「左の腰だけ痛む、もしくは右の腰だけに痛みがでる。」
「検査をして調べてみてもあまりいい事は出てこないな・・・。」
「原因は?こんな症状は自分だけ?」
あなたはこんなお悩み、ありませんか?色々と調べてみて不安になったしりますよね。
そこでこの記事では、左右の腰が痛い原因をまとめてお伝えしていきます。
「腰が痛い」と言っても、原因は人によって様々ですので、あなたにあった治療をするためにも、是非参考にしてみてくださいね。
腰に原因が無い事がほとんどです。内臓から腰痛が起こることはご存知でしょうか?
腎臓やすい臓の癌や炎症でも起きるので注意が必要ですが、その時はかなりの激痛になっている場合がほとんどですからです。
腰痛を軽視する人もいますが内臓から来ている時は放っておいても治らない事がほとんどです。慢性化すれば動けないほどのぎっくり腰に襲われたり、強い痺れが伴う事もあるので注意しましょう。
こちらでは鈍い痛みが腰に続いている時に原因となっている内臓の疲労について紹介していきますね。
腰痛とは
まずは、一般的な腰痛の種類をお伝えしていきますね。
- 腰椎椎間板ヘルニア
腰椎とは背骨の腰の部分にある5つの骨をいいます。
背骨の骨と骨の間に椎間板というものがあります。
その椎間板がつぶれてしまい、腰椎椎間板ヘルニアがおきてしまいます。
つぶれた椎間板が神経に当たり、腰やお尻、足に痛みが出たり、シビレが出る要因になります。
ヘルニアができる場所や出方によっては、尿や便がうまくできなくなったりするので、その場合はすぐ手術になることが多いです。
- 脊柱管狭窄症
脊柱管とは、腰椎の中を通っている神経の通り道です。
歩いたり、立ちっぱなしだったり、腰に負担がかかってくると立っていられなくなり、腰や足に痛みがでます。そしてしゃがんだり、座ったりすると症状が軽減される「間欠性跛行」と呼ばれる症状が出るのが特徴です。
- 脊椎分離症・すべり症
分離症は背骨が折れて分離してしまったものです。これは幼少期の運動や腰への繰り返しの負担により本人も気づかない内に起こっている可能性があります。
すべり症は椎がずれて脊椎が前後どちらかにすべっている状態を言います。
症状としては、重症になればなるほど脊柱管狭窄症に近い症状がでるようになります。
これらは一般的に言う「腰痛」の原因といわれているものです。整形外科さんに行かれると診断してもらえるのですが、腰痛の85%は、原因不明と言われています。
そこで、上記の原因が無い場合、診断されてはいるが、治療をしても思うように改善しない場合、まだ治療や診断をしていないあなたに、左の腰、もしくは右の腰だけ痛む、5大原因についてお話ししていきます。
左の腰だけ痛む原因とは!?
まずは左の腰だけ痛む原因からお話ししますね。
左の腰だけ痛む原因は大きく分けて2つあります。
①体のバランスの悪さ
体は前後・左右・上下、斜め。さまざまな方向でバランスをとりあって成り立っています。
それが、足を怪我してからバランスが崩れていたり、座る姿勢によって左右の筋肉の負担が違ったり、内臓の疲れ・弱さがある方は前かがみになっていたり、重心が後ろにいったりします。
それが長年積み重なり、他の原因と重なるなどして、左側の腰に痛みがでることがあります。
バランスの悪さが原因で左側の腰が痛む人の特徴としては、
- 右の肩、右の背中が痛い
- なにかしらの症状が左ばかりに出る
- 体や首が、どちらかだけ向きにくい方がある
という方が多いです。その場合、
・体のバランスが崩れていて、支えるために筋肉がアンバランスになっている
・体が左に傾いてしまい、内臓の疲労を引き起こしている可能性が高い
・体に左右のねじれがあり、大腰筋という大事な筋肉が左ばかり疲労する癖がついている
状態になっています。
②内臓が疲労している
次の原因として考えられるのは内臓疲労の可能性があります。
心臓、胃、脾臓、膵臓、左腎臓、腸
の臓器に疲労が溜まっていると原因として考えられますが、ここでは「腎臓」と「腸」の疲れからくる、左腰の痛みについてお話ししていきます。
腎臓が原因の場合
腎臓は水分代謝をする臓器で、おしっこを作ったり、ホルモンや栄養の調整もしています。
その腎臓が疲れると、腎臓が下に動いたり、後ろに動いたりします。
そうすると腎臓の後ろの筋肉や他の臓器を押すので腰の痛みがでるのです。
腸が原因
腸はご存知、便を作るところですね。
腸の中でも大腸についてお話ししていきます。
大腸でなんらかの原因が起こり、便の流れが悪くなって便秘になったり、大腸の働きが落ちて下痢になったりします。
大腸は腰の手前にあるので、大腸の問題でも腰に痛みが出る事があります。
腎臓や大腸の疲労が原因で腰が痛む以外にもこんな症状がでます。
- 腹痛
- お腹の不快感
- お腹が鳴る
- 下痢、便秘
- 朝起きると腰が痛い
- 左の腰のだるさを感じる
- 体がむくみやすい
- 姿勢や体勢関係なく痛みが出る
などです。あなたに当てはまるものはありましたか?
右の腰だけ痛む原因とは!?
次に、右の腰だけ痛む原因は大きく分けて2つあります。
①左足重心になっている
電車を待っている時や、信号待ちをしている時など立っている時に左足へ体重をかける方に多いです。
左足に重心がかかると、左の大腰筋、腸骨筋などの筋肉が緊張して腰椎が引っ張られ、逆の右側へ腰椎が変位してしまいます。
その結果、椎間板も右へ押しやられ腰椎3番や4番あたりの右側への圧迫となり右側だけの腰の痛みになるのです。
左足重心で右側の腰が痛む人の特徴としては、
- 長時間の同じ姿勢が多い
- 腰付近の筋肉をよく使う仕事が多い
- 足を組む癖がある
という方が多いです。その場合、
・右側に傾く、もしくはねじれる事が多くなり右の腰に負担がかかっている
・ぎっくり腰を経験したことがあり、痛みはないが完治できていない
状態になっています。
②内臓が疲労している
右側の腰が痛む原因として考えられる内臓疲労は、
右腎臓、肝臓、虫垂
に疲労が溜まっていると原因として考えられますが、ここでは「肝臓」の疲れからくる、右腰の痛みについてお話ししていきます。
肝臓が原因の場合
肝臓は解毒作用やエネルギーを作り出すことで、24時間365日休まずに働き続けています。肝臓が直接痛みを発することはないのですが、右の腰が痛むという症状が現れているということは、かなり肝臓が疲れている可能性もあります。
お酒を飲む方や日頃からあまり水を飲まない方などは負担がかかっていると思います。
内臓の疲労から起こる腰痛
内臓は季節によっても疲労しやすい臓器が変わります。
- 大腸であれば腰方形筋(ようほうけいきん:左右の傾きを調整する肋骨から骨盤を結ぶ筋肉)
人によっては、ぎっくり腰などの症状を引き起こします。
これはパソコンなどのデスクワークで、同じ姿勢をとっている人に多く見られます。
内臓の疲労は、優先的に回復されるために、本来なら内臓に疲労は溜まりません。
しかし、身体に余計な負担をかけていると、回復が間に合わず疲労が蓄積されるという事になります。
まして、筋肉の疲労までは手が回らないので、負担のかかっている場所は余計に痛むという悪循環になってしまいます。
注意すべきは、内臓の回復を遅らせる疲労や冷えなどの体の負担ですね。
足が冷える方は骨盤の動きが悪く、足に行く血管や神経の働きが十分でないことが多いからです。
骨盤につながる背骨も固くなっていることが多いです。
また冷え性の方は、熱を作る力が弱く胃腸が弱い方が多いです。
ですので、お腹周りを冷やさないようにすることと、お風呂は30分以上を目安に入りましょう。
炎症が起きている場所は、温めれば悪化しますが、炎症が起きる原因は往々にして他の場所の冷えにあります。
大切なのは身体の冷えている場所を見つけて温める事になります。
食事
- 必要な栄養を取る
- 不必要なものは取り過ぎない
ことです。
食事は毎日のように食べていることなので、からだへの負担がかかりやすいです。
まずは、栄養素をバランスよく摂取するように心がけましょう。
そして、食べ過ぎや早食いに注意して、腹八分目で終わりにしましょうね。
睡眠
睡眠不足や、睡眠の質が低下していると、睡眠をとったとしても疲労が完全に抜けきらず、どんどん蓄積されていき緊張型頭痛などの症状が起こってしまいます。
これは、自然治癒力に大きく関係してきます。
睡眠の効果としては、下記のようになります。
- 脳と肉体の修復
- その日起きたことの整理と定着
脳とからだの修復とは、睡眠状態に入ると、成長ホルモンなどの様々なホルモンが分泌され、体の矯正や損傷部位を修復する作業が行われます。
起きている間に大きな負担があると細胞が傷つき機能低下を起こしてしまいます。その機能を回復するのが、睡眠中なんです。
睡眠中に効率よく新しい細胞を生まれ変わらせているんですね。
ストレスなどの精神的な問題も脳の情報となってきます。
ストレスは美容や健康にも影響しますので、ストレスを溜め込まないことも重要です。
睡眠をとることでストレスになっている情報も整理されるため、からだへの負担も減ってきます。
- 食事は寝る3時間前には済ませる
- お風呂は40°から43°にする
- 光の調節
この3項目は良い睡眠には必要な事なので心がけましょう。
運動
効果としては、
- 血流を良くする
- 脳を活性化する
- 体内でミトコンドリアを生成する
- 骨の生成がスムーズになる
- 心肺機能の低下防止
このように、適度な運動は体に良い影響しか及ぼしません。
まとめ
腰痛の原因は85%は原因不明と言われています。
左腰や右腰の痛みといっても要素はたくさんありますし、同じ要素から症状が出ている可能性もあります。
なので、一概にこの原因といえるものはやはり姿勢の歪みや内臓の疲労だと思います。
治らないのは原因が痛む場所にない事が多いです。
そんな時は、三つの原因を疑いましょう。
- 内臓の疲労
- 身体の冷え
- 血流の悪さ
季節の変わり目に体調を崩す人は大勢いますが、大半の方が食事や生活習慣を切り替えずに過ごしていることが原因となっています。
日頃から立ち姿勢や座り姿勢をまずは気を付けてもらい、暴飲暴食は避けて体に良い食事を摂るようにしましょう。
これからの人生で楽しく豊かに過ごしていくためには不安の無い体作りが大事です。なかなか改善しないという時はいつでもご相談下さい。いつでもお手伝いしますよ。
少しでもお役に立てると幸いです。