腰痛からくる足のしびれの治療とは!?

「腰痛からくるしびれをなんとかしたい!!」

「腰痛からくるしびれってどんな風に治療するの?」

腰が元になり痛みとお尻や足に向けてのしびれや痛みはとても辛いですよね。

しかし、ブロック注射やお薬ではなかなか症状の改善に至るまでにいかない場合も多いです。

あなたの症状もそうではありませんか??

あなたが長年辛い思いをしている腰痛・足の痛み・しびれを改善できる治療があると嬉しいですよね。

腰が元になっているであろう痺れに対して手術以外にもご自分でできる事が多くありますし、その方が体にとっても良い状態を維持しやすいと思います。

足のしびれ解消法

姿勢を正す

まずは姿勢を正しましょう。足を組む姿勢は体重が片寄り、体が歪んだり腰に負担がかかるので厳禁です。椅子に座るときは、膝が90度の角度で両足の裏がぴったりと床に着く高さが良いとされています。猫背にならないように背筋を伸ばし、背もたれは軽く触れる程度に座ります。肘掛のある椅子は、肘を掛けることで体重が分散され、腰への負担も軽減されます

冷やさない

腰や足の冷えは血流を悪くさせ、痛み・しびれの症状を悪化させる原因となります。特に夏の冷房が効きすぎた部屋は要注意です。冷えないように靴下を履く、膝掛けを使うなどの冷房対策をしましょう。

日常的にストレッチを取り入れる

痛み・しびれの予防にはストレッチも有効的です。
腰が痛み体を動かさなくなると、関節可動域が狭くなったり、筋肉がこわばったりしてしまいます。適度なストレッチ運動で、関節や筋肉が固まることを防ぎ、血流を良くしましょう

焦らない

まずはどんな時でもそうですが、焦らない事がとても大事です。
足の痺れは何十年もその症状を抱えて生活をする人がいるぐらい改善が難しい症状の1つです。

その時に色々な事を考えてしまい焦ってしまいがちです。

大事なのは冷静に今の自分の状態を把握して正しく対処をする事です。

まずは焦らず対処をする事を心がけてください。

むやみにマッサージをしない

痛みがあるとどうしても焦りますよね。

そして、体のケアをしようと思った場合にまず思いつくのが一番手軽で身近なマッサージだと思います。

ある人はマッサージチェアで筋肉をほぐしたり、リラクゼーションに行ってマッサージを受ける人もいると思います。

しかし、脊柱菅が加齢によって変形していたり椎間板の突出がおきている所をむやみにマッサージをしたりすると余計に症状がひどくなってしまう事があるのでまずは病院での判断をしてもらいましょう。

ストレスで状態がひどくなる事がある

足に痺れが起こるのは椎間板ヘルニアや腰部脊柱菅狭窄症によって症状が引き起こされている場合があります。

いわゆる姿勢の問題だけではありませんよね??
実はストレスによっても症状がひどくなる場合があるんです。

ストレスで坐骨神経痛が酷くなるの?
と思われるかもしれませんが、ストレスによって症状がひどくなる事は実証されている事実なのです。

ストレスをためると脳内の痛みを押さえる物質が少なくなる事がわかっています。

ぜひストレスを溜めずに発散できるようにしましょう。

またストレスを引き起こしている原因がわかっているなら早く取り除く事が大事になってきます。

むやみにストレッチや筋トレをしない

マッサージと並んで手軽にできるのが、ストレッチです。
ストレッチは健康な状態の時はいいのですが、症状がひどい時などは坐骨神経痛を悪化させる原因にもなるので気をつけましょう。

よくストレッチの方法を聞かれますが、まずは「しっかり寝る」「甘いもの(砂糖系)・脂っこいもの・アルコールなどは避ける」事が大事になります。

体を冷やさない

冷えは万病の元とよくいわれますが、確かにそういう事が多いです。

特に坐骨神経痛に関して言えば元凶となっていることが多いです。

例えば食事でも水分が多い食材は体を冷やす事になるのでぜひ根野菜をとるようにしたり、いつも冷えたものばかりではなく暖かい食べ物をとるようにしましょう。

あとは長時間同じ姿勢というのも筋肉の働きが悪くなるので体が冷える元になります。
30分以上同じ姿勢を続けるのであれば、体を動かすクセをつける事が重要になります。

冷房や気温の低い事が原因では無く食事や運動不足からでも冷えてしまうという事もあるので気をつけましょうね。

腰痛からくるしびれ

足のしびれの根本原因はなにか?

主な原因になりうる症状としては

  • 坐骨神経痛
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 腰椎すべり症

など、様々ありますね。

坐骨神経痛

坐骨神経痛は病名ではなく症状名なのです。

坐骨神経痛の主な原因は、

  • 梨状筋の障害や炎症による坐骨神経痛
  • 椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛
  • 脊柱管狭窄症が原因の坐骨神経痛
  • 腰椎分離すべり症が原因の坐骨神経痛

上記のような疾患が坐骨神経痛に繋がる可能性がとても高いです。

このように坐骨神経痛というのは病名では無く症状名なのです。

最近では、腰に異常は無く原因不明の足のしびれは梨状筋症候群・坐骨神経痛の可能性が8割と言われるぐらいの多さです。

坐骨神経は、身体の中で最も太くて長い末梢神経です。腰部から脚へと細部に枝分かれしながら伸び、足の爪先まで通っています。
そのため、坐骨神経で痛みが生じる部位は腰、臀部、太腿、ふくらはぎ、足先と広範囲に及ぶことが特徴です。
坐骨神経の通っている箇所が全て痛むこともあれば、一部分だけ痛むこともあります。
痛み方や感じ方もさまざまで、針が刺さるような鋭い痛み、ピリピリとしびれるような痛み、ふくらはぎが張る、冷感、灼熱感、圧迫感などの症状がみられます。

椎間板ヘルニア

骨と骨との間にあるクッションがつぶれ横や後ろに出る病気です。
その出た椎間板が神経に触れるために、腰や足に痛みとしびれが 起こります。

15位年前までは、椎間板ヘルニアは手術しないと治らないよと言われておりましたが、最近では画像診断が鮮明で、ヘルニアも引っ込んでくることがわかっているので、無理に手術をしないで、保存的な療法で経過観察になる場合も多くあります。

年齢が若い場合に発症する坐骨神経痛として、最も多い原因が腰椎椎間板ヘルニアです。

背骨は椎体と呼ばれる骨が連なっていますが、椎体と椎体の間には、クッションの役目をする椎間板という軟骨が挟まっています

椎間板の中はゼリー状の椎核がありますが、この椎核が押し出されると神経が圧迫され、痛みやしびれを感じるようになります。

中腰などの姿勢を長時間続けていたり、重たい物を急に持ち上げたりすると、腰椎椎間板ヘルニア発症のきっかけとなることがあります

椎間板ヘルニアは、ヘルニアの状態にある椎間板が、脊椎の神経を圧迫するために痺れが起こります。痺れの範囲は神経が圧迫されている部分によって異なります。

脊髄の神経には、背骨を横断する脊髄中枢神経という太い神経と、脊髄中枢神経から枝分かれして、身体の各末梢に走っている抹消神経があります。

斜め方向にヘルニアが起こり、左右の末梢神経のどちらかを圧迫した場合には、その末梢神経が支配している方向の部分が痺れます。

痺れの範囲は、ヘルニアが接触する程度が低いと臀部や太ももに痺れが出、脊髄中枢神経を圧迫するように真後ろにヘルニアが起こると、左右両方の末梢神経が支配する部分に、同時に痺れが起こります。

脊柱管狭窄症

高齢の坐骨神経痛は、主に腰部脊柱管狭窄症が原因となっています。

脊髄は脳幹から脊椎(背骨)の一番下、腰付近まで伸びている神経ですが、この脊髄神経が通っている場所を「脊柱管」と言います。

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなる症状で、50代を過ぎる頃から加齢による骨の変形が原因となり、発症することが多いようです。

神経根(脊髄が枝分かれする根っこの部分)や馬尾(枝分かれした脊髄の末端部分)部分が圧迫されて、腰や足など下半身に痛みを感じるようになります。

脊柱管が変形して神経の通り道が狭くなり神経を圧迫することで腰や下肢に痛みやしびれが出てきます。

腰椎分離・すべり症

分離症の原因は、先天性のものと後天性のものがあります。

先天性のものは生まれつきのもので、分離以外にも椎体や椎弓の形態異常を認めることが多く、高度なすべり症を生ずることがあり注意を要します。

腰椎の椎間板(ついかんばん)のついている前方部分は椎体(ついたい)、後方の椎間関節のついている部分は椎弓(ついきゅう)と呼ばれます。

椎体と椎弓の間には椎弓根(ついきゅうこん)があります。

椎弓の部分で骨の連続性が断たれてしまい、椎体と椎弓が離れてしまった状態を「腰椎分離症」といいます。

分離症のなかで、後方部分の支持性がないため椎体が前方にずれてくるものを「分離すべり症」と呼びます。

すべり症は脊椎(せきつい)同士がずれた状態を指しますが、椎間板の老化による不安定性が原因でずれたものを「変性すべり症」と呼びます。

近年では、後天性の多くは子どものころにスポーツなどで繰り返し負荷がかかったために、疲労骨折を起こしたものと考えられています。

しかし、スポーツは原因のひとつであり、体質的な要素もあります。

分離症・分離すべり症は第5腰椎によくみられます。

一方、変性すべり症は椎弓や椎間関節の形態異常に椎間板の変性が加わって起きるとされています。

変性すべり症は女性に多く、大部分が第4腰椎です。

分離すべり症は繰り返す腰痛、または慢性的な腰痛と下肢痛を来すことが多く、高度なすべり症以外では通常、排尿排便障害は認めません。

変性すべり症も腰痛・下肢痛を来しますが、脊柱管(せきちゅうかん)全体が狭くなるため馬尾(ばび)神経の圧迫症状が主症状になります。

すなわち、歩行によって下肢痛やしびれ感が出現し、休むと軽快する間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれる症状や、会陰部(えいんぶ)のしびれ感や、排尿排便障害を来します。

梨状筋症候群

デスクワークの人に圧倒的に多く、お尻の筋肉が固くなる事で起こります。

腰部椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症との違いは腰に症状が出ているかどうかです。

梨状筋症候群の場合はお尻の筋肉が神経を圧迫しているのが原因なので、お尻から足にかけて痛みやしびれが出るのが一般的です。

筋肉の問題であるため、病院のレントゲンなどでは異常は発見されず朝より夕方に症状が悪化します。

坐骨神経痛の多くの場合は疾患との関わりがありますが、それでも特に病院での検査では異常がないといわれているが、症状がでている人は少なくありません。

ではそれはなぜそんな事がおきるのか?

多くの場合は循環不良による障害になります。

循環不良とは、あまり聞き慣れないと思いますが、簡単にいえば血液や体液のめぐりが悪い事によってシビレや痛みを引き起こしている状態になります。

これは疲労を溜めすぎた結果におきる事がほとんどです。

まとめ

足のしびれを改善することは今後のあなたの人生が今よりも悪化してしまうか、それとも苦痛や不安から解放されるかとても大事な分かれ道になると思います。

ですから、生活習慣や運動、ストレッチなど何もせずに変化を求める事は賭けですし諦めずに少しずつ積み重ねていく事を第一に考えてみましょうね。

ストレッチや運動をする際には自分の体とよく相談しながら痛みや痹れが強くなる場合には絶対にしないようにしてくださいね。

無理をしても必ず良くなるものではありませんし、むしろ体は痛みを良い刺激だと感じることはありませんのでやめましょう。

病院に行っても、いろいろな方法を試してもなかなか改善が見られない場合はいつでも当院にご相談下さい。

あなたの改善に向けてのお手伝いができると思います。

お役に立てると幸いです。

\この記事は私が書きました/

氏永 真司

氏永 真司

大阪市福島区MITO整体院
院長 氏永 真司(うじなが しんじ)

・柔道整復師
・鍼灸師
・整形外科付属の整骨院2店舗で院長として勤務

整形外科付属の整骨院で勤務している時に、痛みが出ている部分だけの施術には限界があることに気づきました。筋肉や骨盤、背骨の調整だけでなく内臓、静脈、リンパ、経絡などを含めて全身のバランスを調整することにより痛みが自分で改善できるようになります。

もし、あなたがマッサージや骨盤矯正を受けても痛みが改善しないのであれば、ぜひ当院にご相談ください。

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