あなたは無意識の内に、空気を飲み込んでいませんか?
なんと日本人の8人に1人は空気を飲み込んでしまう「呑気症(空気嚥下症)」になっているそうです。
ここでは「呑気症(空気嚥下症)」の簡単なチェックをしてもらえるように主な要因と言われている症状をピックアップしています。
あなた自身の悩みはいくつ当てはまるか、呑気症の症状を確認しながらチェックしてみて下さいね。
呑気症かも・・・と思ったらチェック!!
食事の時、早食いをしてしまうと、食べ物と一緒につばも飲み込んでしまいやすくなります。それに、十分に噛まずに早食いをしてしまうと、消化も悪いので、身体に悪いことばかりです。だから、空気を飲み込まないためにも、食事は良く噛んで、ゆっくりと楽しくとりましょう。
また、生活習慣でもつばを飲み込みやすい状況があります。以下のような状況や癖のある人は要注意です。
- 胃の違和感がある
- 副鼻腔炎や蓄膿のような喉の流れやすい鼻水がある
- 鼻で呼吸がしづらい
- 口呼吸が多い
- 歯の噛みしめをしてしまう
- 緊張するとつばを飲み込むことがある
- 猫背
- 早口で喋ってしまう
心当たりのある項目がいくつかある場合は、あなたは呑気症になりやすい状況にあります。これらの癖を改善するだけで、空気を飲み込まなくなります。ですから、「呑気症(空気嚥下症)」を改善するには、原因になっていることを無くせるような対策を考えてみましょう。
呑気症(空気嚥下症)とは??
無意識に空気をのみ込みすぎておなかの張りやガス(おなら)、ゲップが頻繁に出る症状が呑気(どんき)症と言われています。空気嚥下(くうきえんげ)症ともいい、緊張や不安から首や肩に力が入ったり歯を食いしばったりすると、唾とともに空気をのみこみやすいことでお腹の張りやゲップが出やすくなるというものです。
口の中が狭くなって舌が上顎に当たると、唾液が喉の奥に流れ込んで無意識に飲み込んでしまうよに反射が起こります。
このとき、1回ごとに喉の奥の空気を3~5cc取りこむとされています。頻繁に唾を飲むとおなかの中に空気がたまり、呑気症を引き起こすという事です。
吸い込む空気が原因なので、胃や腸を検査しても異常は見つからない場合が多く、内科でガスを減らす薬や整腸剤などを処方されても効果が少ないとも言われています。
呑気症(空気嚥下症)の症状
- 胸焼け
胃の中の物が上がりかけたような不快感を感じます。胃に近い食道付近に胃酸や胆汁が逆流して胸焼けが起こります。空気を多量に飲みこむと、胃酸や胆汁が逆流してしまうことがあります。ですから結果的に逆流性食道炎と同じ症状になってしまいます。しかし、胃酸や胆汁が逆流する原因が異なるので、市販の胸焼けの薬を飲んでも効果がありません。だから、胸焼けが長く続く場合は医師に相談しましょう。 - 胃のもたれ・胃の不快感・食欲不振
胃に空気がたまって起こる症状です。 - 腹部膨満感やガス
ひどい場合は、胃・腹部暴慢感で張り裂けそうで、動けなくなるほど苦しくなる場合もあります。 - 左上腹部の痛み
- オナラ
臭いの無いオナラやゲップが出る。胃腸で作られたガスは腸内細菌が含まれているので、その細菌によって臭いがあります。しかし、空気呑気症のオナラやゲップは、飲み込んだ空気を体外に出しているだけなので臭いは無いのです。 - ゲップ
胃腸に空気がたまりすぎて、胃やお腹がパンパンになって動くのもつらくなることもあります。
ゲップが出始めると少し楽になっても、ゲップが続くのも苦しいものです。 - 頭痛
- 肩・首のコリや痛み
- 眼痛・眼精疲労
- 顎や頬の痛み(顎や頬の筋肉疲労)
などの症状がありますが、全て当てはまるとは限らず、個人差があります。
「呑気症(空気嚥下症)」はストレスや不良姿勢が確実に症状悪化につながります。現代社会ではそれは難しいことかもしれませんが、なるべく姿勢を気にしてストレス発散方法を見つけ、楽しい日常生活にしましょう。「呑気症(空気嚥下症)」の症状も個人差はありますがチェックしてもらえると分かりやすいと思います。