めまいに悩ませれている方はとても多いです。
それが、肩コリからくる場合もあれば、耳や脳の障害、自律神経の不具合でも起こってしまいます。
あなたのめまいの要因はなんですか?
もしかすると、ここで紹介するめまいに当てはまり、対処法も改善につながるかもしれません。
初めから全てを実践することは難しいと思うので、少しずつ生活の中に取り入れてみて下さいね。
どんなめまい?
めまいと言っても、原因も様々ですし症状も感じ方が違えば様々ですよね?
- ぐるぐる目が回る
- 立ち眩みのようなめまい
- ふわふわふらつく
- 目の前が暗くなる
大きく分けるとこのような種類のめまいがあります。
そして、めまいも原因やこのような出方によっても更に分けられます。
回転性めまい
天井がぐるぐる回るような感覚に陥るめまいです。吐き気や嘔吐などの症状を伴います。
片側の内耳や前庭神経の病気が原因になっていることが多く、脳幹や小脳などの中枢神経の病気の症状としても見られることがあります。
ぐるぐる回るような感じるだけではなく、目の前の物が左右や上下に流れるような感覚になることもあります。
回転性めまいは脳幹(平衡感覚を保つ場所)に血流障害、炎症が起きたり内耳がむくむなどの要因で発生します。
・メニエール病
・前庭神経炎
・内耳炎・中耳炎
・突発性難聴
・椎骨脳底動脈循環不全
具体的には、血流や血圧を調整するために、
- タバコはひかえる
メニエール病の場合は内リンパ液が溜まりやすくなるので、
- 塩分や水分をとり過ぎない
- カフェインの入った飲料水を飲まない
- 油物をへらす
などがあります。
前庭神経炎とは、頭の前の部分にあって情報を受けとる脳の前庭神経といわれる部分に炎症が起こっている事です。
その前庭神経に障害が生じることで前庭神経炎が起こり、周りが回って見えるのです。
いわゆる、目が回るという状態です。
ストレスが溜まったと感じた場合は、リラックスした状態を生み出すことでこれらの症状が出るのを軽減できます。
動揺性めまい
立位や歩行時にふらふらとした感じを覚えます。
この動揺性めまいも脳幹や小脳が広い範囲でなんらかの要因で炎症が起きてしまったときに起こります。
頭や体全体がぐらぐらと揺れている感じがあり、歩行時にふらつきを起こすようなめまいの事です。浮動性めまいと似ている部分がありますが、薬剤性めまいや中枢性めまいがあり、自律神経が影響する「全身性のめまい」が異なる点です。
・聴神経腫瘍
・脳梗塞
・脳出血
・くも膜下出血
生活習慣病は動脈硬化や糖尿病、高血圧の原因になり、動脈硬化は血栓を作り、血栓が脳に飛ぶと脳梗塞を起こします。それが細い血管や大脳で詰まった場合は自覚症状がないまま進行していきますが、椎骨脳底動脈の先で梗塞を起こした場合は、小脳や内耳への血流が止まり、梗塞が出来た場所によってはめまい・ふらつき・耳鳴り・吐き気のいずれかの症状が出ます。
対処方法としては、そのような症状が出たら放置せずに一度病院に診察に行くのが一番です。動揺性めまいと言っても、その発症理由は自分の置かれている環境や様々な理由が絡み合って起きている可能性も高く、病院に行くことで全く違う病気であるというのも発覚するかもしません。
吐き気やめまいを発作的に起こすメニエール病を併発して発生している場合は耳鳴りも生じたりする特徴もあります。このように何種類もの症状が入り混じって現れる場合も多いので自分でどの症状により近いかをあてはめるのは非常に困難です。
浮動性めまい
全身がフワフワと浮いているような感じがするめまいになります。
もしくは、頭だけが軽くなり、宙に浮くような感覚になる方もいます。これは脳の異常が原因といわれています。
中枢性めまい
脳の中でも小脳や脳幹に障害が起こることで発生します。
脳梗塞や脳内出血が原因となり、めまいのほかに激しい頭痛、嘔吐、手足のしびれ、脱力感を感じます。
全身性めまい
全身の問題により発生するめまいになります。
特に自律神経失調症で起こるめまいはこのパターンが多いと言われ、貧血や発熱が起こることもあります。
薬剤性めまい
抗生物質や精神安定剤を服用している方に多く、お薬の副作用でめまいが発生することがあります。
めまいがひどい場合は、かかりつけの医師または薬剤師に相談しましょう。
心因性めまい
特に異常がなく明確な原因がわからない場合のめまいになります。
精神的なストレスや自律神経の乱れが原因となっていて、安定剤を飲むことで治まる方もいます。
立ち眩み
眼前暗黒感と言われるもので、起立する際にクラクラとするのが特徴です。
立ち上がる瞬間に脳に流れる血液の量が一時的に不足してしまうことで起こります。
自律神経や低血圧が大きく乱れることで血圧の調整が上手くいかなくなってしまい症状が出ます。
・高血圧症
・自律神経失調症
・更年期障害
・貧血
・低血圧症
中枢系のものは、脳のトラブルの発生を教えてくれるサインであることが多く、
脳幹や小脳と言った部位に腫瘍が出来ている場合などはこのめまいがよく発生します。
脳の病気においては早期発見と治療が大事なことであるため、症状が続くときは早めに脳外科などにおいて診察を受けることが大事です。
全身性のものは、身体の特定の部位が悪いのではなく、神経など全身のバランスに不調がある場合に発生します。自律神経失調症が関係していることもあります。
浮動性めまいは、雲の上を歩いているようでもあり、船に乗っているようなふわふわとした非回転性のめまいとも言われ、飲酒後のふらつきに似た歩き方になります。
平衡感覚を失っている場合は内耳の障害がほとんどなく、四肢麻痺や言語障害、意識障害を伴った浮動性めまいの場合は、脳幹や小脳の脳血管障害が原因として大きいものです。
テレビやPCのモニターなどの視覚刺激が原因になる「視覚誘発性めまい症候群」も浮動性めまいです。
いずれにしても、小脳や脳幹への血行障害があれば四肢の運動失調が起きます。同時に内耳への血行障害も併発するので、当初はめまい、嘔吐、歩行困難を訴えて耳鼻咽喉科を受診することもありますが、運動失調や構音障害があれば脳血管障害なので、脳神経外科の受診をお勧めします。
対処法としては、ストレスを減らすことや副交感神経をはたらかせることで
ストレスによりかたくなった筋肉をほぐすことなどがめまいの解消に有効だと言われています。
疲労やストレスが原因にあるため、マッサージなど体を気持ちよくリラックスできることをすることで筋肉もほぐれ交感神経から副交感神経に切り替わります。
音楽を聞いたり、アロマセラピーなど自分自身がリラックスできることをすることもストレス解消につながるため効果があります。
また、食事を規則正しくバランスよく摂ることや
- コーヒー・お酒の飲みすぎに気をつける
- 睡眠を十分にとる
- ストレスを溜めない
など日常生活から気をつけることです。
自律神経失調症以外にもめまいの症状が現われる疾患は多くあるため、
少しでもいつもと違うと感じた場合は甘くみずに医師に相談したり、医療機関に受診することで
うまく付き合っていくことができます。
めまいが出た際の2つの対処法
安静
めまいが起きた場合、まずは安静です。
あえて動いても良くなりません。ケガをしてしまいますよ。
寝ている時にめまいが起こった場合や近くにベッドやソファーなどがある場合には横になって休んでもいいでしょう。
横になって休む場合は、できるだけ刺激の少ない場所で、安静にしましょう。
横になれない時は、せめて座る、しゃがむ等、立ち上がらず、動かないようにしましょう。
刺激を受けない
家でめまいが起きたら、部屋を暗くし、テレビや携帯等も自分から遠ざけるようにしましょう。
目や耳から入ってくる刺激だけでなく、電磁波も人体には影響を及ぼすので遠ざけることがとても大切です。
めまい対策
めまいを生活習慣から予防するように心がけましょう。
規則正しい生活
夜更かしや暴飲暴食は自律神経の乱れを引き起こします。
さらにバランスのとれた食事1日3回摂取することも大切です。
タバコ、アルコールもめまいの予防、再発防止には控える事が大切です。
ストレス解消
ストレスは身体的なものと精神的なものがありますが、少しでもストレスを感じたならすぐに発散しましょう。
とにかくストレスを体に蓄積させないことが大切です。
適度な運動
適度な運動は血流の改善や姿勢の自己矯正、ストレス発散にもなります。
30分でいいので、リラックスしてお散歩する事をオススメします。
食事や睡眠など、規則正しい生活を送ることが大切です。ストレス発散のために、遊びなどを積極的に行うケースもありますが、何事もやりすぎは注意です。ストレスで自律神経が乱れるのは、カラダやココロが「今は緊急事態だ!」とスクランブルを起こし、必要が無い時でもそれが続くから。
せっかくの楽しい遊びも、過ぎてしまえばストレス要因になります。それに反して規則正しい生活は、そんなカラダとココロの過剰反応を鎮静化させることになります。
バランスの取れた食事や、十分な睡眠、適度運動を通じたストレスの解消と、それに伴う自律神経のバランス回復は、めまいはもちろん、身体の様々な症状を和らげることに役立ちます。身体の健康が取り戻されれば、めまいの症状にもよい影響があることは、間違いないでしょう。
まとめ
あなたに当てはまりそうな症状、要因はありそうですか?
めまいを感じただけでなく、その他にも吐き気やあ耳鳴り、頭痛などが合併して症状があるようなら、落ち着いた時点ですぐに病院へ向かうか、危険だと思う場合は救急車を呼ぶことも頭に入れておきましょう。
検査をしてなにもなくても、それでいいじゃないですか。万が一がありますので検査をしてもらっておくことにデメリットはありませんよ。
症状が落ち着いている際には対処法や、他ブログにも挙げていますストレッチやツボ押し等も参考にしてみて下さいね。
それでもなかなかめまいが改善しないという場合にはいつでも当院にご相談ください。めまいの対処を根本的に改善するお手伝いをさせて頂きます。
めまいでお困りのあなたのこれからの人生が今よりもっと豊かになると思いますよ。
\この記事は私が書きました/
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