手のしびれの原因・改善策をご紹介!!

手のしびれでも様々な出方がありますね。

手のひら側でも親指に近い方がしびれやすかったり、小指側がしびれやすかったり。

手の甲がしびれる場合もあります。

「しびれるのはなんでかな?」

「このしびれ治るかな?」

このように一度は考えたことはあるんじゃないですか?

もちろん症状は改善します。でも、何もせずに勝手に治るなんてことは正直ほとんどありません。

一度症状がなくなってもまた何かのきっかけで再発することは間違いないでしょう。

では、どうしたら症状が改善し、再発しないようにしたら良いのか?

ここでは、手のしびれに対して、原因から再発しない為の改善策を紹介していきたいと思います。

手のしびれの原因とは?

手のしびれが起こる原因は一つではありません。原因によってはしびれ方やしびれる場所なども様々です。

手のどこがしびれるかによって障害されている場所がちがうので対処法は若干違ってきますね。

「腕枕をして寝ていて起きたら痺れていた」というように原因も分かっていて、回復も早く支障をきたすことがないようなものであれば、特に心配する必要はありませんが、前触れもなく突然起こる原因不明のしびれに関しては、注意が必要となります。

手のしびれが起こる主な原因は、

  • 脳の病気や脊髄の病気
  • 末梢神経の圧迫
  • 内科的疾患
  • 血行不良

などが考えられます。

脳の病気によるもの

脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血・TIA(一過性脳虚血発作)など

脳血管が出血したり詰まったりしてしまうと、脳に血液が行き渡らなくなります。ダメージを受けた脳の場所によって様々な障害を引き起こします。
このダメージを受けた場所が運動機能をつかさどる場所や手足の感覚を支配しているところであった場合、手足がしびれることがあります。

このような脳の病気の場合は、手足のしびれのほかに吐き気・嘔吐・頭痛・ろれつが回らない・体の一部が動かしにくい・めまい

などの症状があらわれます。

症状がすぐに治ったとしても、TIAだった場合には、脳梗塞に移行することがありますので、脳の障害は命に関わることもあるため、このような症状があれば早急に脳神経外科を受診しましょう。

神経根障害によるもの

頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症

人は重たい頭を首だけで支えているのですが、首には頚椎(けいつい)と呼ばれる背骨が7つあり、それぞれの頚椎のすぐそばを想像以上に多くの神経が走行しています。

頚椎ヘルニアと同じような症状のでる頚椎症という病気もあるのですが、これは加齢っや負担の集中などによる骨の変化によって肩の痛みや手のしびれなどが出る病気で、椎間板ヘルニアとは別です。

60歳以上の方でレントゲンを撮ると、4人に1人くらいは症状がなくてもレントゲン写真上では骨が変化しています。その中でどれくらいの方に症状が出てくるかはわかっていませんが、骨の変化の上では多くの方が頚椎ヘルニアや頚椎症と診断されやすい状態になっているのです。

  • 不良姿勢などの積み重ね
  • 加齢的変化
  • 交通事故などの外傷
  • 運動などによる負荷

などが、頚椎ヘルニア・頚椎症を引き起こしてしまう原因になります。

やはりまず挙げられるのは姿勢の悪さ。

感じてしまう猫背ですが、じつは首にかかる負担は、まっすぐ立った時に対して約3倍に増えるのです。

ただでさえ人間の頭は6kgほどありますから、猫背の状態では20kg近くの負荷がかかっていることになります。猫背になりがちなデスクワークのときには1時間に1回は休憩をして、首を休ませてあげましょう。

スポーツが原因というのもよく見られます。体をひねる水泳やゴルフ、格闘技やテニスなどのハードなスポーツに多いですね。そのなかでも特に、プロレスラーには高い確率で頚椎ヘルニアが起こります。

ラグビーやアメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツではとても多い外傷の一つです。

ほか、交通事故やケガによって椎間板を痛めるケースもあります。

また加齢による骨の老化も原因となり、頚椎ヘルニアの患者で1番多い年代は50〜60代の中高年なんです。

ヘルニアとは、「飛び出す」という意味です。

椎間板ヘルニアとは、文字どおり中身である髄核が飛び出してしまう症状です。

頚椎ヘルニア・頚椎症の原因として、20歳代からすでにはじまる椎間板の「加齢的変化」や、「不良姿勢」などの背骨にかかる負荷の積み重ねにより、線維輪がふくらんだり、亀裂が生じて中身である髄核が外にはみ出します。

この結果、脊髄や神経根を圧迫して症状があらわれるのです。

そして、7つの頚椎の上から数えて4番目、5番目、6番目、7番目にあたる神経は、手や腕に繋がっているため、圧迫されてしまうと、手や腕のしびれ、握力低下などが生じます。

一方、上から1番目、2番目、3番目までにある神経は、頭に繋がっており、これらが圧迫されると、頭痛・吐き気・眼精疲労・視力低下・耳鳴りなどの、頭部を中心とした症状が起きます。

このように、症状が頚椎ヘルニアの特徴の一つです。

末梢神経の圧迫によるもの

手根管症候群・胸郭出口症候群

腕や手の動きを支配する末梢神経が通る道が狭かったり圧迫されたりすることでしびれが起こります。

手根管症候群は、中指を中心に人差し指、親指、薬指の半分がしびれることが特徴です
手首で神経(正中神経)が圧迫されることにより起こります。女性の方に多く見られる傾向があります

胸郭出口症候群は、首と胸の間にある太い血管や神経が通るトンネル(胸郭出口)で、腕にいく神経が圧迫されることで起こります。なで肩の方や重いものを運ぶ方・デスクワークの方に起こりやすく、しびれの症状は首や腕から始まることがあります

内科的疾患によるもの

甲状腺機能低下症・糖尿病などの内科疾患は、神経障害の症状として手足のしびれが現れることがあります。
また、自律神経障害、膠原病、メニエール病、緊張性頭痛やストレスなどでもしびれが起こることがあります。

血流不良によるもの

肩こり筋肉痛などで筋肉が凝り固まり血液の流れが悪くなることでも、しびれが起こります。

朝起きた時、腕が体の下に入っていて手がしびれることがありますね。これは正座をした時の足と同じで、圧迫されて血流が悪くなったことで起こります。すぐに治る場合は問題ありません。

手のしびれの治し方

手のしびれが、肩や首の筋肉疲労や、長時間同じ姿勢を続けたことによる血行不良の場合は、血行を促すストレッチをすることでしびれを軽減することができます。

頭の後ろで両手を組みます。

肘を前でくっつけるように閉じます。

そこから今度は、肘を開いて背中の肩甲骨をストレッチします。

これを15回繰り返します。

壁から足を40㎝ほど離し、両手を肩幅より少し広めに開き、壁に付けます。

その状態で壁に向かって腕立てをします。

この時、肘は床と水平になるようにしましょう。

これも15回行います。

手のしびれの予防法

手のしびれを予防するには、血行不良にならない様にすることが大切です。

血行を促すには、お風呂にゆっくりと浸かって体を温めるのも大事です。
夏場なら約37度、冬場なら42度ぐらいの温度で10分は肩まで浸かる事を心がけて下さい。意外と大変ですので、無理のない範囲で頑張りましょう。
長時間のデスクワーク時には一時間に一度は休憩をとり、肩や首のストレッチや腕を軽く動かすのもよいでしょう。

また、自立神経もとても大事なので睡眠不足やストレスなどは血流を悪くしてしまう原因になります。
なので、早寝早起きを心掛ける、ストレスはできるだけ早いうちに解消する事も大事です。

毎日の生活習慣に気を配ることも予防に繋がります。

また、腕のしびれ以外に吐き気や頭痛がする、腕と同じ側の足もしびれている(右半分、左半分)という場合は、脳血管障害が起きている可能性がありますので、早急に病院を受診するようにして下さい。

しかし、このような方法を行っても一向に回復しない時や、症状がどんどんと強くなる場合は、病院で必ず診てもらうようにしましょう。

日常生活の改善

毎日の生活でいえば、デスクワークの場合は背中が丸まらないように、モニターの高さをできるだけあげて目線をおこし、キーボードをなるべくお腹の前にもってくることで肩を巻き込まないようにできるので効果があります。日々の負担を減らせるといいですね。

椅子の高さも大事です。膝は90°になるといいです。

日頃の姿勢を注意しよう

猫背で肩も前に出てしまい、うなだれるような姿勢だと様々な症状が起こりやすくなります。

デスクワークやスマホの見過ぎで頭が前に出て背中が丸くなっている姿勢がまさにその姿勢ですね。

いつも片側に重たいショルダーバックをかけている人も要注意です。

重たさによって肩甲骨が下にさがってしまい、首や肩甲骨をつないでいる筋肉を常に伸ばしている状態となります。

『なで肩』の人は荷物を下げている事で常になで肩の状態を作ってしまっている事になるので注意しましょう。

長時間同じ姿勢を取らない

パソコン作業などの場合、、1時間に1回は休憩を取りましょう。肩や首、腕を回したり、背筋を伸ばしたりと、ストレッチをすると効果的です。

正しい姿勢を保つ

座る時は、あごを引いて背すじを伸ばすと、頚椎が自然なカーブを描き、負担が少なくなります。正しい姿勢は疲れにくいため、日頃から意識しましょう。

冷えを解消する

首や肩が冷えると凝りの原因なります。スカーフや肩掛けなどで冷房が直接当たらないようにしましょう。

同じ腕で荷物を持たない

荷物をかける時、どうしても安定感のよい側にかけがいです。しかし、いつも同じ側に荷物をかけていると負担が偏り、胸郭出口症候群になりやすくなりますから、できる限り交互にかけるようにしましょう。

まとめ

手のしびれは、誰でも一度くらいは経験したことがあると言われるほど身近な症状ですが、その原因を知ることで対処や予防が可能となっていますので、参考にして頂き不快な腕のしびれの解消に役立ててみて下さい。

あなたがこれからの人生を不安なく生活していく為には体が健康でないといけないと思います。

改善をお考えならいつでもご相談下さいね。

少しでもあなたのお役に立てると幸いです。

\この記事は私が書きました/

氏永 真司

氏永 真司

大阪市福島区MITO整体院
院長 氏永 真司(うじなが しんじ)

・柔道整復師
・鍼灸師
・整形外科付属の整骨院2店舗で院長として勤務

整形外科付属の整骨院で勤務している時に、痛みが出ている部分だけの施術には限界があることに気づきました。筋肉や骨盤、背骨の調整だけでなく内臓、静脈、リンパ、経絡などを含めて全身のバランスを調整することにより痛みが自分で改善できるようになります。

もし、あなたがマッサージや骨盤矯正を受けても痛みが改善しないのであれば、ぜひ当院にご相談ください。

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