腱鞘炎 手首の痛み

腱鞘炎の症状と改善策！あなたのその痛みも治るかも？？

蛇口をひねるのが痛い。

お鍋を持つのが痛い。

自転車のブレーキ等を握るのが痛い。

この様な痛みがある方は腱鞘炎である可能性が高いですね。

悪化すると、じっとしていてもズキズキする。激痛で眠れない、痛みの範囲が広がるなどさまざまな症状をひき起こします。

また、症状が長期間になると、薬や注射の効果もなく手術を検討している人も少なくありません。

普通に生活するのもつらく、外出を控えたり、仕事を休業せざるをえない人もいます。

痛みというのは主観的なものなので、本当のつらさは本人にしかわかりません。

・腱鞘炎とは

腱鞘とは腱に鞘（さや）と書きます。

腱とはアキレス腱と同じで筋肉と骨をつなぐ頑丈な組織です。

鞘は腱を覆うように形成されています。

筋肉の動きを骨（関節）に伝える腱の周りを覆い、ブレたりズレたりしないように誘導しておくのが腱鞘です。

腱鞘炎とは、なんらかのきっかけで腱と腱鞘の隙間が狭くなり、擦れ合ってしまうことで炎症を引き起こした状態のことをいいます。
一般的（整形外科的）に腱鞘炎の原因と言われているのは、腱と腱鞘の摩擦による炎症です。
そして、腱鞘炎になる要因として、手首や指の使いすぎ、筋力不足、（女性の場合）更年期や妊娠、出産などによるホルモンバランスの乱れ、加齢などがあります。

ドケルバン病（狭窄性腱鞘炎）

腱鞘炎の発症しやすいのが親指（母指）です。

親指（母指）の近くには長母指外転筋腱と短母指伸筋腱という腱があり、その腱鞘に炎症が起こった場合に「ドケルバン病」と言います。
親指側の手首の痛みや腫れ
親指の付け根の痛み
親指の曲げ伸ばしが困難
腱（長母指外転筋腱、短母指伸筋腱）の周囲が硬くなる

・腱鞘炎の症状

腱鞘炎と言っても、痛みやしびれの強さ、痛いところや痛くなる動作など人それぞれ違います。

朝起きた時に急に痛かった人もいれば、徐々に痛みが強くなり慢性化してしまい悩まされている人もいます。

腱鞘炎の主な症状

手首が痛くて赤ちゃんを抱っこができない
激痛で手が握れず指も曲がらない
人差し指や親指がだるく違和感がある
痛みで箸が持てない
痛みで楽器が弾けない（ピアノやトランペット、打楽器など）
ＰＣのキーボードが打てない
ペンがつかめず字が書けない
ボタンがかけにくい
痛みで眠れない、痛みで目が覚める
手首が痛くてペットボトルの蓋が開けられない
手をつくと激痛が走る

この他にも症状がひどくなると、手首や指だけではなく、肘や腕全体が痛くなったり、両方の手首が腱鞘炎になる人もいます。

腱鞘炎による手首や指の痛みを改善する方法は、大きく分けると、手術を行わない保存療法と手術療法に分けられます。

腱鞘炎の保存療法

腱鞘炎の薬物療法・注射療法

消炎鎮痛剤（NSAIDs）軟膏、湿布薬、内服薬
腱鞘内ステロイド注射
腱鞘炎の理学療法

マッサージ
ストレッチ
電気治療（低周波など）
腱鞘炎のその他の治療法

腱鞘炎用サポーター
テーピングなど

腱鞘炎の手術療法

・腱鞘切開手術
・内視鏡手術

このように腱鞘炎の治療には多くの治療法があります。

これは症状も様々あるので一概にこれで治ると言うものがないからです。

また、腱鞘炎になると「なるべく手首や指を使わないでください。」と安静を勧められた人もいるかもしれません。

使い過ぎで腱鞘炎になっている場合もあるので原因が明確な方は安静もしくはなるべく負担を減らす事が大事です。

手首や指の痛みの原因が腱と腱鞘の摩擦にあると考えれば当然、腱と腱鞘に負担をかけないための治療法を勧め、最終的には原因である腱鞘を手術も考えられます。

また、手術をして腱鞘への摩擦を取り除いたとしても、完全に良くなるということはなく、症状の悪化を防ぐという目的で手術を選択する場合が少なくありません。

腱鞘炎でお悩みの方へ

より豊かな生活を送っていただくことが大事です。

その為に身体の痛みや不調を改善して今までの不安や悩みを解消して、好きなことを思いっきり楽しめる身体づくりをはじめましょう。

そして、一日でも早く 痛みを気にすることのない快適な生活を手に入れてください。