脊柱管狭窄症に対する治療『6』選!!

「脊柱管狭窄症ってどんな状態?」

「手術って大変なんじゃないか?」

「手術以外に改善方法は無いのか?」

このようなお悩みはお悩みはありませんか?

脊柱管狭窄症の治療法といってもあなたの体の状態や症状の様子などで変化してきます。

なんとなくお分かりになると思いますが、脊柱管狭窄症の治療法も一つではありません。

ここでは、脊柱管狭窄症に対する手術療法と保存療法、治療するにあたりこれからあなたは何をしたら良いのか?を、紹介していきますので、これからの治療の参考にしてもらえると良いかと思います。

脊柱管狭窄症を手術以外にも改善する方法があるとしたら、とても期待できそうじゃありませんか?

保存療法でお考えの方は運動も大事な要素になってきますのでこの記事を読んで頑張ってみませんか?

腰部脊柱管狭窄症の原因と症状

  • 脊柱管狭窄症の原因

脊柱管狭窄症になりやすい人の特徴を挙げると、次のようになります。

  1. スポーツや仕事など、腰に負担がかかる動作を長期間、続けている
  2. 腰を頻繁に曲げたり、ひねったりする動作を継続している
  3. 前かがみや座りっぱなしなど、長時間、同じ姿勢をとる環境にある

上記のような条件は、腰まわりの筋肉が硬くなりやすく、血流障害を起こしやすいです。

発症しやすい年代や性別に関しては下記のとおりです。

・脊柱管狭窄症になるのは50歳~80歳くらいの年代の方が多い
・女性より男性のほうが多い傾向がある

また、脊柱管狭窄症の痛みを引き起こしやすい原因となる飲食物もあります。それは、「冷たいもの」や「甘いもの」です。症状を改善するためには、これらの飲食物を避けることをお勧めします。

脊柱管狭窄症は、主に腰の脊柱管といわれる部分の神経の通り道が狭くなっている状態です。例えば、神経の近くにある椎間板の膨隆、突出や、椎間関節にできた骨の棘などが神経の通り道を狭くすることによって起こります。 また腰椎すべり症でも腰の骨が不安定になり後ろ側に動いてしまうことによって神経の通り道を狭めてしまい、腰部脊柱管狭窄症となる場合があります。このほかにも原因はありますが、一般的にこの2つの原因が特に多いといわれています。

  • 脊柱管狭窄症の3タイプ
  1. 神経根型(しんけいこんがた)
    背骨を通り腰部、臀部から下肢につながる神経の一番根元(神経根)が圧迫されるタイプ。圧迫されている側の足、つまり片足だけにしびれや痛みが出ることが多い。
  2. 馬尾型(ばびがた)
    脊柱管の中を通る脊髄神経は第1腰椎あたりから馬の尻尾のように、何本にも分かれています。これを馬尾神経と言い、脊柱管の中を通る馬尾が圧迫されるタイプ。両足にビリビリと強い痺れや麻痺の出ることが多い。馬尾型が進行すると、腸や膀胱の働きに関係する神経が圧迫され、排尿・排便障害などを伴うこともある。
  3. 上記二つを併せた混合型
    神経根と馬尾神経、両方の神経が圧迫されるタイプ。
  • 脊柱管狭窄症のよくある症状 

腰が重い、痛い

足の痛みやしびれ

間欠性跛行

状態が悪化すると歩行困難や排尿・排便障害

などが代表的な症状になります。

特に間欠性跛行(かんけつせいはこう)という足の症状が特徴的です。 これは、歩いていると足がしびれたり痛んだり、あるいはこわばってきたりして、休憩するとその痛みなどが楽になり再度歩けるという状態が繰り返されるという症状です。

脊柱管狭窄症の状態が悪化してしまうと間欠性跛行も酷くなり歩行距離が段々と短くなっていきます。 最初のうちは200~300m歩けていたのが、100m、50mになったりすることもあります。

主な手術方法は『6』通り

脊柱管狭窄症の手術は現在6つありますが、その中でも最近は背中を切り開く必要がない内視鏡手術が主流になってきました。また内視鏡手術の場合、入院日数も短ければ4日と、以前よりぐんと短くて済むようになりました。

具体的な入院日数となども頭に入れて検討して脊柱管狭窄症の手術に対する心の準備を始めましょう。

椎弓切除術・2〜3週間

背中を切開して、神経を圧迫している骨などを取り除く手術です。棘突起縦割式は脊柱の突起部分を縦方向に割って、神経への圧力を下げる方法。
入院期間は2~3週間ほど。

MEL(内視鏡下部分椎弓切除術)・4日~1週間

MEL(Micro Endoscopic Laminectomy)は、内視鏡を用いて椎弓等を切除することによって、脊柱管を広くし、圧迫されていた神経の痛みを除く手術です
入院の目安は4日から1週間程度。

脊椎固定術・3週間

圧迫されている部位が広範囲であったり、すべり症があったりして固定する必要がある場合に行われる手術。背中を切開して、椎骨を金属で固定します。
入院期間は3週間ほど。

ME-PLIF/TLIF(内視鏡下腰椎椎体間固定術)・10日~2週間

ME-PLIF/TLIF(Micro Endoscopic-Posterior lumber interbody fusion/Transforaminal Lumber Interbody Fusion )は、背中側から内視鏡を入れ、問題になっている椎間板を取り外し、椎間板の代わりに、人工的に作られた「ケージ」と呼ばれるものを入れて固定する手術です
入院期間は10日から2週間。

XLIF(内視鏡下低侵襲脊椎固定術)・10日~2週間

XLIF(eXtreme Lateral Interbody Fusion)も問題になっている椎間板を取り外して、ケージを入れて固定する手術です。背中側からではなく、側腹部から内視鏡を入れるので背中への負担が少なく、また骨を削らないため神経を傷付けてしまうリスクを軽減できます。
ただ、XLIF手術はそもそも認定医しか行えないため、日本では行ってくれる病院はまだ多くはありません。
入院期間は10日から2週間程度。

椎弓形成術・1週間~10日

切開して椎弓を切り離し、内側を削って穴を広げてから身体に戻す手術です。身体の外に取り出して削るので、細かな調整がしやすく、削っている時に神経を傷付けるリスクも低くなっています
入院期間は1週間から10日程度。

保存療法の場合

  • 痛み止めなどお薬の服用

手術以外で幅広く行われているのが、薬物によって痛みを抑える治療です。

急性期の場合、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)、アセトアミノフェン、筋弛緩薬が推奨されています。

そして、慢性期では上記に抗不安剤や抗うつ剤、オピオイドが加わります。

  • 神経ブロック療法

nerve

通常は薬物療法で効果が出ない場合に、神経ブロック注射が行われます。代表的なのは、仙骨裂孔ブロック、硬膜外ブロック、星状神経節ブロックです。

人は痛みがあると、反射的に身体が緊張してしまうもの。神経や筋肉、血管そのものに痛みがあると緊張してしまい、それがさらに痛みを引き起こすという悪循環が起こる場合があります。

神経ブロックは、痛みを取り除くだけではなく、緊張している筋肉や血管をリラックスさせる働きがあります

  • 痛みを改善する運動療法

運動療法は、身体の機能を維持することを目的にしたもの、ストレッチなどで柔軟性を強化して改善を目指すもの、そして筋力そのものを強化することで背骨を支える土台そのものを鍛え、痛みを分散させるといった目的があります。

脊柱管狭窄症ではずっと安静にしていると足腰も弱ってしまうので良くなくとされています。ですが、強い痛みがある時(急性期)に動いてしまうと、改善どころか神経を痛めてしまう恐れがあるのでムリは禁物です。

日常的な動作そのものは急性期でも推奨されていますから、ムリのない範囲で身体を動かすことは多くの人にとって効果があると言われています

ウォーキングなどの有酸素運動が効果的です。

もともとストレッチはウォーキングやジョギングが流行りだしてから一般にも知られるようになったもので軽い運動とセットで行う方が効果的なのです。

ウォーキングは30分を目安に行いますが痛みやしびれのある方は無理をしないように行いましょう。

  • 併用することで効果が得られる物理療法

物理療法には温熱療法、牽引療法、電気療法などがあります。

温めることで痛みを和らげる温熱療法

温熱療法には、患部を温めて血流を促したり、筋肉の硬直をゆるめたり、心身をリラックスさせる効果があります。腰痛に限らず、痛みがあるところを温めると痛みが和らぐことは経験的に理解できるのではないでしょうか。

痛みがある部分を温めると血行が良くなって、発痛物質を押し流して酸素を供給することができるようなります。発症3ヶ月以内で運動療法との併用が効果的だとされています

引っ張ることで負荷を取り除く牽引療法

牽引療法は、痛みがある部分を物理的に引っ張ることで、負荷のかかる神経への圧迫を和らげるというもの。

一時的に鎮痛効果がある電気療法

電気療法は、神経に低周波を通電させ、一時的に鎮痛効果を得ることができます。

ただ、現在電気療法と牽引療法は腰痛診療ガイドラインでは推奨されてはいません。人によって、効果がある場合とそうでない場合に分かれてしまうので、症状が改善されていく場合には、治療を続けると良いでしょう

  • 整体院などによる代替療法

代替療法は、柔道整復師(接骨院など)による施術や、指圧、マッサージなどを指します。

法的には代替療法には含まれないのですが、当院でも脊柱管狭窄症の痛みを和らげる施術があります

まとめ

もし、体操を続けて痛みが強くなったり、症状が悪化するような場合には、すぐに中止して専門医に相談してください。

腰部脊柱管狭窄症の患者さんの中には、治療を医師まかせにせず、自分の腰痛と向き合って積極的にトレーニングに励み、症状が軽快している人もいらっしゃいます。

初めは、ストレッチをすること自体に痛みを感じるかもしれません。しかし、無理のない程度に積極的に取り入れ、一時的な痛みの緩和だけでもくり返すことが大切です。これを長期的に行うことで、体が良い状態を覚えていくのです。

ストレッチをして、痛みしか感じられない場合は無理をせず、医師と相談の上おこなっていきましょう。

あなたの腰の状態にもよりますが、無理のない範囲でなるべく動く事を心がけて生活するように頑張ってくださいね。

徐々に効果が表れる運動ですから続けて頑張りましょう。

毎日のケアをする事もとても大事になります。痛みがある限り、何かを我慢したり不安に思っている事が絶えないというのは辛い事だと思います。あなたの人生を豊かにするためにお手伝いをしていきたいと思っています。これから少しでも楽しくて、良い人生を送りいと考えておられる場合はいつでもご相談下さい。

少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

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