耳鳴りの治し方「5」選!まずははじめましょう!

「耳鳴りがつらい!何かできる事はない?」

「簡単に改善できそうな事はある?」

耳鳴りはとても不快ですよね。しかも長引いていると余計に不安になりますよね?

ここでは日常生活で改善していく部分について紹介していきます。

あなたも少しずつ変化を起こすことが出来れば、耳鳴りの改善、もしくは治し方にも繋がるはずです。

参考にしてみて下さいね。

耳鳴りの原因になるもの

  1. 病気の影響による耳鳴り
  2. 骨格系の歪みによる耳鳴り
  3. 心理的ストレスが影響して発生する耳鳴り
  4. 加齢変性による耳鳴り
  5. 大きな騒音などの障害による耳鳴り
  6. 顎関節症よる耳鳴り

大きく分けるとこれら6つの原因があり、そして長期間にわたって症状のある方が多くおられます。

ここからこの6つの原因について説明していきたいと思います。

病気の影響

中耳炎

中耳炎には種類がいくつかありますが、1番多いものは急性中耳炎です。

子どもがかかることが多いですが、花粉症や鼻炎などで鼻をすすってしまう回数が多い事や、プールや入浴中などで耳の中に水が入ること、又、鼻やのどの風邪の細菌による原因などでは、大人でもなることがあります。

外耳炎

外耳炎の症状は耳鳴り、その他に激しい耳の痛みとかゆみが挙げられます。症状が悪化してしまうと強い臭いを伴う黄色、または白色の耳垂れが出るようになります。

内耳炎

内耳というのは鼓膜の内側のことで体のバランスを取るために不可欠な三半規管と音の感覚器官である蝸牛があります。炎症または感染が起こってしまうのが内耳炎です。

鼓膜炎

子どもよりも20〜40代の成人女性に多いのが鼓膜炎です。片側の耳に発症する事が多く、両側の耳に起こることはまれです。
症状は、耳の奥のかゆみ、耳鳴り、軽い難聴などです。
また、鼓膜に水疱ができ、出血をともなう耳漏(耳だれ)が出ることもあります。

耳管開放(狭窄)症

「ゴーン」「ブーン」という低音の耳鳴りが特徴です。耳の中にある気圧を調整する弁の開閉が、のどや鼻の炎症によってうまくいかなくなります。それによって音をうまく伝えられなくなるものです。

骨格系の歪み

頭蓋骨の1つである側頭骨に隣接した場所に「三半規管」があります。

側頭骨がゆがむと、近くにある三半規管も位置がずれるなどの刺激が加わり異常をきたしてしまいます。この刺激により、三半規管内のリンパ液が増えて内圧が高くなることで、めまいや耳鳴りが起こるのです。

心理的ストレス

簡単に言ってしまえば、「聞きたくないことを聞こえなくするために耳鳴りを起こす」ということです。

耳は自分の意識の焦点に合わせて、必要な情報を取り入れる能力が生れつき備わっています。

大勢の人がいる騒がしい環境の中でも、目の前の人との会話は無難におこなえるのはこの能力のおかげです。

これはカクテルパーティー効果と言って、雑音と人の声、そして必要と判断するものの音を脳機能によって自動的に分別できる能力が、備わっているので可能となるのです。人間って凄いですよね~。

そして耳は聞き取ることよりも、時にはシャットダウンして、余り情報を取り入れまいとする「自己防衛」としての機能を働かせる場合もあります。

このような状態は学校や職場での人間関係、疲労などがピークに達したときに起こり、これが先述のように耳鳴りとして出てきます。

加齢変性による耳鳴り

ほとんどの中高年の方が、一度は「キーン」という高音の耳鳴りや、「ザーッ」という耳鳴りを経験するよと言われています。

加齢変性が原因の耳鳴りは、耳の奥の蝸牛にある有毛細胞の働きが年齢とともに衰えたり、老化によって変形をきたしてしまうことで生じるようになります。耳鳴りだけのこともありますが、場合によっては、難聴を伴うこともあるようです。

大きな騒音などの障害による耳鳴り

大きな音を聞いた後、「キーン」という耳鳴りや聞こえ難さを感じることを『音響外傷』と言います。

これは、大きな音によって内耳の蝸牛という器官にある有毛細胞が一時的にダメージを受けたもので、自然に治ることが多いです。

しかし、長期間繰り返して騒音を聞くことで大きな音に慣れてしまい、難聴の症状が慢性化すると、治療を行ったところで聴力が回復しない、というケースも多くなってきます。

顎関節症よる耳鳴り

顎関節症とは、その名の通り顎の関節に異常をきたしてしまう症状のことです。主に「口を開けにくい」「または逆に口を閉じることができない」「口をあけると痛みを感じる」「固い物を食べると痛い」「顎を動かすと関節のカクカク音がする」というものです。ただしこの症状は顎や口周りだけでなく、目の疲労感、耳鳴り、呼吸困難といったものにまで及ぶとされてます。顎関節症になる原因も様々あり、外傷によるもの、歯ぎしりや歯を食いしばる習慣がある、柔らかい食べ物しか食べないことによって顎の筋肉が衰え、さらには物を噛む時の癖によって起こるともされています。日本では若い女性にこの顎関節症になる人が多いという傾向があります。

この顎関節症がどうして耳鳴りにつながるのかというと、顎の関節の歪みが耳の中である内耳器官にまで及びその働きが損なわれてしまうことなどが考えられています。いずれにしても、顎の関節と内耳は非常に近い場所にありますし、耳は耳垢がつまっても耳鳴りをおこすほどデリケートな器官ですから、影響を受けやすいのだと考えられます。

このため顎関節症を患っている場合は、それが耳鳴りの原因なり得ます。このため耳鳴りをなくすには、顎関節症の治療が必要な場合もあります。このような症状が思い当たる場合は顎関節症の治療を優先するといいと思います。また原因不明の耳鳴りに悩まされている場合で顎関節症の症状に思い当たることがあれば、口腔外科や歯科を受診してみることも考えましょう。

耳に負担をかけないよう

自分ではあまり気づかない事ですが、目や耳は毎日がんばって仕事をしています。耳鳴りは「聞きたくない音を遮断する為に発症する」

とも言われています。ですので、普段のテレビの音や苦手な音は極力小さくするなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

単純に大きな音を聞きすぎると、耳鳴りが悪化する場合が多いので気を付けてみましょう。

イヤホンつけたりや電話をよくする場合も長時間の使用は避けましょう。

耳鳴りを悪化させる可能性のある飲食物をやめる

耳鳴りの原因やその人の生活習慣によって差はありますが、食べ物でも悪化に繋がることもあります。ほとんどの耳鳴りを発症している方に当てはまるので参考にしてみて下さい。

以下の飲食物やお薬等は、耳鳴りの悪化に繋がります。一度に全部やめてしまうと、何に影響されていて、何に影響されていないのか、わからなくなってしまうので、1つずつ試してみるといいと思います。

カフェイン・・・コーヒーや栄養ドリンクなどカフェインの多く含まれる飲み物は血液だけでなく、交感神経の興奮にも繋がるので耳鳴りが大きくなる可能性が高くなります。

お酒・・・アルコールは血流を過剰に良くしてしまうものなので、耳鳴りには良くありません。肝臓や腎臓に負担をかけてしまうと疲労を起こしてしまい、体の歪みに繋がってしまいます。

鎮痛剤・・・痛み止めなどのお薬も服用し過ぎると耳鳴りを長引かせてしまう要因になります。

塩分や辛い食べ物も摂り過ぎると血流に関係し、良くなるものでは無いので摂り過ぎには注意しましょう。

また、タバコは耳鳴りを悪化させると科学的に証明されているので、耳鳴りの症状があるのに喫煙をしている場合はやめましょうね。

喫煙により含まれる物質が血管を収縮させるため、耳周辺の筋肉や神経への血行が悪くなります。筋肉が縮み、血管も縮んでしまうと更に耳鳴りの音が大きくなる可能性があります。

摂取するのに良い食べ物は「根菜類」ビタミンの含まれる「豚肉」血流を良くしてくれる「小豆」などを中心に摂るように心がけましょう。

充分な睡眠を取る

体の疲労でも耳鳴りがひどくなります。まずは睡眠時間を確保してください。

そして、寝る時間帯にも気をつけましょう。1番望ましいのは22時~2時の間に寝る事です。

この時間は体の中で自然治癒力が高まるホルモンが1番分泌されやすい時間帯なので、できるだけこの時間帯に寝るのが良いです。

もちろん睡眠時間も大事です。なるべく6時間以上は確保できるようにして下さいね。

適度な運動を心がける

適度な運動は欠かせません。体を動かしている間は耳鳴りが気にならない場合が多いので、そういった時間も必要です。

特に近年は生活習慣の変化で体を動かす時間が絶対的に減っている私達は運動する時間を決めて作らないといけません。

30分でいいんです。帰り道に歩く時間を作ったり、朝少し早起きして散歩をする事から始めましょう。

運動をすると、体が疲れる→夜しっかり寝られるというように良いサイクルが出来やすくなりますの頑張りましょう。

リラックスタイムを持つ

耳鳴りを気にしてしまうと不快になる一方なのでストレスですよね。そしてストレスを感じると余計に耳鳴りも気になってしまいます。

このように良くないサイクルにはまってしまいますので、あえて気分が休まる時間を作るようにしましょう。

音楽を聴いたり、趣味の事をしてみたり、ストレス発散法がある場合はその時間を増やすと良いと思います。

気持ちが休まると副交感神経が優位になり、興奮状態によく出てくる耳鳴りはマシになるはすです。

まとめ

あなたの生活で見直すべき点がみつかりましたか?

何か1つか2つぐらいは当てはまるのではないでしょうか?

耳鳴りの治し方で大事なコトは特に、運動、睡眠、食事が欠かせません。体の内面から自分の改善をする事も心掛けましょう。

外面、つまり仕事や家庭の要因はガラッと変えられるものは少ないと思うので、自分のゆっくりできる時間を確保する事から始めましょう。

それでも改善が見られ無いときは悩む前に一度当院にご相談下さい。

あなたのお役に立てるはずです。

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