頭痛はストレスから?どうすれば良い?

日本人で頭痛を感じていると悩んでいる方は約4割いらっしゃるそうです。

職場に10人おられれば、2~3名は頭痛の持ちという事になりますね。

そんな誰しもが多少なりとも悩みのある頭痛ですが、症状の出方・原因などで区別が違います。

身体的疲労・ストレスなのか、精神的疲労・ストレスなのか・・・。

もちろん検査や医師でもはっきり明確に診断できる事が全てではありません。物理的に頭痛になりうる原因があれば診断も出やすいかと思いますが、そうでなければあなたの答え方で医師の考え方も変化する事だってあります。

原因が分かりづらいものの中にはストレス性の頭痛があります。

デスクワークや車の運転などで同じ姿勢が続くことや、睡眠不足、運動不足、目の酷使など疲労による身体的ストレス、また、悩み事や不安などの心労による精神的ストレスなどが原因と言われることが多いです。

しかし、頭痛症状の場合には男女差や職業による違いなどはあまり見られず、子どもから高齢者まで幅広い範囲で生じます。一概にストレスだけが原因とは言えないですよね??

もちろん、ストレスの存在を完全には無視できません。しかし、それならばどうしてあなたと同じ職場で同じ仕事をしていても頭痛になる人とならない人がいるのでしょうか?

そもそもの話をすると、ストレスは生きている限り大なり小なり誰にでもかかっています。「ストレス」と聞くと、イヤイヤ仕事をする姿や、気の合わない人との仕事などを想像する方が多いかもしれませんが、楽しい時間を過ごすことも、体に良いと思ってしている運動も実は体にとってはストレスなのです。

ストレスを減らすことはできてもゼロにすることは不可能なので、ストレスだけが原因であれば、それを無くさない限りあなたの頭痛は治らないということになってしまいます。

ですから「頭痛は精神的ストレスのせい」、「ストレスがなくならない限り治らない」ので、”うまく付き合って行くしかない”という説明が病院でなされたとしたら、それは正しいものではありません。

ですが、きちんと自律神経の調整も滞りなく行われ、睡眠時に体の疲労やストレスを回復できるようになる事で、自分自身で調節できるようになりますよ。

あなたの頭痛の正しい原因と治療方法を知り、頭がすっきりと気持ちの良い状態にしていきましょう。

頭痛にはどんな種類がある??

まず頭痛にはどのような種類のものがあり、それぞれにどのような特徴を持っているかを知っておきましょう。

偏頭痛

  • 左右どちらかのこめかみを周辺に痛みがある。
  • 脈に合わせて痛む事が多い
  • 女性に多くみられる。
  • 一部の場合に前兆として光が見えたり視野が欠けたりする事がある。
  • 光や音の影響で痛みが酷くなる事がある。

緊張型頭痛

  • 締め付けられるような鈍い症状が多い。
  • 我慢できないような痛みではないが、数時間続く事もある。
  • 慢性的になると数日間、持続的に続く事もある。
  • 肩こり・首コリも普段から感じている場合に起こりやすい。

群発頭痛

  • 目の奥がグ~ッと締めつけるような痛みがある。
  • 睡眠中に起こる事があり1~2時間続くこともある。
  • 目の充血・鼻づまりなどの症状を伴う事がある。
  • 20代~30代の男性に多くみられる
  • 血管拡張により炎症が増長する事で強い痛みを生じる。

ストレスを強く受けた脳は、自律神経を上手く調節できなくなってしまいます。

自律神経とは、行動・休息、内蔵を動かす・休めるというように重要な調節をする神経です。

自律神経が上手く働ないと感じた場合には、体調を整えて自律神経が働きやすい状態に調整してあげる必要があります。

ストレスからくる頭痛のメカニズム

ストレスから頭痛が起こる事を簡単には説明できないのですが、

頭痛は血流の滞り・筋緊張・骨の過度な密着などで起こっていますが、脳からの反応はどのような流れで頭痛という症状になるのか??

自律神経と脳

自律神経をはじめとするほとんどの神経は、脳から指令をもらって動いています。
体の内外で起こった物事に対して脳は、判断して各部位の神経に動きを命じます。

ストレスを感じて、血圧の上げ下げ自律神経が深く関係しています。

ストレスに耐えられる全身状態にする

ストレスをこまめに解消したり、ストレスに強い体作りが大切です!

体を休めることで疲労した脳も回復しやすくなる為、受けたストレスを解消することができます。睡眠や脳に刺激を入れない時間もとても大事になりますね。

体がリラックスできると緊張状態で凝り固まっていた筋肉や血管も適度に広がって血行改善につながります。

脳が元気であれば、多少のストレスを受けようともその刺激に耐えることができます。
すると、脳はストレスを解消しようと活発に動くことができ、簡単に疲れることがありません。

ストレスを受けても頭痛などの症状を起こさずにいられるようになります。

自律神経の乱れを引き起こすストレス

ストレスは脳への刺激を通して自律神経に作用し、体に不快症状を引き起こします。
自律神経は、戦いと安らぎという二つの役割のものがありますが、ストレスを受けると戦うためのものが優位になります。

こうなることで、体の緊張は高まり、血行が悪くなります。

頭痛も、緊張した筋肉と血行不良のダブルの効果で頭の血流が滞ることで起こりやすくなります。

日頃の姿勢を注意しよう

頭の位置が前方に偏位している状態だとストレスを感じていなくても緊張状態を持続させ、内臓を圧迫するので自律神経の働きも弱くなってしまうのです。この姿勢は自律神経の働きにも関係が深いので注意が必要ですよ。

デスクワークやスマホの見過ぎで頭が前に出て背中が丸くなっている姿勢がまさにその姿勢ですね。

いつも片側に重たいショルダーバックをかけている人も要注意です。

重たさによって肩甲骨が下にさがってしまい、首や肩甲骨をつないでいる筋肉を常に伸ばしている状態となります。

『なで肩』の人は荷物を下げている事で常になで肩の状態を作ってしまっている事になるので注意しましょう。

長時間同じ姿勢を取らない

パソコン作業などの場合、、1時間に1回は休憩を取りましょう。肩や首、腕を回したり、背筋を伸ばしたりと、ストレッチをすると効果的です。

正しい姿勢を保つ

座る時は、あごを引いて背すじを伸ばすと、頚椎が自然なカーブを描き、負担が少なくなります。正しい姿勢は疲れにくいため、日頃から意識しましょう。

冷えを解消する

首や肩が冷えると凝りの原因なります。スカーフや肩掛けなどで冷房が直接当たらないようにしましょう。

同じ腕で荷物を持たない

荷物をかける時、どうしても安定感のよい側にかけがいです。しかし、いつも同じ側に荷物をかけていると負担が偏り、頭痛になりやすくなりますから、できる限り交互にかけるようにしましょう。

では、どうしたら良いのか??

寝ても覚めても頭痛にたいする恐怖にも似た気持ちがなかなか晴れる事は少ないのではありませんか??

人は睡眠時にホルモンなどの自己回復能力のおかげで体をリセットできるようになっています。しかし、現代社会ではストレスや疲労が多すぎて一晩では回復しきれずに、持ちこしてしまいます。その上に更にまた同じようにストレスや疲労が蓄積されていくので改善したいと思ってもなかなか改善できないのが実際ですね。

ですが、日常生活を見直してできる事から変えていく事で、自己回復能力を高め、頭痛の改善が望めるようになります。簡単ですよね??

食事

  1. 必要な栄養を取る
  2. 不必要なものは取り過ぎない

ことです。

食事は毎日のように食べていることなので、からだへの負担がかかりやすいです。

まずは、栄養素をバランスよく摂取するように心がけましょう。特に大豆の発酵食品は腸と自律神経の改善にはとても効果がありますので、意識して摂取するように心がけましょう。

そして、食べ過ぎや早食いに注意して、腹八分目で終わりにしましょうね。

睡眠

睡眠不足や、睡眠の質が低下していると、睡眠をとったとしても疲労が完全に抜けきらず、どんどん蓄積されていき緊張型頭痛などの症状が起こってしまいます。

これは、自然治癒力に大きく関係してきます。

睡眠の効果としては、下記のようになります。

  1. 脳と肉体の修復
  2. その日起きたことの整理と定着

脳とからだの修復とは、睡眠状態に入ると、成長ホルモンなどの様々なホルモンが分泌され、体の矯正や損傷部位を修復する作業が行われます。

起きている間に大きな負担があると細胞が傷つき機能低下を起こしてしまいます。その機能を回復するのが、睡眠中なんです。

睡眠中に効率よく新しい細胞を生まれ変わらせているんですね。

ストレスなどの精神的な問題も脳の情報となってきます。

ストレスは美容や健康にも影響しますので、ストレスを溜め込まないことも重要です。

睡眠をとることでストレスになっている情報も整理されるため、からだへの負担も減ってきます。

  1. 食事は寝る3時間前には済ませる
  2. お風呂は40°から43°にする
  3. 光の調節

この3項目は良い睡眠には必要な事なので心がけましょう。

運動

効果としては、

  1. 血流を良くする
  2. 脳を活性化する
  3. 体内でミトコンドリアを生成する
  4. 骨の生成がスムーズになる
  5. 心肺機能の低下防止

このように、適度な運動は体に良い影響しか及ぼしません。

普段あまり運動をしていない方は、少しずつ運動を始めてみませんか?

日常生活の改善

毎日の生活でいえば、デスクワークの場合は背中が丸まらないように、モニターの高さをできるだけあげて目線をおこし、キーボードをなるべくお腹の前にもってくることで肩を巻き込まないようにできるので効果があります。日々の負担を減らせるといいですね。

椅子の高さも大事です。膝は90°になるといいです。

これであなたも寝て起きたらスッキリと目が覚めて朝が来るたびにまた頭痛がしないか怖く感じる事も無くなるはずですよ。

この情報を知っていると言われるかもしれません。しかし、知っていてもこのブログを見て頂いているという事は改善できていないという事ですよね??

きちんと理解し少しずつでもあなたの日常生活を変えれていれば改善できるはずですのでもう一度一緒に頑張りましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか??今すぐにでも日常生活を変えられそうな事ばかりではありませんか??頭痛をすぐにでも改善させていくには薬やマッサージでは無く、

あなたの姿勢・あなたの頭の位置・あなたの日常生活です。

治し方と言えばストレッチや体操を思い浮かべたかもしれませんが、疲れている体に更に疲れを上乗せする必要はありません。

この3つを改善する事であなたの辛い症状を感じる事の少ない、とても有意義な人生が待っています。

先程も言いましたが、ストレスを全く感じなくする事は不可能です。なのであなた自身がストレスを上手く解消出来たり、ストレスを感じても負けない体作りが大事になります。

あなたが自分1人では難しい・なかなか改善せずに困っている。というのであればいつでも当院にご相談下さい。

以上の3点を意識しながらでもできる事出来ない事はあるはずです。

当院ではそのようなお悩みの方が多く来院されています。もちろん改善・再発をしない体づくりのお手伝いですが、やはり専門家に頼っていただく事が簡単で確実だと思います。

当院ならあなたの頭痛の根本原因から改善し一緒に豊かな人生を作るお手伝いが出来ると思います。

\この記事は私が書きました/

氏永 真司

氏永 真司

大阪市福島区MITO整体院
院長 氏永 真司(うじなが しんじ)

・柔道整復師
・鍼灸師
・整形外科付属の整骨院2店舗で院長として勤務

整形外科付属の整骨院で勤務している時に、痛みが出ている部分だけの施術には限界があることに気づきました。筋肉や骨盤、背骨の調整だけでなく内臓、静脈、リンパ、経絡などを含めて全身のバランスを調整することにより痛みが自分で改善できるようになります。

もし、あなたがマッサージや骨盤矯正を受けても痛みが改善しないのであれば、ぜひ当院にご相談ください。

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