後鼻漏は喉に鼻水が流れてくる症状です。
それの影響で様々な症状が出て悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は、後鼻漏によって起きる具体的な症状についてご紹介していきますので、是非参考にしてみて下さい。
後鼻漏とは?
後鼻漏とは、鼻水が断続的に喉へ流れる状態のことです。
通常、1日に約1リットル以上の鼻水が分泌されているので、正常な状態でも鼻水は喉の方に流れてきます。これは人間の生理現象のひとつです。
しかし後鼻漏の場合は、ドロッとした粘り気のある鼻水が、大量に喉に流れます。後鼻漏の症状の中には、喉にドロッとしたものがへばりついているように感じることもあります。
これらは、口から痰として吐き出せることもあります。そかし、喉にへばりついた状態では、口から吐き出そうと思ってもなかなかできないのです。
後鼻漏になる原因は、主に副鼻腔炎や蓄膿症です。副鼻腔炎はウイルスや細菌が感染して副鼻腔に炎症が起こった状態で、これが慢性化すると蓄膿症になります。
副鼻腔の粘膜が炎症によって腫れることで、鼻が詰まり、鼻水が前から上手く出てこなくなります。なので、後ろの喉の方へ流れてしまうのです。
後鼻漏の具体的な症状は?
後鼻漏は日常生活に支障をきたすことも少なくありません。ここでは後鼻漏の具体的な症状について説明していきます。
- 呼吸がしづらい
- 咳
- 吐き気
- 口臭
などです。
これらの症状一つ一つを解説していきます。
呼吸がしづらい
仰向けで寝ていると、喉に鼻水が流れてきたり、喉にへばりついた状態になると、呼吸がしずらくなります。人場合によっては、息苦しく窒息しそうな感じで目を覚ます場合もあります。後鼻漏によって睡眠が十分に取れなくなり、睡眠不足になることもあります。
咳
後鼻漏の鼻水はドロッとして粘り気があり、その後鼻漏によって喉の粘膜が刺激されたり、気管に入って炎症が起きることがあります。その影響で咳が出ます。なかなか後鼻漏が改善しないと咳が何ヶ月も続くこともあります。
咳が出るのは全て後鼻漏が原因ではありませんが、後鼻漏のせいで咳が出ることはあります。
咳が頻繁に出て何カ月も続くと、仕事に集中できなくなったり、夜寝れなかったりと、生活に支障をきたしてきます。
吐き気
吐き気も同じように、喉のや気管の粘膜が刺激されて起こります。
流れてきた鼻水を口から吐き出せる時は良いのですが、粘り気が強く喉にへばりついた状態で吐き出せないと、吐き気がよりきつく出ることもあります。
こういった咳や吐き気は、体内の異物を体外に排除しようとする人間の正常な反応なのです。
口臭
後鼻漏の鼻水には、副鼻腔に溜まった膿が混ざっています。この膿は何かというと、ウイルスや細菌の感染によって、それらを排除しようと攻撃した白血球や細菌などの死骸です。さらに、この膿は嫌な臭いがします。これが口臭の原因となることもあります。
この後鼻漏による口臭は、歯みがきをしっかりしてもなかなかとれません。臭いは自分で感じることもありますが、自分では気づかずに、周囲の人が気づくこともあります。
口臭が気になって、会話がスムーズにいかなくなったりすることもあります。
まとめ
いかがでしてでしょうか?
後鼻漏になると、喉に流れてくるだけでもつらいのに、それ以外にも様々な症状が出てきます。睡眠がしっかりとれなかったり、会話ができないなど、生活に支障をきたすことも少なくありません。
ちゃんと後鼻漏を改善して快適な生活を手に入れましょう。