病院に行ったのに治らない「胸郭出口症候群」に整体が効果的な理由

胸郭出口症候群

スマホやパソコンの操作、普段の姿勢やバックの持ち方などが原因とも言われ、現代人に多くみられる「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」。

先天的な骨格の問題や運動機能に障害がある場合は手術を勧められることもありますが、生活習慣から発症したケースでは通院してもなかなか思うように改善しない場合も。そこで効果的なのが、整体院での治療です。ここでは胸郭出口症候群の改善に整体院の利用がおすすめな理由を解説します。

胸郭出口症候群にみられる症状

胸郭出口とは、鎖骨と第一肋骨の間にある小さい隙間のことです。ここに通っている神経や血管が、鎖骨や第一肋骨などに圧迫されることで起きる一連の症状を胸郭出口症候群といいます。

肩周りの筋肉や骨が下がりやすい状態にあり、胸郭出口を圧迫しやすい「なで肩」の方は胸郭出口症候群が起こりやすいため注意が必要です。

胸郭出口症候群では、

  • 肩や腕に痛みを感じる
  • 腕を上げる動作をすると上肢が痺れる
  • 握力が低下して重いものが持てない
  • 手が麻痺して細かい動作がしづらい

などの症状がみられます。

参考:公益社団法人 日本整形外科学会のホームページ「胸郭出口症候群」

病院へ行っても胸郭出口症候群が改善されない理由

根本的な原因は頭と体のバランスにある

胸郭出口症候群は、背中の表層にある筋肉や肩甲挙筋を強化し、バランスを整えて頭をしっかり支えられるようになると痛みが改善します。猫背を治したり運動機能を強くしなければ、何度も同じ症状に悩まされてしまう可能性も高いのです。

病院へ行けば薬を処方してもらえますが、それだけでは痛みが緩和されるだけで日常的な習慣などによって再発してしまうことも少なくありません。一時的には解消されたように感じられたけれど、痛みが繰り返されてしまうという方もいます。

継続して通院することが難しい場合も多い

医者 問診

もちろん、この症状は一回薬を飲んだだけで劇的に治るわけではないので、続けて治療しなければ意味がありません。病院へ通院するのは疲れる、忙しくて診療時間内に行けない…そんな理由から、少し痛みが緩和してくると通院を辞めてしまう方も。

そんな方にも整体院での治療がおすすめです。整体院の場合は土日に診療していることも多く、当院でも土曜日は18時まで対応しています。自分の都合に合わせて通いやすいため、お仕事をしている方も続けやすいでしょう。

自己流では胸郭出口症候群は治らない

インターネットで検索をすると、胸郭出口症候群に関する多くの情報が検出されると思います。ただし、自己流のマッサージやストレッチで根本的に改善することは難しいでしょう。

整体院から指導されているやり方であれば体をメンテナンスする手段として有効ですが、曖昧な情報を軸として実行するのは控えた方が無難です。
場合によっては症状が悪化しないとも限らないので、専門家の指示のもと治療を続けるようにしましょう。

胸郭出口症候群に対して行われる一般的な整体法

整体院によって治療方法は違いますが、ここでは、一般的に取り入れられている整体法をご紹介します。

カイロプラクティックによる背骨や骨盤の検査

カイロプラティックによる治療では、

  • 背骨の歪みを触診するスタティックパルペーション※
  • 正常な範囲で、関節の動きに問題がないかを調べるモーションパルペーション

※スタティックパルペーション…静止した状態で行う脊柱の触診のこと
※モーションパルペーション…患者さんに体を動かしてもらい、脊柱や四肢の関節が正常に動いているか確かめる触診のこと

この2つの検査をまず行います。
その結果、関節の可動領域が狭くなっているとわかった場合は、どこに原因があるのかを探ります。その後、骨盤や背骨など歪みがみられる箇所へ適切な治療を施していく流れです。

ソフトテーピングで土台を安定させる

体の土台である足にソフトテーピングを巻くことで、バランスある安定した状態を保てるようにする方法です。
足をテーピングすると、正しい姿勢で歩けるようになります。歩き方が変われば歪んでいる骨も矯正され、これまでの負荷が軽減されていくでしょう。

鍼灸治療による血液循環・回復能力の向上

鍼灸治療

針をさすことで一時的に細胞が傷つき、それを修復しようとする力が作用するため、血液の流れが良くなり神経系の症状にも効果が期待できます。鍼灸治療はアスリートにも取り入れている方が多く、WHO(世界保健機構)でも認められている治療法です。

筋膜リリースやトリガーポイント療法で神経の圧迫を除去

筋肉の引き締めや血液の巡り良くするプロテクノEXEと、微弱電流機器などを使って「筋膜リリース」を行い、胸郭出口症候群の痛みを解消していきます。ダイエットの方法としても浸透している筋膜リリースですが、筋膜や関節を矯正することで歪みを改善することも可能です。

「トリガーポイント療法」は慢性的な痛みを伴う症状に有効で、整体院によっては低周波治療や近赤外線治療などを採用している場合もあります。

最も根本的な改善が見込めるのは「頭の位置の改善」

このように胸郭出口症候群にはさまざまな治療法がありますが、上でも述べたように、この症状を根本的に治すには頭と体のバランスを整えて猫背な姿勢を改善することが大切です。

そこで当院では、頭のバランスを正しい位置に戻し、体全体のバランスを整える施術を行っています。また、お家でもできる効果的なセルフケアの方法も伝授いたします。
病院や他の整体院での治療で効果がみられなかったという方からも好評をいただいていますので、繰り返される症状にお悩みの方はぜひ一度当院へいらっしゃってください。

\この記事は私が書きました/

氏永 真司

氏永 真司

大阪市福島区MITO整体院
院長 氏永 真司(うじなが しんじ)

・柔道整復師
・鍼灸師
・整形外科付属の整骨院2店舗で院長として勤務

整形外科付属の整骨院で勤務している時に、痛みが出ている部分だけの施術には限界があることに気づきました。筋肉や骨盤、背骨の調整だけでなく内臓、静脈、リンパ、経絡などを含めて全身のバランスを調整することにより痛みが自分で改善できるようになります。

もし、あなたがマッサージや骨盤矯正を受けても痛みが改善しないのであれば、ぜひ当院にご相談ください。

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