逆流性食道炎で胃酸が逆流してしまう4つの原因

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逆流性食道炎は、加齢を原因とする場合が多いと言われています。しかしながら、食生活が多様化し、ストレスなどの多い現代では、若い人の患者も増えてきています。

そこで今回は、逆流性食道炎で胃酸が逆流してしまう原因について、詳しく解説していきますので参考にしてみてください。

1.胃や食道の運動機能低下

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食道と胃の境目部分に、下部食道括約筋と呼ばれる筋肉があり、この筋肉が胃から胃酸が出ることを防ぐ役目をしています。
そのため、下部食道括約筋の筋力が弱まると胃酸が逆流する原因となります。

下部食道括約筋の筋力低下は加齢によるものが多いのですが、若い人であっても暴飲暴食や脂肪分の多い食品を摂り続けていたり、食事の時間が不規則な人も同様に筋力低下の可能性があります。

また、食道裂孔ヘルニアを発症している場合も逆流性食道炎を招く可能性があります。[注1]
食道裂孔ヘルニアとは、横隔膜にある食道が通る穴から、胃の一部が食道の方に飛び出している状態をいいます。

食道裂孔ヘルニアも加齢によって起こり得ますが、喫煙や肥満、気管支喘息などの咳症状によって腹圧が上がることも原因になります。

参考:
[1]『食道炎ってどんな病気?』日本消化器病学会

2. 脂肪分の多い食品などによる

脂肪分の多い食品は、胃酸逆流の原因の一つとなります。
これは、脂肪が他の栄養素と比較して消化されにくいため、十二指腸から消化に関わるホルモンが分泌されることによって、下部食道括約筋のゆるみや胃酸過多を招くことになるからです。

胃酸の分泌を促してしまうものとして、脂っこい食品はもちろん、甘さの強い食べ物や、香辛料などの刺激の強いものが挙げられます。
アルコールの摂りすぎも逆流性食道炎の可能性を高めます。

また、食事の内容だけでなく、毎日の食事時間が不規則であったり、間食が多い場合も胃に負担をかけることになります。

食事中の無理な体勢も良くありませんし、食後の姿勢についても、すぐに横になると胃酸逆流のきっかけとなり得ますので注意したいところです。

3.ストレスなど精神的な要因

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ストレスを多く感じると、胃酸の分泌が促進されることで、それが逆流性食道炎の原因となります。

胃酸過多の状態では、空腹時にも胃粘膜の損傷が進み、逆流性食道炎と同時に胃痛や胸やけの症状も現れやすくなりますので、ダメージが大きくならないうちに対処が必要です。[注2]

胃酸が多くなっている状態に加え、ストレスによって下部食道括約筋の機能も低下して、症状悪化を招く可能性もあります。

なお、ストレスの発散方法として過食をしてしまう場合は、当然ながら逆流性食道炎の悪化につながりますのでやめるべきです。
原因がストレスにある場合には、医療機関などでも直接的な対処はしにくいため、個人レベルでの対応が必要になります。

現代ではストレスを完全に無くすことは難しいと言えますが、ストレスを溜めこみすぎないよう、上手く解消する方法を身につけることが肝要です。

参考:
[2]『気管食道科に関連する疾患・症状 胸やけ(胃食道逆流症)』日本気管食道科学会

4.便秘によるもの

便秘になると、腸からの圧迫により腹圧が高まり、胃酸が食道へ逆流する原因となります。

便秘による逆流性食道炎は、高齢者だけでなく若い人にも発症の可能性が高いです。
慢性的な便秘症の人の1割程度に逆流性食道炎の症状が見られるため、便秘解消は優先的に取り組むべき改善策の一つと言えます。

便秘には偏った食生活や過度なストレスも関係していますので、便秘を解消する行動そのものが逆流性食道炎の抑止になる場合もあります。

逆流性食道炎による胃酸逆流の原因は様々

逆流性食道炎による胃酸逆流の原因については、多種多様なケースがあります。
原因が一つであれば、その一点を改善することに集中できますが、複数の原因によるものであれば、そのすべてに対処する必要があります。

いずれにしても、胃や食道の不調を感じたら、自己判断で終わらせず、早めに専門家への相談をおすすめします。

\この記事は私が書きました/

氏永 真司

氏永 真司

大阪市福島区MITO整体院
院長 氏永 真司(うじなが しんじ)

・柔道整復師
・鍼灸師
・整形外科付属の整骨院2店舗で院長として勤務

整形外科付属の整骨院で勤務している時に、痛みが出ている部分だけの施術には限界があることに気づきました。筋肉や骨盤、背骨の調整だけでなく内臓、静脈、リンパ、経絡などを含めて全身のバランスを調整することにより痛みが自分で改善できるようになります。

もし、あなたがマッサージや骨盤矯正を受けても痛みが改善しないのであれば、ぜひ当院にご相談ください。

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