食事はとても楽しめる時間ではないですか??
どなたでも食事や睡眠や入浴がストレスを解消できる時間であってほしいと考えています。
しかし、そんな大事な食事でもあることに注意せずに生活習慣になっていると楽しい時間では無くなる可能性があります。
最近よく耳にする逆流性食道炎(胃食道逆流症)です。
逆流性食道炎を予防するには食後が大事!?
夜遅い食事
食後すぐに寝転ばない
この2点は特に重要です。
夜遅い食事は胃酸が出る量が増減したり、本来ならば睡眠したい時間帯なので消化には早い時間の食事に比べると時間がかかります。そして睡眠まであまり時間がないと消化できずに胃の入り口側の筋肉がしっかり活動できないのです。
食後すぐに寝転ぶことはやはり消化が進んでいないのに横になるので圧が高まっています。胃の入り口側の筋肉がその圧にまけてしまうと食道に逆流しやすくなります。
食道の下部には胃の内容物の逆流を防ぐための機能がありますが、日ごろの生活における動作や食事のなかにこの機能を低下させるものがあり、それらを続けていると胃食道逆流症の症状があらわれたり、さらに悪化したりしてしまいます。
これらの生活習慣や食生活をあらためることでどの程度症状の改善につながるかは個人差がありますが、なかでも改善効果ができる事がわかっているものは、肥満の解消(体重減少)と上半身をやや起き上がらせて寝る姿勢(頭側挙上)です。
日本では食生活の欧米化によって胃食道逆流症の患者さんが増加傾向にあります。このため、予防のためには食生活などの生活習慣に気をつけることも重要になってきています。
胸やけを起こしやすくする食事内容として、高脂肪食、アルコール、チョコレート、コーヒー、炭酸飲料、みかんなどの柑橘類、辛みが強い食べ物、その他、症状を引き起こす食事などがあります。
これらによって、胃酸の分泌が多くなったり、胃と食道のつなぎ目が緩みやすくなるため、食道へ胃酸が逆流しやすくなります。
また、ご飯を勢いよく一気に食べたり、食事やアルコールをたくさんとることでも胸やけが起こりやすくなります。
このほか、喫煙は多くの病気に関わっていますが、胸やけも起こしやすくするといわれています。
胃食道逆流症を起こす要因は個人差があり異なりますが、以上のような食生活、生活習慣が胃食道逆流症と関係があることがわかっているため、これらを避けたり注意することが予防につながると考えられます。
逆流性食道炎は予防できるものです。まわりにおられたり最近よく聞く症状で不安を感じていらっしゃると思いますが、当たり前になっている生活習慣や食事を少しずつ改善するなど気をつけて頂く事で逆流性食道炎は予防できるので参考にして頂きたいと思います。
その他に生活習慣で気をつけておく事
- ベルトや下着で圧迫を強くしない・ストレスを溜めない・・・・
- 重い物を持たない
- 前かがみの姿勢にならないようにする
- 上半身をやや起き上がらせて寝る
- 右を下にして寝る(右側臥位)
- 肥満を解消
- 喫煙を控える
このような生活習慣心当たりがある場合は、なるべく避けて頂き、今後の健康の為に参考にして頂きたいと思います。
まだ症状がない場合は予防の為に、症状があり改善したいとお考えの場合は改善の為に参考にしていただけたらと思います。