「ストレートネックと言われたけど、枕を変えた方がいいのかな?」
「枕も大事だと聞くけどどんなものがいいのかな?」
「オリジナルにすると高いし・・・」
こんな悩みはありませんか?
ストレートネックになると、自律神経が不安定になり、様々な症状が起きるようになりますが、首のこりや自律神経の症状も調整できれば緩和してきますよ。
そんなストレートネックの症状にお困りのあなたに家で簡単に作れるバスタオルの首枕を紹介します。リラックスして寝て頂き、ストレートネックも改善して、質の良い睡眠を手に入れて頂こうと思います。
ストレートネックの原因とは
ストレートネックとは本来あるはずの首のカーブが失われ、真っ直ぐになってしまうことです。肩こりや首こりだけではなく、ひどい場合には手のしびれ・頭痛・吐き気・自律神経の不調なんかも症状として出てきちゃいます。
ストレートネックの一番の原因は、特に上半身の姿勢の悪さからきている事が多く、正しい姿勢に戻してあげる事が重要になります。
ストレートネックを治すメリット
- 肩こりが楽になる。
- 首のいたみも楽になる。
- 猫背が改善される。
- 寝違わなくなる。
このように枕を少し変えるだけで体にも変化が起こる方も大勢います。
もちろん全員に合うと言うわけではありませんが、簡単に挑戦できる事なので、一度試してみるのも良いと思いませんか?
ストレートネックになってしまうと
では、ストレートネックになると、どのような症状が起きてしまうのか簡単にご紹介します。広い範囲で背骨にかかる負荷が常に強い状態になることで、以下のような症状を引き起こします。
・背中や肩の筋のハリ感
・肩こり、首こり
・肩、首、背中の張るような痛み
・頭痛、腰痛
・猫背
肩や首の不調だけでなく、姿勢が全体的に崩れることから、腰痛まで引き起こすとされています。また、頭が前に突き出てていくことで、猫背にもなりやすく、見た目も悪くなってしまいますね。
ストレートネックの改善に『2』つの注意
ストレートネックの主な原因は、悪い姿勢です。そのため、鎮痛剤や筋弛緩剤で応急処置をしても、根本的な解決にはなりません。悪い姿勢を正すことが1番重要です。
睡眠中はストレートネックを改善する絶好のチャンスです。毎日8時間、首に理想的な姿勢で眠ることで、良い癖づけができる機会と捉えましょう。
そこで、ストレートネックを枕で改善する為の注意点を『2』つ挙げてみます。
その前に意外と多いまくらの形状は「高い枕」です。高すぎる枕を使っている人は意外にもとても多いようです。
そのように高い枕で寝ていると、ストレートネックを改善するどころか、さらに症状を悪化させる可能性だってあります。
また、肩こり・首こりの原因にもなるのですぐに低めの枕に変換してみましょう。以下に挙げる『2』つの注意点にあった枕を使い、理想的な寝姿勢を取り戻しましょう。
- 肩口から頭が10~15度の傾斜
この角度が1番、肩と首の筋がこわばることなくリラックスできる角度です。また、頸椎も自然な形状を保てます。さらに、頭の位置が心臓よりも高くなるため、血液が頭に上ることを防ぎます。 - 顔面が5度の傾き
顔が若干うつ向く程度だと、気道の通りが最も良くなり、睡眠中の呼吸がとてもラクになります。また、太り気味の方やアゴの下に脂肪がついている方は、顔の傾きが0度の方が呼吸がしやすく眠りやすい、という報告もあります。0~5度であなたが眠りやすい傾斜を見つけましょう。
この寝姿勢で毎晩眠っていただければ、あなたのストレートネックを眠りながら少しずつ改善させられるはずです。是非とも今の寝姿勢を見直す参考にしてみてください。
枕が「高すぎる」もしくは、「低すぎる」場合は
あなたの枕が高すぎたり、低すぎたりして理想的な寝姿勢をとれない場合、以下のように対処しましょう。
・体の下にタオルを敷いて枕を相対的に低くする。
・枕の中材を減量させる。
・枕の上下にタオルを敷いて枕を高くする。
・枕の中材を増量させる。
若干寝心地が悪くなるかもしれませんが、すぐにできる対処法としてはこれらがおすすめです。
枕を徐々に低くする
人間の習慣は困ったことに簡単に変える事が難しく、本人が習慣に気づいてない場合が多々あります。
今日から習慣を改めて、理想的な寝姿勢で寝ようと思っても、いつもとは違った寝方では眠りにくいと思うはずです。特に今まで高い枕で寝ていた人にとっては、理想的な寝姿勢といえど枕がとても低く感じられ違和感があり眠りにくいという声もききます。
そのような場合におすすめの方法が、枕を徐々に低くすることです。
まず、低めの枕を用意します。
次に、枕の上にタオルを敷いて、いつもの慣れた眠りやすい高さに調整します。そして2日ごとに重ねたタオルを少しずつ減らしていきましょう。少しずつ枕の高さを低くしていくことで、急に寝心地が変わる違和感を避けられます。最終的に、理想的な寝姿勢をとれる高さになれば成功です。
「高い枕が首に良くないのは知ってるけど、低い枕は眠りにくい」とお考えの人は、是非お試しください。
こんな枕は避けましょう
高すぎる枕以外にも、ストレートネックを悪化させる枕はあります。
もしあなたが以下に紹介するような使用感の枕、寝姿勢になってしまう枕を使っていたら、枕を変えることをおすすめします。
・硬すぎる枕
・低すぎる枕(サポート性のない枕)
硬すぎる枕は、枕の高さが適正に見えても、後頭部にフィットしづらいため顔が下にうつむきがちになり首に負担がかかることが多いです。低すぎる枕も同様、首へのサポートがなくなってしまうため、寝姿勢が悪くなり首に負担をかけることとなります。
枕をせずに寝ることはストレートネックに効果的か
「枕なしで寝ると首が伸びてストレートネックに良い」とテレビで言われていたこともあり、気になったことはないでしょうか。
枕なしで寝ると後頭部が安定せず、多くの場合はアゴがひけた俯き姿勢になってしまいます。この状態も頸椎にとても負担をもたらすので、おすすめできません。
例外ありますが、枕なし睡眠は基本的にストレートネックを悪化させる可能性が非常に高いので控えましょう。
抱き枕は「イビキ」にも有効!
睡眠時間は長いのに朝起きた時に「疲れがとれている人」と「疲れがとれていない人」の差はなんだと思いますか?
何かというと・・・寝る時の「体勢」です。
1番疲れがとれる体勢は「横向き」なんです。
そして長く寝ても疲れが取れない1番の原因は「イビキ」です。
寝ている時に首の「脂肪や筋肉」がゆるんでしまい、気道が狭くなって、「イビキ」をかいてしまいます。しかし、「横向き」で寝ると、気道が狭くならないために「イビキ」をかきづらくなるのです。
いびき対策に
いびきの原因は様々ですが、枕の高さが合わず寝姿勢が悪い、加齢・筋力低下により舌が喉元に落ち込む、など仰向け寝だといびきを起こしやすいことがあります。
これらの原因がためにあなたがいびきでお悩みの場合、抱き枕を使うことで改善を期待することができます。
そういう意味では横向きで就寝する事が1番疲れは取れるのです。
首から骨盤までの背骨が自然に引っ張られる姿勢になるため、首や腰の負担を軽減します。毎日首枕を使うことで、ゆがみの改善につながるのです。
抱き枕の使い方と得られる恩恵
そもそも抱き枕にして本当に良いのかどうか・・・。
抱き枕があなたに必要かどうかのご参考にしてください。
仰向けで寝ると腰や肩の痛みが気になる方に
仰向き寝はつらいため横向きで寝ようとするとき、なかなか安定せずに結局仰向けに戻ってしまう場合があれば、抱き枕に抱きついたり、背当てとしてもたれることで楽に横向き寝ができます。
お腹が大きくなってきた妊婦さんに
妊娠中期以降、お腹が大きくなってくると仰向き寝がつらくなってきます。そのようなときは抱き枕を使って横向き寝をすることで楽に寝られます。
ただし、頭が布団と水平になっていることが条件ですので、これだけは選ぶ際に基準にして下さい。
両方共が布団にあると、とても心強いですね!
- I字型抱き枕の特徴
もっともシンプルな形状です。
真っ直ぐなものもあれば、抱きついたときの体へのフィット性を考えて、流線型になっているタイプのものもあります。
- C字型抱き枕の特徴
I字型の抱き枕とやや似ていますが、抱きついたときに抱きまくらを脚の間に挟みやすくなっているのがC字型タイプです。
また、大きくなったお腹に沿うようにシムス体位がとれることから妊婦さんにもいいと思います。
- L字型・J字型抱き枕の特徴
枕に頭を置きながら抱きつける、背当てとしてサポートしてくれる、という横向き寝サポートの用途がメインです。
- U字型抱き枕の特徴
体がスッポリと抱き枕の中におさまってしまうほど大きなU字型枕です。
大きいだけあって活用の幅が広いのも特徴です。
抱きついたり、背当てのように使えるのはもちろん、脚や腕を持ち上げたままの寝姿勢をサポートさせたり、胸を圧迫させないようにうつ伏せ寝ができたり、他にも、ベッドの上で背もたれとして使うこともできます。
まとめ
ストレートネックはすぐに改善するものではありませんが、諦めずに続けることで症状は確実に改善していきます。
そして毎日のケアはとても大変で慣れるまでが苦労すると思いますが、根気強く頑張りましょう。
僕のお勧めは抱き枕ですが、あなたに合った枕を使って寝て頂けると良いと思います。
これからの人生を不安なく過ごし、豊かにする為には大切な事だと思います。ほっておくと自律神経の症状も出てくる可能性だってありますから、専門家に相談する事もオススメします。
あなたが少しでも改善したいと思っているのならできる限り対応していきますので、いつでもご相談下さい。
少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。