「ひどい肩こりを何とかしたい!」
「肩こりが辛いから、病院にいった方がいいのかな?」
「なにをしてもすぐにパンパンになるのは、何か病気かな?」
あなたはこのようなひどい肩こり、もしくは肩こりからくる症状にお悩みではありませんか?
肩こりには様々な原因があり、それがいくつも重なり合って複合的に症状を悪化させている場合も多くあります。
ここではひどい肩こりを起こす原因と症状、自分で出来る対処法をご紹介していきます。
辛い肩こりを解消したいという方は原因を探すことや症状の改善の為に是非参考にしてみてくださいね。
ひどい肩コリ!原因は?
- 筋肉が弱い
- 姿勢が悪い
- 内臓の弱り
- 骨格の問題
などが挙げられますし、「慣れない力仕事をして筋肉を使い過ぎた。」などといったことでも起こるケースは多いです。
精神的なストレスが重なる事も肩こりの大きな要因になりますね。
そして、最も重要なことは・・・
肩こりには、肩に関わってくる肝臓疲労と頭蓋骨(頭の骨)の硬さというものが原因として挙げられるんです!
そんな肝臓疲労と頭蓋骨の硬さの2つが、どう肩こりに影響しているのかもご説明していきますね!!
内臓である肝臓が肩こりの原因だと聞いた方はびっくりされるかもしれません!
一見肩こりと内臓は関係がなさそうに見えますが、実は関係性があります。
体には内臓体制反射というものがあって、内臓が疲労すると肩の筋肉が反射的に硬くなると言われています!
肝臓の不調
肝臓と急に言われてもピンとこない方も多いかと思います。まず思い浮かぶのはお酒を頻繁に飲まれる方が不調になりやすいのが肝臓だというイメージが強いかもしれません。ですが実は肝臓も他の内臓と同様にアルコールの分解以外でも多くの仕事を毎日行っているのです。ですから、とても日々疲れが溜まりやすい臓器なんですね。
お薬を飲んだあとに残留する不要物を綺麗に解毒する働きや、食事で摂取したタンパク質や炭水化物をエネルギーに変えて貯めておくなどが大きな役割になるんですね。
食事は必ず毎日とられますよね?その食事の度に肝臓が働いていることになるというのは想像できるでしょうか?
日常生活を過ごしているだけなのに体の中で肝臓は頻繁に動いており、自分の役割を必死に果たしているのでどうしても疲労が蓄積されてしまうものなのです。
肝臓だけではありませんが、内臓が疲れてくると、内臓を守ろうとするため反応として体を丸めるようになります。これは意識せずとも脳が体に対して指令をだしている場合が多いので、気づくことは難しいんです。
お腹が痛い時ってお腹を抱えて丸くなった経験がありますよね?それと同じような反応だと思ってもらえると分かりやすいかと思います。
これは当然、肝臓が疲れた場合などにも同様の反応が起こるんです。
肝臓が疲労してしまうと姿勢が崩れてしまい、前かがみになってくることで肩や首、背中に負担がかかってきます。
肝臓が疲労して姿勢が崩れてしまっているのが肩こりの原因になってしまっているので、いくらストレッチを一生懸命頑張ってみたりマッサージを1時間受けてみても肩こりが改善しないということにつながっていくことになるのです。
そしてこのように肝臓が疲労してしまい、体が前かがみになってしまう方の特徴としては、
- 甘いものや炭水化物が好きでよく食べる
- お菓子をよく食べる
- お酒が好きでよく飲む
- 睡眠不足
- 夜更かしを頻繁にしている
これらの項目に心当たりがある場合には肝臓の疲労が原因で体を歪めてしまい肩こりを引き起こしているかもしれません。
頭蓋骨の硬さ
こちらの場合も頭蓋骨と言われてもピン!とこない人も多いと思います。
頭蓋骨は大小合わせて23個の骨が組み合わさって形成されています。
これらの骨がうまく組み合わさって、適度な関節の動きをしていることが良い状態なのですが、
日々の生活を送っているだけで
- 姿勢が崩れている
- 水分不足・食事が偏ることが多い
- 運動不足・同一姿勢での作業が多い
- 睡眠不足・ストレス
などの要因で頭蓋骨のそれぞれの骨が歪んでしまったり、骨同士の噛み合わせがキツくなったりしてしまいます。
頭蓋骨の組み合わせが硬くなってしまうと脳と頭蓋骨の間を流れている脳脊髄液という体にとって大事な液体の流れが悪くなってしまいます。
もともとスイカほどの重さがある頭にさらに流れの悪くなった液体がたまってしまえば首や肩にかかってくる負担が大きくなっていくことになります。
その場合にバランスの取りやすい位置に頭があればまだよいでが、こういった時は頭の位置は前に偏位していることがほとんどなので、余計に首や肩の負担が大きくなってしまいます。
頭蓋骨が硬くなっている人の特徴としては生活習慣がとても関係していることが多いです。
上記のような項目に身に覚えのある人は頭蓋骨が硬くなってしまい、肩こりを引き起こしているかもしれませんね。
肩こりと病気の関係は?
肩こりの原因が肝臓や頭蓋骨ということでしたら、病気などは大丈夫なのだろうか?
と不安に思う人もいるかもしれません。
ご自身でも見分けがつくように危険な肩こりの症状をご紹介いたします。
- 左の肩が常に痛く、背中や胸の違和感もある
- 指先が腫れ、節々が痛い
- 手にしびれがある
- 安静にしていても常に痛む
- 吐き気やめまい、頭痛を伴う
このような症状が見られる場合は内臓の疾患(心臓疾患、リウマチ、脳血管障害など)を持っている可能性もあるので、一度医療機関に行って検査していただく事をお勧めします。
病院なら何科に行けば良い?
肩こりで病院に行く際に何科へ行けば良いか悩まれている方も多いかと思います。
基本的には整形外科で大丈夫ですが、肩こりに伴うめまいや耳鳴りがある場合には耳鼻科、痺れがある場合には脳外科などの症状によって変えるのも良いでしょう。
多くはありませんが、ひどい肩こりの裏には病気が隠れている場合もあります。
それでもやっぱりどこに行けば良いかわからない・・・。という場合にはまずは整形外科へ行って、自覚症状もできるだけはっきり伝え、必要であれば他の科を紹介してもらうようにすると良いと思います。
自律神経の乱れも肩こりになる
自律神経とは活動時に働く「交感神経」とリラックス時に働く「副交感神経」の2つがあります。バランスよく働くことで健康は維持されています。
しかし、どちらか一方もしくは両方のバランスが乱れて働くようになると体はメリハリがつかずに、どんどん疲労が蓄積されていきます。「寝て起きても体がしんどい」「常に無駄な力が入っている気がする」などの症状がある場合、あなたのひどい肩こりの原因は自律神経の乱れにあるかもしれません。
自律神経の乱れが起こってくると、体を休めているはずの時間に副交感神経が上手く機能してくれずに寝ている間でも緊張状態が解けてくれなくなるのです。睡眠不足やストレスを感じているをイメージしてもらえる分かりやすいと思いますが、夜になっても寝付けないことや、考え事をしてしまうと眠れなくなような場合には自律神経の乱れから肩こりを引き起こしてしまっている可能性がありますね。
肩の筋肉をほぐす方法
- お風呂に入る
お風呂はシャワーで済ますという方もいらっしゃるかと思いますが、湯船にゆったりつかれば、肩以外にも全身の筋肉がじんわりとほぐれてきます。体温もあがって体内酵素も活性化。血行もよくなって体の回復が進みます。 - 軽い運動を行う
えーやっぱり運動・・と聞こえてきそうですね。運動とはいえ、わざわざ時間を作って行わなくても大丈夫です。日々の生活の中で歩くときに半歩大きく歩く、腕を後ろに引く、歯磨き中にかかとを上げ下げするなど簡単なことでいいので日々の生活に取り入れてみてください。 - ストレッチ
本格的なストレッチでなくても大丈夫です。仕事や家事の合い間に伸びをしたり、首をまわしたり、腕を伸ばしたり、テレビを見ながら腰を伸ばしたり。2、3分のストレッチでもこまめにおこなえば、肩コリもほぐれてきます。 - マッサージ
肩コリの場合でも手のひらや腕、ふくらはぎなど一見関係のなさそうな部分もマッサージしてあげると全体の血行が良くなり効果的です。マッサージは自分で行う場合、強くグリグリしすぎると筋肉を傷つける場合もあります。強くやりすぎないように注意してくださいね。
日常生活で気をつけること
- 姿勢を良くする
単に姿勢を良くすることを気をつけるだけでは顔が前に出てしまっている方が多くいらっしゃいます。正しい姿勢は壁に踵をつけて立った際にお尻と後頭部がつく姿勢です。顎を引いて、胸を開くことを意識して見てくださいね。 - 噛み癖を直す
顎関節症などアゴのトラブルが肩こりを招いているということが実は多いです。どちらかの片方でばかりものを噛む癖がある、噛みしめる癖がある場合にはやらないように意識して見ましょう。 - 体を冷やさない
体を冷やすことが循環不良を起こして肩こりの原因となることは皆さんご存知かと思います。寒い冬はもちろん、夏のエアコン対策などもきちんと行うようにしてください。
まとめ
肩こりと一言で言っても辛い症状で、筋肉や骨格の歪みだけでは無く、内臓や頭の骨が原因になっている場合も少なくありません。
そして肩こりと思っていた症状の中には病気のサインとして出ている場合もありますので注意が必要ですよ。
なかなか治らない、ひどくなってきている肩こりの場合には医療機関を受診してみても良いでしょう。ですが、肩こりには生活環境が少なからず影響しています。解消方法を実践するだけではなく、根本の原因を取り除くための工夫も行ってみてくださいね。なかなか改善されないひどい肩こりを根本的に治したい!という方はお気軽に当院までご相談くださいね。
あなたのお役に立てると思います。