肩こりからくる吐き気!?解消するには!?

吐き気

あなたは辛い肩こりに日々悩まされていませんか?

日本人は肩こりになりやすいことが研究の結果で分かってきています。

人口の約8割以上が肩こりを経験・辛い日々を送っているとも言われますが、それには姿勢や体のバランスが崩れていることが大きく関係しています。

誰もが感じたことのある肩こりは、酷い場合には吐き気も引き起こすようなこともあります。では一体、どうして肩こりによる吐き気は起こるのでしょうか。

そんな肩こりと吐き気について少しでも今後の改善のお役に立てて頂けると嬉しく思います。

肩こりで吐き気が起こる原因

肩こりによる吐き気を伴う原因は大きく分けて4つあります。

悪い姿勢

頭の位置(頭の骨の硬さ)がとても重要になります。

この頭の位置ですが、猫背などの姿勢を思い出してみて下さい。

人の頭はとても重たくて、スイカくらいの重さがあります。それを支えるのって大変ですよね?

頭の位置が通常ですと、頭の重みを身体の中心で支えています。
これだと肩はこりにくいはずです。

猫背のような不良姿勢は肩周辺にも大きな負担がかかる姿勢を続けることで、肩こりがひどくなる場合があります。PC作業の多いデスクワークの方にこの傾向が見られます。

肩周辺の血行不良は、肩の筋肉の緊張状態が続いて乳酸などの老廃物が綺麗に循環・排泄されずに体内に多く溜まってしまい、この老廃物を硬くなった筋肉が血管を圧迫して発症するという悪循環になってしまいます。

その結果として吐き気が生じるという事になります。

肝臓の疲労

肝臓と急に言われてもピンとこない方も多いかと思います。まず思い浮かぶのはお酒を頻繁に飲まれる方が不調になりやすいのが肝臓だというイメージが強いかもしれません。ですが実は肝臓も他の内臓と同様にアルコールの分解以外でも多くの仕事を毎日行っているのです。ですから、とても日々疲れが溜まりやすい臓器なんですね。

お薬を飲んだあとに残留する不要物を綺麗に解毒する働きや、食事で摂取したタンパク質や炭水化物をエネルギーに変えて貯めておくなどが大きな役割になるんですね。

食事は必ず毎日とられますよね?その食事の度に肝臓が働いていることになるというのは想像できるでしょうか?

日常生活を過ごしているだけなのに体の中で肝臓は頻繁に動いており、自分の役割を必死に果たしているのでどうしても疲労が蓄積されてしまうものなのです。

肝臓だけではありませんが、内臓が疲れてくると、内臓を守ろうとするため反応として体を丸めるようになります。これは意識せずとも脳が体に対して指令をだしている場合が多いので、気づくことは難しいんです。
お腹が痛い時ってお腹を抱えて丸くなった経験がありますよね?それと同じような反応だと思ってもらえると分かりやすいかと思います。

これは当然、肝臓が疲れた場合などにも同様の反応が起こるんです。

肝臓が疲労してしまうと姿勢が崩れてしまい、前かがみになってくることで肩や首、背中に負担がかかってきます。

肝臓が疲労して姿勢が崩れてしまっているのが肩こりの原因になってしまっているので、いくらストレッチを一生懸命頑張ってみたりマッサージを1時間受けてみても肩こりが改善しないということにつながっていくことになるのです。

そしてこのように肝臓が疲労してしまい、体が前かがみになってしまう方の特徴としては、

  • 甘いものや炭水化物が好きでよく食べる
  • お菓子をよく食べる
  • お酒が好きでよく飲む
  • 睡眠不足
  • 夜更かしを頻繁にしている

これらの項目に心当たりがある場合には肝臓の疲労が原因で体を歪めてしまい肩こりを引き起こしているかもしれません。

眼の酷使が要因

俗にいう『眼精疲労』からくる肩こりです。眼を酷使すると体全体の緊張が高くなってしまい、肩周辺の血流障害が起きて、めまい・吐き気をともなう肩こりになることも多くあります。こちらも、PCや本を長時間見続けるような、デスクワークの方に多いです。

自律神経の不調が要因

『自律神経失調症』という病気につながるのですが、ストレスなどによる精神的な不調から自律神経の乱れを起こすと無意識で体の緊張を高めてしまい、その結果として血流障害が発症して、めまい・吐き気をともなう肩こりになることがあります。

他の病気が要因

めまい・吐き気をともなう肩こりには、大きな病気の前触れなこともあるので注意が必要です。明らかに体調がおかしい場合はすぐに医療機関で受診をしましょうね。

肩こり・吐き気を解消する

肩こりだけでなく、吐き気をともなう場合、硬くなった筋肉が血流を悪くし、老廃物がたまることが大きな原因です。よって血行を良くすることで、吐き気の改善に期待できます。

肩や背中、首の筋肉の緊張をほぐす

肩、背中、首の筋肉が緊張することで血流が悪くなることが肩こりの大きな要因ですので、積極的に筋肉を動かすことで改善を試みます。

眼の疲れをとる

眼が極度に疲れることで全身が緊張してしまうことでも血行が悪化するのです。めまい・吐き気がするほどひどい肩こりにつながることがあります。改善法としては、目を酷使しないこと第一です。

精神的な負担を和らげる

精神的に不安定だったり、ストレスがたまることで、血行が悪くなることもあります。ストレス解消が肩こり、めまい・吐き気改善に効果があります。

他の病気が原因であれば通院・治療する

別の病気が原因で肩こり・めまい・吐き気が発生している可能性もあります。紹介している改善法で効果が見られない場合、病院の診察を受けましょう。

肩の筋肉を柔らかくする方法

1人で時間もかけず職場などでも簡単に試せる改善方法をご紹介します。

メリットしかありませんので肩こりだけでなく、めまい・吐き気にお悩みなら、まずは試してみてはいかがでしょうか。

筋弛緩法

筋肉の緊張と弛緩(ゆるむこと)を繰り返すことによって全身をリラックスさせる方法です。

場所も時間もとらずに、リラックス効果を得られます。

方法も簡単で、力を入れて、抜くだけです。

筋弛緩法の手順

  1. 全力ではなく、8割程度の力で、ギュッと筋肉に7秒間ほど力を入れます。
  2. その後、スッと力を抜き、10秒ほど脱力します。

脱力中も深呼吸を2回するようにしましょう。

頭の位置改善

このとき、頭の重みってどのようになってると思いますか?

そうです、当然前のめりにかかってしまいますよね。中心よりも前にズレてしまいますから当然です。そしてこのときの頭をどのようにしてどこが支えているかと言いますと、

そう、首肩の筋肉が縮む(緊張する)ことによって頭を支えてバランスを保っているんです。引っ張っている状態です。

そしてこの状態が長く続いたら・・・筋肉の緊張が緩まなくなってしまい段々と固くなっていきます。

肩こりの始まりです。

PC作業やデスクワークの人は特に肩がこりやすいですよね。しかし肩がこるのは当然なんです。頭の位置が身体の中心から当然のように前にズレてしまいますから。しかも長いと一日8時間はこの姿勢ですよね?肩がこってしまうのも仕方ありませんね。筋肉の伸び縮みが減るので血流も悪くなり、血流が悪くなると更に筋肉が緩まなくなってしまいます。この悪循環が続くと頭痛や腕の痺れなどの発生にもつながっていってしまいます。

次に頭の骨の硬さです。

頭蓋骨は大小合わせて23個の骨が組み合わさって形成されています。
これらの骨がうまく組み合わさって、適度な関節の動きをしていることが良い状態なのですが、

頭蓋骨の組み合わせが硬くなってしまうと脳と頭蓋骨の間を流れている脳脊髄液という体にとって大事な液体の流れが悪くなってしまいます。

もともとスイカほどの重さがある頭にさらに流れの悪くなった液体がたまってしまえば首や肩にかかってくる負担が大きくなっていくことになります。

その場合にバランスの取りやすい位置に頭があればまだよいでが、こういった時は頭の位置は前に偏位していることがほとんどなので、余計に首や肩の負担が大きくなってしまいます。

頭の位置を前に出ないように普段から意識します。胸を張り頭の位置を中心にもってきて、お腹の奥に力をいれて腰を支える感じですね。

奥の筋肉を使います。体の軸を支えてくれている筋肉です。
ふだんあまり使わない筋肉なので最初はキツイと思います。しかし意識していれば徐々についてくるので頑張りましょう。

肩甲骨を動かす

肩甲骨もしっかり動かしていきましょう。

肩をグーッと耳につけるようにすくめて力を入れて・・・(この時に顎は引かずにやや遠くを見るように少しだけ上を向くようにしましょう)

そして、力を入れた状態から一気に脱力します。

これを5回行います。

そして同じような動きで肩甲骨だけを近づけたり離したりする動きも一緒にできると効果的になりますね。

次にグーッと背伸びをして耳の後ろで手をなるべく上に伸ばすように力を入れてください。この時も少し上を向く意識を持ちます。肩甲骨の外側を伸ばしていきましょう。肩や背中が痛い場合は無理をしないでください。

これを5回行います。

両肘を後下方に寄せていき、左右の肩甲骨を近づけるように力をいれます。

これを5回程繰り返します。

何をしても改善しない場合は病院へ

肩こり改善のためには何科に行けばよいか?

  • 肩こりのみ→整形外科
  • 肩こりだけでなくめまい・吐き気や手のしびれ、頭痛などがある場合→脳神経外科か神経内科へ

と、大きく二通りに分けて考えてみてください。

紹介したように肩こりだけでなく重大な病気が隠れている場合もあり、病気が進行すれば重篤な状態になってしまう可能性もあります。ちょっとでも違和感を感じたり、めまい・吐き気が止まらないようなら積極的に病院へ行ってください。

まとめ

肩こりと一言で言っても辛い症状で中には病気のサインであるものもあります。

なかなか治らない、ひどくなってきている肩こりの場合には医療機関を受診してみても良いでしょう。ですが、肩こりには生活環境が少なからず影響しています。

肩こりだけでなく吐き気がある場合には解消方法を実践するだけではなく、特に根本原因を取り除くための工夫も行うよにしましょうね。

なかなか改善されないひどい肩こりを根本的に治したい!という方はお気軽に当院までご相談ください。

あなたのお役に立てると思います。

\この記事は私が書きました/

氏永 真司

氏永 真司

大阪市福島区MITO整体院
院長 氏永 真司(うじなが しんじ)

・柔道整復師
・鍼灸師
・整形外科付属の整骨院2店舗で院長として勤務

整形外科付属の整骨院で勤務している時に、痛みが出ている部分だけの施術には限界があることに気づきました。筋肉や骨盤、背骨の調整だけでなく内臓、静脈、リンパ、経絡などを含めて全身のバランスを調整することにより痛みが自分で改善できるようになります。

もし、あなたがマッサージや骨盤矯正を受けても痛みが改善しないのであれば、ぜひ当院にご相談ください。

症状について詳しくはこちら

肩こり

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