手根管症候群の原因と予防方法の解説

手根管症候群の原因と考えられるのは3つ

手根管症候群は突発性である場合が多く、その原因は不明とされていますが、主に原因と考えられるのは3つです。下記の傾向や環境に当てはまる方は、注意が必要でしょう。

1.仕事やスポーツでの反復作業

ミドル女性

仕事やスポーツなどで同じ作業を繰り返し行うことが原因のひとつと考えられています。主に手首を酷使する作業をし続けた人に多く見られ、振動器具を使う組み立て作業の場合は普通の人の2倍、手首の屈曲作業の場合は5倍~8倍、4㎏以上の負荷がかかる作業では15.5倍だったという研究データがあります。

2.事故やけがによる手首の外傷

事故やけがなどによる手首の圧迫や骨折、切り傷がきっかけで、正中神経が損傷を受けて起こるとも考えられています。外傷を受けた直後でなくても、過去の骨折経験がもとで症状が現れることもあるようです。

3.他の病気や女性ホルモンのバランス、人工透析の影響

原因が手首になく、その他の病気が原因で症状が現れるとも考えられており、関節リウマチ、甲状腺機能低下症、先端巨大症、腫瘍などとの合併症が報告されています。
また、人工透析を長期に渡って受けている場合、アミロイドというたんぱく質が毛根管にたまり、神経を圧迫することで発症しやすくなるようです。

妊娠、出産期にある女性や更年期以降の女性などに多く見られることや、関節リウマチや甲状腺機能低下症が女性に発症しやすいということから、原因はよくわかっていないものの、女性ホルモンのバランスの乱れが関係しているのではないかと言う専門家もいます。

手根管症候群の予防方法

手根管症候群の原因と考えられるものをいくつかあげてきましたが、明らかな原因は不明とされています。
ただ、手根管症候群のメカニズムとしては、手首部分にある毛根管の中を通過する9本の腱と正中神経が、何らかの原因により圧迫されて生じる症状といわれています。
手根管症候群を予防するヒントもここにあると考えれば、出来ることは「正中神経の圧迫を避けること」になるでしょう。

正中神経を圧迫してしまう原因としては、手首の酷使やホルモンの変化、代謝性疾患などが考えられます。

サポーターを使い手首の酷使を避ける

手首の酷使を避けるには、手首を使う作業を繰り返し長期に渡って行わないようにするのが最も近道です。ただ、仕事上そうもいかないと言う方もいらっしゃるでしょう。
手根管症候群になりやすいのは手首の屈曲作業です。どうしても作業を辞めることができない方は、サポーターで手首を固定して対処するのも良いでしょう。

ただ、長時間のサポーター使用は他の部分の筋肉に負担をかけやすいので、作業以外の時は外して過ごすことも大事です。

食事・睡眠・運動でホルモンバランスや代謝バランスを整える

ホルモンバランスや代謝疾患を避けるには、ストレスや食事、そして心や体に配慮した体調管理が重要になるでしょう。ストレスをためないようにし、過食や偏食を避け、規則正しい生活を送ることが大切です。

手根管症候群になる人の大半が女性ということを考えると、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの低下やバランスの乱れなどにも目を向ける必要があるでしょう。
食事の面では、タンパク質・脂質・糖質、ミネラル・ビタミンなどをバランスよくとることが大切だといえます。また、出来るだけ12時までに就寝し、気持ちよく目覚められるような質の良い睡眠を心がけることも重要です。

時間のある方は、日常に出来るだけ有酸素運動を取り入れてみるのも良いでしょう。激しい運動ではなく、ウォーキングや水泳、ヨガなどもおすすめです。
朝と寝る前に数分間のストレッチを行うだけでも血行改善に繋がりますし、更にそれが質の良い睡眠へと繋がります。

手根管症候群になりやすい人の傾向を知って予防する

手根管症候群のはっきりとした原因はわからないとされていますが、なりやすい人の傾向を見れば、手首の酷使や併発しやすい病気を避けることが予防に繋がると考えられます。突発性のものが多いため、症状が出る前に出来ることを行うようにしましょう。

\この記事は私が書きました/

氏永 真司

氏永 真司

大阪市福島区MITO整体院
院長 氏永 真司(うじなが しんじ)

・柔道整復師
・鍼灸師
・整形外科付属の整骨院2店舗で院長として勤務

整形外科付属の整骨院で勤務している時に、痛みが出ている部分だけの施術には限界があることに気づきました。筋肉や骨盤、背骨の調整だけでなく内臓、静脈、リンパ、経絡などを含めて全身のバランスを調整することにより痛みが自分で改善できるようになります。

もし、あなたがマッサージや骨盤矯正を受けても痛みが改善しないのであれば、ぜひ当院にご相談ください。

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