「風邪でもないのに咳がなくならない・・・」
「痰がからんで不快な日が多い・・・」
このような症状でお困りではありませんか??
逆流性食道炎の症状が見受けられる場合、咳や痰でもお悩みだというお話も聞かれます。
逆流性食道炎とは、逆流性食道炎とは、胃液が胃から食道へと逆流することによって、食道の粘膜に炎症が起こった状態です。
食道の粘膜に炎症が続くと周囲の組織も敏感になり空気の通り道も柔軟さが減ってしまいます。
そうして咳や好酸球が集まり痰が出るようになるのです。
咳や痰はよくみられる症状なの??
定型的な症状は胸やけと呑酸ですが、長引く咳や喘息の様な症状や痰もよく出現する症状ですね。
咳の症状は、
- 胸部レントゲン検査では異常がないのに2ヶ月以上続く咳
- コンコンといった乾いた咳
- しゃがれ声やノドの違和感
- 食後1~2時間後によく咳が悪化する
- 夜中や仰向けになったときに咳が悪化する
痰の症状は、
- 喉に痰が絡んでいて中々吐き出せず、取れてもすぐにまた絡んで喉がスッキリしない状態
このような咳や痰の状態ですと逆流性食道炎の可能性もあります。
検査等は内視鏡検査がはっきり確認できる方法ですので、自己判断にならず医療機関で検査を受ける事がはっきりと分かる可能性が高いと思いますよ。
胸やけとはどんな感じかというと
- 胸の中の方に感じる焼けるような灼熱感(しゃくねつかん)
を一般的に言います。
呑酸は、
- 口の中まで酸っぱい水が上がってくる感じ
が、多いようです。
- 狭心症の様な胸痛
- 耳痛
などの症状も多いのでご注意を。
- 長引く咳や喘息のような症状
- なかなかとれない痰が絡む
- のどの違和感
- 声がしゃがれている
等も逆流性食道炎の症状であることはぜひ覚えておいてくださいね。
咳や痰の対処法は??
生活習慣の改善が重要とされています。日常生活習慣の改善により以下の注意事項も克服していけると思いますので、少しずつ意識していきましょう。
- 食べ過ぎない:食べ過ぎた後は過剰な圧力が胃にかかるため、その圧力を逃がす為にゲップとして空気を口へ逃がそうとします。それと同時に胃酸の逆流も起きやすくなります。
- 早食いしない:よく噛まずに飲み込んでしまうと、食べ物と一緒にたくさんの空気も吸い込んでしまうためよくありません。
- 高脂肪食は避ける:脂肪の多い食事を摂取すると一過性に下部食道括約筋の緩みを引き起こしやすくなるので逆流しやすい状態になってしまいます。それ以外でも体調によっては食べて胸やけを起こした経験があるものは極力避ける方が良いよ思います。。
- アルコール、喫煙は減らす:すぐに飲まない、吸わないは難しいと思いますので、少しずつ減らしていきましょう。特にビールなどの発泡性があるものは胃酸逆流に悪影響があると言われていますよ。
- 食べてすぐ寝ない:食後はもっとも胃酸逆流が起こり、寝ている時間帯が逆流発生時間となるためです。寝ると胃酸が長時間食道内にとどまるためよくないです。横になると胸やけがする場合には枕や座布団で上半身を高く、また食後2時間は横にならない方がよいと思います。
その他に、肥満と指摘された事がる場合や猫背のように背中が丸くなった人、妊婦さん等はおなか全体が圧迫され逆流が起きやすくなります。
また便秘も腹圧を上昇させ逆流を起こしやすくなる状態です。ベルトやコルセット等を強く締め付けると腹圧が上昇するので可能な範囲内で緩める事も大事ですよ。
全体的に腹部を圧迫するような前屈み姿勢が逆流性食道炎を引き起こしやすいようなので、長時間にわたる前屈みでの作業は控えるように気をつけてくださいね。
逆流がおさまれば、咳や痰の改善も可能なので大丈夫です!
しかし姿勢や内臓の調整はお薬では限界があります。
全体的な姿勢や血流の改善を意識していきましょうね!