お腹の赤ちゃんと一緒に十月十日の旅スタート!
どんな赤ちゃんなのかなー?
妊娠すると嬉しい気持ちになります。
その反面不安なことも出てきますよね?
妊婦中だけどこれって大丈夫??と思う事もたくさん出てくると思います。
ここではそんな妊婦さんの疑問をわかりやすく解説していこうと思います。
妊婦中にセックスはしてもいいの?
妊娠中のセックスはお腹の赤ちゃんに影響はないのか心配になる人も多いと思います。
基本的に妊娠経過が良好であれば、妊娠中のセックスは問題ありません。
注意事項
- 指や性器を清潔に保つ
- コンドームをつける(妊娠中は抵抗力が低下しているので感染しやすいため)
- 激しすぎたり無理のある体位は避ける
セックスによる子宮への刺激で子宮は収縮します。しかし、お腹の赤ちゃんは子宮の中の羊水に守られているので影響はないです。なので、これによって流産や早産のリスクが高まるということはありません。
控えた方がいいとき
- 出血がある時
- お腹の張りがある時
- 流産や切迫早産の兆候がある場合
- 子宮頸管が短いと診断されてる場合
- 前置胎盤と診断されている場合
- 破水してるとき
- 医師から安静の指示が出ているとき
前置胎盤とは、胎盤の位置が通常よりも低く、胎盤が子宮の入り口にかぶさってふたをしてしまった状態のことをいいます。
妊娠初期は、悪阻(つわり)で辛い思いをしていることもあるかと思います。そんなときは無理してセックスをする必要はありません。
セックスは夫婦にとって大切なコミュニケーションの一つです。妊婦中は安全なセックスを心がけましょう。
妊婦中の食事は何を控えた方がいいの?
お母さんの食べたり飲んだりした栄養分は、血管を通じてお腹の赤ちゃんへと送られます。これが赤ちゃんにとっての食事です。
控えた方がよいもの
アルコール
あたりまえですが、お腹の赤ちゃんはアルコールに対する免疫はありません。
妊娠初期のアルコール摂取は、奇形が生じる原因となります。さらに、妊娠中期・後期のアルコール摂取は、脳の障害や胎児発育不全が生じる原因となります。
カフェイン
過剰なカフェインの摂取はお腹の赤ちゃんに悪影響を与えます。過剰なカフェインの摂取は、未熟児で低体重の原因となります。
しかし、全く飲んではいけないというものえはなく、一般的に1日に300mgまでの摂取は胎児に影響はないとされています。コーヒーであれば1日2~3杯ほどならばあまり影響はないと言われています。
ビタミンA
ビタミンAの過剰摂取は、胎児の奇形の発症リスクを高めてしまいます。しかし、ビタミンA不足でも、同じように胎児への影響があります
ビタミンAには2種類あります。
・動物性由来の「レチノール」
・植物性由来の「β(ベータ)カロテン」
このうち、妊娠中は、動物性のレチノールを控えた方がいいです。
レチノールを含む食べ物
- レバー
- うなぎの蒲焼
は控えた方が良いです。
βカロテンは摂取しても気にする必要はないので、妊娠中は、βカロテンを多く含む野菜からビタミンAを摂取するようにしましょう。
βカロテンを含む食べ物
- モロヘイヤ
- しそ
- にんじん
- パセリ
- 春菊
- ほうれん草
などがあります。
生もの
妊婦中に生ものを食べるときは、食中毒の危険性があるので鮮度に注意してください。妊娠中は抵抗力が低下しているので食中毒にかかりやすく、食中毒にかかっても飲めるお薬が限られていますので、治りが遅いと胎児の発育に影響がでる可能性があります。
また、「メチル水銀」という有害物質を多く含む魚にも注意が必要です。
メチル水銀を多く含む魚
- 本マグロ
- メバチマグロ
- インドマグロ
- 金目鯛
などです。
妊婦中のカラーやパーマは赤ちゃんへの影響はないの?
妊婦中に美容院へ行ってカラーやパーマをあてるとお腹の赤ちゃんに影響があるのでは?と心配している妊婦さんもいるでしょう。
カラーやパーマの薬剤がお腹の赤ちゃんに影響を与える事はないです。なので美容院に行くことは問題ないです。
ただ、悪阻がひどいと美容院独特の臭いで気分が悪くなったり、お腹が大きいとシャンプーの時の姿勢の問題が出てきますので、行く前には必ず、妊婦であることを伝えておいたほうが良いです。
妊婦中にプールや海に入っても大丈夫?
妊娠中にプールや海に入っても大丈夫なのか?入ってもいい時期はいつからいつまでなのか?と気になっている妊婦さんもいるでしょう。
一般的に、妊娠初期や後期は控えた方がいい時期だといわれておます。
妊娠初期は、流産しやすい時期であったり悪阻がひどいなどと、体調が安定しない時期でもあります。そんな時期に体を冷やすと、腹痛や悪阻がひどくなったり、お腹の赤ちゃんへの影響もあるので、入るのは控えた方がいいでしょう。
妊娠後期でも、早産のリスクがあったりするので控えた方がいいでしょう。
なので、プールや海に入るのであれば、安定期(妊娠5か月)に入ってから、必ず医師の許可をもらったうえで入りましょう。その際は、リスクや注意事項をきちんと理解したうえで入って下さい。
注意事項
- 冷え
水の中に入ると体が冷えます。全身の血行が悪くなり、お腹が張ってきたりするので、温水プールに入る方が望ましいです。
- 感染
妊娠中は抵抗力が下がっているので、細菌やウイルスに感染しやすくなります。水の中だけでなく、シャワー室や更衣室での感染の可能性が感染あります。
- 熱中症
妊娠中はホルモンバランスの変化によって、体温調節が乱れがちです。長時間炎天下にいることで熱中症のリスクが出てきます。
- 転倒
海は足場が不安定なところも多く、プールサイドは濡れて滑りやすくなっています。なので、転倒や他人との衝突には注意しましょう。
妊婦中に運動はしてもいいの?
妊娠中はどうしても椅子に座っている時間や、横なる時間が増えて運動不足になりがちです。そうすると、筋肉が落ちてしまい腰痛の原因になったり、体重の増加につながってしまいます。
妊娠中の適度な運動は体に良いとされています。一般的には安定期に入ってから始める方が良いです。
ここ最近では、妊娠中の運動はあたりまえになってきました。ただ、妊娠中に運動をすることに不安を感じる妊婦さんも多いはずです。
そんな妊婦さんに、妊娠中の運動のメリット、良いとされる運動を紹介します。
運動のメリット
- 肥満の予防
- 筋力低下の予防
- 腰痛・肩こりの解消
- 運動不足解消
- 気分転換
- 血流促進
- 便秘の改善
など、たくさんの効果が期待できます。
基本的には有酸素運動を行います。
代表的な運動
- マタニティウォーキング
- マタニティスイミング
- マタニティヨガ
- マタニティエアロビクス
などがあります。腰を捻じる運動や、グッと力を入れるような激しい運動はやめましょう。
控えた方がいいとき
- 切迫早産の危険性があるとき
- 貧血のとき
- 医師から安静の指示が出てるとき
などです。
運動をする際は自分のペースで行い、疲れたら休憩し、体調が悪くなったら中止しましょう。妊娠中の運動は決して無理をしないことです。
妊婦中の目薬は大丈夫?
目薬も薬です。妊娠中に使用してもいいのか気になりますよね。
目薬は、内服薬に比べると一度に使用する量はかなり微量で、目薬をさした後に目の外に流れてしまう分も多いので、お腹の赤ちゃんへの影響はほとんどありません。なので、基本的には問題はなく大丈夫です。
しかし、市販の目薬の中には、「妊娠中や授乳中は使用を禁止」と書かれているものや、「医師に要相談」と記載されているものもありますので注意してください。
結膜炎などに使用される目薬の成分に抗炎症作用の「プラノプロフェン」があります。この成分は妊娠中の使用の安全性がまだ確立されていないため使用は控えた方がいいでしょう。また、「フルメトロン」や「クラビット」なども使用上の注意書きとして妊娠中の使用は注意すべきと記載されています。
薬局で目薬を購入する場合は、薬剤師の人に相談しるようにしましょう。
妊婦中に海外旅行に行くのはどお?
赤ちゃんが生まれるまでに海外旅行に行こうと思っている人もいるかと思います。
海外旅行に行くには、やはり安定期に入ってからが良いとされています。妊娠初期や後期はできるだけ避けた方がいいです。
航空会社によって異なりますが、妊娠36週以降は医師の診断書が必要といったこともありますので、旅行に行く際は細心の注意を払って行きましょう。
注意事項
- 飛行機
海外旅行は国内旅行と比べて飛行機の移動時間が長くなります。できるだけトイレに近い座席を確保しておく方がいいです。また飛行機内は気圧の変化もあるので体調に注意しましょう。
- 食事
海外では慣れない食事を口にする機会も自然と多くなります。水を飲んだだけでもお腹を壊してしまうといった、衛星的な問題も出てきます。
- 感染症
妊娠中は飲める薬が限られています。旅行先で感染症が流行っていないか、前もって予防接種を受けることが可能なものもあるので医師と相談したうえで、しっかりと下調べをしてから行きましょう。
- 言葉
もしも旅行先で何かあった場合を想定して、現地で通じる言葉や文章を用意しておきましょう。
- 保険
万が一に備えての保険ですが、妊娠中はリスクが高いため、加入できる保険や条件がかなり制限されるので、事前に手続きしておきましょう。
などあります。
お腹の赤ちゃんのことを優先に考えて旅行に行きましょう。
寒すぎるところや暑すぎるところは避けて、妊婦さんにとって過ごしやすい国を選んだ方が良いですね。
無事に生まれてくることが一番
やはり何といっても、お腹の赤ちゃんが無事に生まれてくることが一番です。
もし流産したらどうしよう?という不安を抱えている妊婦さんは多いことでしょう。
流産とは
妊娠22週未満までに、何らかの原因で胎児が死亡したり、母体の外に出て妊娠が中断してしまうことです。全ての妊娠のうち約10%の確率で起こると言われています。
- 妊娠5~7週(22~44%)
- 妊娠8~12週(34~48%)
- 妊娠13~16週(6~9%)
となり、妊娠初期(4~15週)までで全流産の90%を占めます。
原因の多くは染色体異常なので、母体が原因となるものは比較的少ないと言われています。しかし、流産になってしまうと、自分を責めてしまう人は多いと思います。
流産にならないように気をつける時期は妊娠初期です。お腹の赤ちゃんの成長するのに大切な妊娠初期は、無理をせずに過ごしましょう。