「耳鳴りが続いて不快だ!」
「耳鳴りは悪化するだけなの?」
「なにか自分で出来る事はない?」
あなたも耳鳴りで病院を受診したが、なかなか改善しない状態ではないですか?
耳やその周辺に明らかに耳鳴りを発症させている病態がない限り、原因の特定をする事や、症状に対して明確な治療方法が確立されていない障害なのです。
病院で処方された薬を飲んでも症状が治らないばかりか、未だに原因すら掴めずにお手上げ状態となっている人も多いと思います
そんな時はあなた自身で耳鳴りの治療を行ってみてはどうでしょうか?何もせずにじっと耐えていても耳鳴りは改善しません。
少しずつでいいので参考にしてもらえると良いと思います。
ここでは、耳鳴りの改善が期待できる体操やツボを紹介していきたい思います。
耳鳴りの種類
耳鳴りは多くの場合、「音の発生源がないのに音を感じること」だといえます。
耳鳴りがすると「リラックスできない」「よく眠れない」という声を耳にします。耳の中で、実際には鳴っていない音が聞こえてくることはストレスになるだけでなく、日常生活にも悪影響を及ぼします。耳鳴りには様々な種類があります。聞こえ方も、片耳だけの場合、両耳の場合もあります。
自覚的な耳鳴り
本人だけが聞こえる耳鳴りで、ほとんどの耳鳴りは自覚的耳鳴りです。この耳鳴りの多くは内耳や聴神経などの異常が原因と考えられています。
他の症状を伴う耳鳴り
耳鳴りと併せて難聴やめまい、吐き気や頭痛の症状が同時に出ている場合は、他の重大な病気が原因である可能性がありますので、なるべく早く医療機関を受診しましょう。
耳鳴りの一般的な治療法
耳鳴りの治療は以下のように主に5つに分けることができます。
お薬を飲む・注射する
基本は薬による治療になります。
使われる薬は精神をコントロールする働きがある、抗不安薬、抗うつ薬が中心です。
精神的に作用する薬を使うことで、耳鳴りの症状の軽減に効果が期待できるものです。
他には、自律神経の働きを安定させる調整薬や血流改善薬を使います。
いずれもそのときの症状に応じた治療法(対症療法といいます)を行います。
炎症などによって損傷した耳の中の部分が再生や改善が可能な場合に限り、手術も行われます。
ステロイドホルモン薬を注射を使って注入する方法もあります。これは、数回にわたって注入します。
星状神経ブロック
星状神経節といわれる首にある左右一対の交感神経節には、脳・首・肩・腕・胸・心臓・肺などの神経が集中しています。
この部分に局所麻酔薬を少しの量注射することで緊張がゆるみ、自律神経のバランスが良い方に働き出し、耳鳴りも楽になります。
耳鼻咽喉科・ペインクリニック・麻酔科で受けられます。
原因療法
原因療法は、耳鳴りの原因がある程度分かっているときに、その原因そのものを治療してしまう方法です。
例えば耳鳴りの原因が中耳炎であるなら、中耳炎の治療をします。めまいが主な症状であるメニエール病や、突然、聴力が極端に低下する突発性難聴が原因であるなら、それぞれの治療を行います。
耳鳴りの抑圧療法
耳鳴りの抑圧治療は、耳鳴りを様々な方法で封じ込めて本人ができるだけ耳鳴りを意識しないようにする方法です。
例えば精神安定剤や鎮静剤、抗けいれん剤、漢方薬などを使用することで、リラックスした気分にすることです。ステロイド剤を耳へ注入して炎症を抑えたり、なかには雑音で耳鳴りを遮るという特殊な治療法もあります。
心理療法
心理療法は、専門医によるカウンセリングなどによって耳鳴りを自分でコントロールできるようにする方法です。
自分で手軽にできる方法としては、マッサージなどで肩こりを解消したり、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かることで血行をよくしたりすることで症状を軽くすることができます。
ストレッチやツボで「セルフ治療」
耳鼻科などを受診するとまず耳鳴りの治療方法はお薬の服用から始まると思います。
医師からのご指導はそんなに多くはないと思いますが、私達からのアドバイスっはそれだけではありません。
もちろんお薬を出したり等はできませんが、自宅で、自分でして頂ける改善方法をお伝えできます。
耳鳴りの原因には、全身疲労からくる機能低下や耳周辺の筋肉の硬直など様々な要因が絡みあっている場合が多いです。
耳鳴りは、普段からの適度な運動やあなたに合ったストレス発散方法である程度は事前に回避できる可能性も高いのですが、現代では規則正しい生活や自分で健康管理をすること自体が難しくなっていますよね。
ですが、簡単な方法ならば、少しの時間でコストもかかりませんのでチャレンジしてみて下さいね。
ストレッチ
耳鳴りを改善するための体操には、耳の周囲の筋肉をほぐすストレッチがあります。
- 両肩の力を抜いて、ゆっくりと首を左に回して30秒そのままにします。
- ゆっくりと首を元に戻して正面を向きます。
- 1と同じ要領で首を右に回し、30秒そのままにします。
- ゆっくりと首を元に戻して正面を向きます。
- ゆっくりと頭を後ろに倒して天井を見て、30秒そのままにします。
- ゆっくりと頭を起こして正面を向きます。
- 頭をゆっくりと下に傾けて、首後ろ側が少し引っ張られるぐらいの所で止めて、30秒そのままにします。
- ゆっくりと頭を上げて正面を向きます。
この運動を3回繰り返しましょう。
ツボを押さえる
身体に数百あるツボは、体に異変が起こると連動して関係する場所が悪くなります。
その際に周辺のツボを刺激してあげることで回復力が高まり、自然治癒力も高まるのです。
耳鳴りに効くツボはたくさんあり、
耳の穴の入り口付近に付いている三角形の突起の前方にある「聴宮(ちょうきゅう)」
聴宮のすぐ上のへこんだ部分にある「耳門(じもん)」
聴宮のすぐ下のへこんだ部分にある「聴会(ちょうえ)」
耳たぶの後ろの窪んだ部分にある「翳風(えいふう)」
リラックスした状態でこの4つのツボを15秒ずつ中指で軽く押さえてみましょう。
グリグリしたり、強く押すのは逆効果になりますので軽くでいいですよ。
これも4つを1日に3回ずつ押さえられるといいですね。
日常生活から治していく
医療機関での治療と同時に、大切になるのは日常生活からどれだけ軽減につなげていけるかということです。
耳鳴りのメカニズムは解明されていないことが多いものの、ストレスや疲労の蓄積、不規則な生活習慣や偏った食生活など色々な物の影響の集積として耳鳴りが起こっているとの見方もあるのです。
したがって、食生活を見直して偏りが少なくする事、お酒やたばこを控える、生活リズムを整える、睡眠を多めに取る、運動を習慣的に行う、ストレス解消に取り組むなどの様々なアプローチが、耳鳴りを軽減するために役立つのです。
これらの日常における努力の上に医学的なアプローチが加わることで、耳鳴りを効果的に改善していくことができるでしょう。
耳鳴りの対策
- 睡眠をしっかりとる
早寝早起きが体に良いのは、体が健康に近い人だけです。そのため、耳鳴りが辛い方は早く寝る必要はありますが、早く起きる必要はありません。お仕事が休みの日などはしっかりと寝て体を休めてください。
- 無理せず休養をとる
体を休める(睡眠を取る・リラックスする)ことによって自律神経の副交感神経(体を回復してくれる神経)への移行がスムーズになり、自然治癒力が高まる事で症状を安定させてくれます。
- 入浴は熱くないお湯にする
入浴は全身の血行を良くし、新陳代謝を高めてくれます。耳鳴りがある方は、熱めのお湯に長湯したり、長く肩までしっかり浸かるのは、血圧や心臓に負担をかけてしまいます。胸ぐらいから湯に浸かることがおすすめです。夏場でもシャワーでけで済まさず、38度~40度くらいのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。
これだけでも、副交感神経が働きやすくなり全身のめぐりもよくなるので耳鳴りの治療効果は高まります。
- カフェインを取らない
「コーヒー、紅茶、お茶、栄養ドリンク、コーラ、チョコレート」をなるべく摂らないようにすること。カフェインを摂ることで交感神経が過剰に働いてしまうことになります。体にエネルギーをしっかり蓄えるどころか、内臓は働きを弱めてしまい緊張状態が継続することになってしまいます。そのため体にエネルギーが無くなってしまい耳鳴りが悪化する原因となります。
効果が高く、薬に頼らない「耳鳴り」改善の根本治療法
「耳鳴り改善」の治療法は
内臓・自律神経・脳脊髄液を含めた全身整体
全身の緊張がある場合、痛みやそれからくるストレスが多くなり、内臓・自律神経・脳脊髄液の乱れを起こす原因となります。そのため速やかに「正常に戻して緊張を取る」必要があります。そして、緊張を緩めて血管を拡げることによって「頭蓋骨・内臓・隔膜・脳脊髄液などの循環」が良くなります。体全体のめぐりが良くなることによって耳鳴りの改善につながります。
ストレスに対する考え方を強化
内臓・自律神経が整う事により考え方なども方向転換できるようになるので、ストレスに対する考え方も強くなう効果が得られます。
まとめ
以上の方法はどのような耳鳴りのタイプでも試して頂ける方法です。
もちろんこれだけすれば耳鳴りがとーっても改善するといいう保証はありません。
上記したように食事、睡眠、運動を日頃から気をつけて、体の内からも外からも耳鳴りに対する治療を進めていかないといけません。しかし生活習慣の見直しや日頃からの少しずつのケアで耳鳴りは確実に改善に向かいますよ。
ツボは効果が目に見えて分かるものではありませんので耳鳴りの度合いをご自分でも感じながら続けていきましょう。
それでもはっきりとした改善が分からない場合は悩んで症状を悪化させる前に一度、当院にご相談下さい。
耳鳴りに対する対応もできますのであなたのお役に立てるはずです。
これからも耳鳴りで苦しみたくないと思いますので、少しでも豊かな人生になるようにお手伝いさせてもらいますね。