなたの副交感神経も活性化していきましょう。
まとめ
三半規管と自律神経について紹介していきました。
三半規管自体の紹介はまた別の機会にさせて頂きますが、構造はかなり複雑ですのでいっぺんに把握することは困難です・・・・
しかし、自律神経との関係でともに深い関係なのは理解いただけたと思います。
ですので、三半規管の障害だとしてもそれは、自律神経が先に乱れてしまっている結果かもしれませんので詳しく検査してもらいましょう。
検査して、医師との治療が改善に結びつかない場合にはいつでもご相談下さい。
当院は自律神経の乱れからくる三半規管の障害でもあなたのお役に立てると思います。
少しずつでもあなたの人生がより良くなれば幸いです。