「子供が頻繁にゲップをしているが、大丈夫だろうか??」
そんなお悩みになるようなゲップをしていてお困りではありませんか??
しかし、内科などで検査を受けても特に異常のない場合は空気の吸い込みすぎによる呑気症(空気嚥下症)かもしれません。
ここではお子様のゲップの多さの要因になる吞気症(空気嚥下症)を紹介しますね。
ゲップがあまりにも多いと悩む事かと思いますが、げっぷは口から飲み込んだ空気が胃から逆流するものです。ものを食べたり飲んだりするときには、誰でも空気をいっしょに飲み込むため、食後すぐに出るゲップであれば特に問題は無いと思われますが。そのタイミング意外にもゲップが出過ぎる原因は、
- 空気を大量に飲み込む
大半の要因は空気を大量に飲み込む吞気症(空気嚥下症)だと思います。
・鼻づまりのために口呼吸が多くなっている
・食べ物をあわてて食べることがある
・水を一気飲みする
・炭酸水を大量に飲む
・ストレスや緊張、不安を感じている
場合などに多くみられます。奥歯での噛みしめが強いことも要因になりますが、心理的な問題が関係していることも多いにありますので、過度に神経質になるとかえってお子様も症状を悪化させてしまう可能性もあるので注意しましょう。
- 胃や食道などの病気によるもの
ゲップが出過ぎる要因を突き止める際には、まず胃や食道に異常があるのか無いのかをしっかり検査してもらう方が良いと思います。胃カメラなどで胃の形の異常や、胃の上部が横隔膜の穴から飛び出してくる食道裂孔ヘルニアがないか、慢性胃炎はないかなどを調べます。
また、ゲップには胃酸が混じっているので、たまに酸っぱいゲップが出るのは自然なことですが、それが頻繁に出る場合には要注意です。
酸っぱいゲップがたくさん出る場合には十二指腸潰瘍や胃潰瘍、苦いゲップが出る場合には胆のうの病気も疑われます。逆に、ゲップにまったく酸味がない場合も問題です。胃酸を出す機能が弱っているのかもしれません。
小児期に見られる呑気症(空気嚥下症)
1日に、鼻づまりのために口呼吸が多くなっている、急いで食事や水分を取る場合に大量の空気を飲み込む可能性があるため、日常生活の中で疑わしいはこれらを改善することがまず必要です。
小児期の症状には、腹痛、腹部膨満、悪心、早期の腹満感に加え、頭痛、睡眠障害などがなども見られることがあります。
空気嚥下の治療
ゆっくりと飲食すること。食後1時間はうつ伏せや、右を下にして寝て脱気を促すことが必要です
呑気症(空気嚥下症)とは??
無意識に空気をのみ込みすぎておなかの張りやガス(おなら)、ゲップが頻繁に出る症状が呑気(どんき)症と言われています。空気嚥下(くうきえんげ)症ともいい、緊張や不安から首や肩に力が入ったり歯を食いしばったりすると、唾とともに空気をのみこみやすいことでお腹の張りやゲップが出やすくなるというものです。
口の中が狭くなって舌が上顎に当たると、唾液が喉の奥に流れ込んで無意識に飲み込んでしまうよに反射が起こります。
このとき、1回ごとに喉の奥の空気を3~5cc取りこむとされています。頻繁に唾を飲むとおなかの中に空気がたまり、呑気症を引き起こすという事です。
吸い込む空気が原因なので、胃や腸を検査しても異常は見つからない場合が多く、内科でガスを減らす薬や整腸剤などを処方されても効果が少ないとも言われています。
呑気症(空気嚥下症)の症状
- ゲップ
- 腹部膨満感
- ガス(おなら)
- 胸焼け
- 上腹部痛
- 歯肉炎
- アゴの痛み
- 腹痛
- 悪心
- 頭痛
- 睡眠障害
などの症状がありますが、全て当てはまるとは限らず、個人差があります。
特にお子様の場合は大人と違い、飲食方法に改善点がある事が多いので、注意してみてあげて下さい。
しかし、自己判断で終わらせずに検査等を受けてもらえると大きな病気の可能性を減らせるので、医療機関の受診をまずはお勧めします。
大人でも子供でも誰にでも起こり得る呑気症ですが、きちんとした改善方法を行えば改善する症状と言われていますので、自己判断にならないようにお願い致します。お子様の呑気症も気になる点は早く改善してあげると、精神的な不安解消にも繋がると思いますよ。