「肩こりがつらくて、病院に行こうか迷っている。」
「病院に行くなら何科を受診すればいいんだろう?」
「病院に行っても自分の症状の何を説明しよう・・・」
あなたはこのようなお悩みや不はありませんか?
マッサージをしてもらったり自分で運動や体操を頑張ってしてもなかなか改善しないとても頑固な肩こり・・・
少しずつ頭痛の頻度も増えてきたような気もする・・・
このように長期間の肩こりが持続していくと色々な症状もでてきますよね。
あまりにも辛い場合は病因を受診して、ただの肩こりか、そうじゃないのか。ここでの情報を元にあなたの症状について少しず知識にしてもらうと悩みも少し減らしてもらえると思いますよ。
病院で肩こり治療をしてもらう際のポイント
ここからは、適切な肩こり治療を受けるためのポイントをいくつかご紹介します。
- 肩こりは「何科」を受診したらよいか?
病院に行き、肩こりの治療をしてもらうと言っても、具体的に「何科」にかかればいいのかというと・・・。
まず、思い浮かべるの「整形外科」かと思います。しかし、肩こりの自覚症状によって、適した科目が異なるようです。
肩こりだけの場合
「頭痛もあまり無く、一般的な肩こり症状のみだと思うが、その症状が耐えられないぐらい」という場合には、整形外科を受診してもらう事が無難だと思います。
この場合でしたら、レントゲン撮影やお薬の処方、痛み止めの注射などの方法があり、まず辛い肩こりを何とかしたいという場合には適していると思います。
肩こりだけではなく、他の症状も出ている場合
一般的な肩こり症状だけでなく、強い痛みやしびれなど、他の症状も出ている肩こりの場合は、神経内科をおすすめします。
こちらでは、痺れなどに対する専門的な診断もしてもらえると思いますので対処の仕方が整形外科とは違ってきます。特に処方されるお薬の種類や痺れの原因を特定されやすいからです。
もしくは、脳神経外科です。こちらでは辛い肩こりだけと思っていても、実は脳疾患が隠れていたり、頚椎(けいつい・首の骨)の問題があるかもしれない場合にはおすすめです。
病院での問診の6つのポイント
肩こりで病院を受診すると、まず医師からの問診がありますよね?その際にある程度あなたの「本当に伝えたいこと」を自分で把握し、メモなどに書いておくと良いと思います。
実際、医師を目の前にするとなかなか言いたい事を全部言えないという方が多くいらっしゃいます。なので、受診の際にはまず自分の症状を自分で把握し、伝えられるようにしておくのがベストです。これがしっかりできると、医師からの質問にも答えやすく、聞きたいことに対しての医師からの答えもスムーズになるので対処の仕方も変わってくるかもしれませんよ。
特に以下のようなポイントを抑えておくことをおすすめします。
- 肩こりの症状が自覚したのはいつごろか、また、酷く感じるようになったのはいつごろか
- 自分ではどの部分の肩こりがもっとも酷いと感じるか
- どんな時、どんな動作をした際に、痛みやこりを強く感じるか
- 肩こりの症状以外に気になる症状はどんなものか
- 首や腕など肩以外で痛みを感じるところはないか
- 現状のひどい肩こりの原因について、思い当たることはないか
医師ももちろん、あなたの肩こりの原因と対処法を探してくれますが、あなたが自分の肩こりについてどこまで理解し、どこまで説明できるかによっても、医師の見立ては変わり、治療の方針等も変化する可能性もありますので面倒だと思わず、準備をしっかりしていきましょうね。
肩こりで病院を受診するのは大袈裟ではない!
辛い肩こりを自覚していても、自分で
「肩こりで病院に行くのは大袈裟かも・・・。」
と考えてしまい、受診するタイミングを逃していませんか?
放置してしまう場合も多いですし、重度の肩こりは内臓疾患や脊髄疾患などの病気が原因で発症している可能性もあります。症状が進行すればするほど治療にも時間がかかることになりますので注意が必要ですよ。
ですので「肩こりで病院にかかる」ことを大袈裟だと思わない方が自分の為と思ってもらうといいと思います。
たとえ前述したような怖い病気が原因でなく、単なる肩こりだったとしても、症状が重くなればなるほど、それをかばうために姿勢や動作が徐々に崩れてしまい、ますます悪化させるだけでなく、姿勢や動作のゆがみから骨格そのものまでゆがめてしまう、という結果を招くことも少なくありませんからね。
肩こりは「たかが肩こり」ではなく、「何かがおかしいからこそ肩こりの症状が出る」というものだと理解しておくと良いでしょう。
肩こりを感じたら自己ケアで改善を試みること、それで効果がなければ専門家にきちんと治療してもらうこと、これは健康を守るために、とても大切なことなのです。
肩こりと病気の関係は?
肩こりの原因は内臓や頭蓋骨(頭の骨)という場合もとても多い原因です。しかし、病院の検査では中々診断に至らない程度が多いのが実際です。ここからは、そのような場合の見分け方を紹介していきますね。
内臓や頭蓋骨が原因と言われると病気などは大丈夫なのかな?
と不安に思うこともあるかもしれません。
ご自身でも見分けがつくように危険な肩こりの症状をご紹介いたします。
- 左の肩が常に痛く、背中や胸の違和感もある
- 指先が腫れ、節々が痛い
- 手にしびれがある
- 安静にしていても常に痛む
- 吐き気やめまい、頭痛を伴う
このような症状が見られる場合は内臓の疾患(心臓疾患、リウマチ、脳血管障害など)を持っている可能性もあるので、一度医療機関にてレントゲンだけでは無くMRI検査などもしていただく方がいいと思います。
自分でできる肩こり対策は?
肩以外に原因がある場合、どのように症状を改善していけばいいのか?
と考えが及んでくると思います。
特に内臓や頭蓋骨が原因となれば当然ですよね?
自宅でできる、内臓疲労や頭蓋骨の柔軟さを出す改善方法をご紹介しますね。
睡眠
睡眠時間を確保することがとても大事になります。
単純なことだと思われるかもしれませんが、内臓が回復する時間は夜の10時~深夜2時と言われています。
この時間もバッチリ起きて活動していると内臓の疲労がとれず、寝ても寝ても蓄積されていく一方になります。
普段より1時間でも早く寝る。
これだけでも内臓にかかる負担はかなり減っていきますので、改めて自分の生活スタイルを見直してみましょう。
また、寝る直前まで食事をしていると、寝ている間でも内臓が活動してしまいます。
寝る2時間ぐらい前には食事を終えていることもオススメいたします。
さらに寝る時間が遅いと脳も休まる時間が減ってきます。
脳自体がストレスを受けると頭蓋骨が硬くなるとも言われているので、肩こりが長引く原因になったりもしますから要注意ですよ。
水分補給
あなたは普段どのような水分を摂っていますか?お茶?コーヒー?炭酸飲料?
実は体に良い飲み物はお水です。
1日の中で水分を摂取する際はできるだけお水中心にしてもらうのが良いです。
水分不足は体に悪影響を及ぼすとは言われていますが、一番は血液の流れが悪くなります。
血液の流れが悪くなると栄養がうまく流れていってくれないので、体の回復力が落ちてしまいます。
そのぶん内臓の機能も低下していってしまいます。
脳にも血液が流れにくくなりますから、頭蓋骨の動きが悪くなってしまう原因になります。
生活していると1日に2リットル程度は尿や汗で体の外に水が出されていきます。
個人差はありますが、1日に1.5リットル程度の水分補給が良いとされています。
ただし、冷たい水を一気に飲んだり、スポーツドリンクを多くの飲みすぎると内臓が縮こまり機能が低下、糖分の取りすぎで内臓に負担がかかってしまうため、避ける方がいいです。
理想は白湯を起床時や入浴前後など体の水分が不足気味になる時に飲むのが良いとされています。
当然ですが、お酒を良く飲む方はアルコールの分解に肝臓が使わます。
肝臓疲労の原因につながるため、お酒を飲む量を控え、代わりにお水に変えてもらうなどの対策をして頂く方が良いですね。
食生活
普段の食事からジャンクフードやインスタント食品などを多く取られている方は栄養素が少なくなっている可能性があります。
また、甘いものをよく食べている方も注意が必要です。
血液の流れが良くなっても、体を回復させるための栄養が足りなければ、症状改善までは時間がかかってしまいます。
改めて自分の食生活を見直してみましょう。
血流改善に関わるビタミンCは、ストレスによって使われることが多いと言われています。
普段から仕事などでストレスを感じている人はしっかり摂るように注意するとさらに良いと思います。
これはあくまで筋肉に関わったり、血液改善に関わる食事です。
これらだけに偏ると栄養に偏りが出てきてしまいますので、バランスに気をつけて満遍なく食事するように心がけてください。
また、食べ過ぎは内臓に大きく負担がかかるため、腹八分目で抑えてもらう方がより体にとっては良いでしょう。
まとめ
少しは、肩こりで病院にかかること、専門家にみてもらう事の大事さがお分かり頂けたでしょうか??
病因を受診する際の注意事項は肩こりだけでなく、どのような場合にも当てはまることだと思うので参考にしてみて下さいね。
色々な検査をして、問題なかった場合には医師にかからずとも専門家に説明できれば適切な対応もして頂きやすいと思うので受診して、絶対に損はないと思いますよ。
病院ではなかなか続けて肩こりの解消に通院することがあまり無いと思いますので、整体院などで続けて通院したらよいのか考えてらっしゃるようでしたら、当院でも肩こり症状の対応はできますので一度ご相談ください。
病院ではあまり教えてもらえない情報も沢山あると思いますよ。
これからのあなたのお役に立てると思います。