首が自然なカーブを描かずまっすぐになってしまうストレートネック。首や肩が疲れやすくなり見た目も悪いだけでなく、うつ病を引き起こす可能性もあります。
今回はそんなストレートネックによるうつ病の症状をご紹介いたします。
ストレートネックによって起こるうつ病の症状5つ
ストレートネックが原因で引き起こされるうつ病の症状についでご紹介いたします。
1. 寝つきが悪くなる・眠りが浅い
代表的なものとして寝つきが悪くなる、眠りが浅いといった睡眠に関するものがあります。
副交感神経という自律神経が体にリラックスするように働きかけぐっすりと眠ることができますが、ストレートネックの方はこの副交感神経がうまく機能せず、眠りにくくなってしまうのです。
また、眠るとセロトニンという精神をリラックス、安定させる物質が脳から分泌されますが、しっかり眠らないとこのセロトニンを分泌することもできません。よってますます眠りづらくなるという悪循環を招いてしまいます。
2. 疲れやすくなる
ストレートネックになると呼吸もしづらく、無意識のうちに浅い呼吸を繰り返すようになります。
本人は意識していなくても、脳や体に送られる酸素の量が減少していますので、疲れやすい、集中力が続かないという症状を引き起こします。
また、副交感神経が機能しなくなると体や心を安定させることもできません。
不安定な状態で日常生活を送ることになると、疲れを癒せる場所がなくなりさらに苦しくなってしまいます。
このような症状はうつ病の前触れにも見られます。少しでも心当たりがあるという方はストレートネックに当てはまるかをしっかりと確認しておきましょう。
3. イライラしやすくなる
イライラしやすくなるというのもうつ病の症状の一つです。
不安や焦りからイライラしてしまう、なかなか落ち着くことができないといったイライラ感を常に感じていませんか?
ストレートネックになると自律神経が乱れ、ストレスに過敏になり、上手に受け止めることができなくなってしまうのです。
そしてイライラしている自分にまたイライラして、そのストレスを発散できない…という悪循環に陥ってしまいます。
4. めまい・耳鳴りが起こる
ストレートネックになるとめまいや耳鳴り、吐き気などの症状が出ることもあります。
内科を受診してもとくに異常は見られないのに症状が改善しないという場合は、ストレートネックの可能性があります。
ストレートネックによってめまいや耳鳴り、吐き気が引き起こされる理由は首の血管にあります。心臓から脳にかけて血液を送るための血管が首にはたくさんありますが、ストレートネックになると血管が圧迫されて平衡感覚を担う脳幹や小脳へ十分に血液が送られなくなります。
そのため、ふわふわとした感覚になりめまいが引き起こされたり、耳鳴り、それらに伴う吐き気といった症状が出るようになります。
5. 食欲に異常が見られる
食欲がなくなる、または過度な食欲が現れるといった症状もあります。
ストレートネックになることで交感神経のはたらきが強くなると、心身ともに緊張した感じが続き、食欲も減退してしまいます。
また、日頃のイライラで甘いものを求めるようになったり、疲れを癒すために食事を取っても満たされることがなく、つい食べ過ぎてしまうようにもなります。このことは肥満につながり、結果的にうつ病を引き起こす原因にもなってしまいます。
姿勢や体型もうつ病の大きな原因に
うつ病と聞くと精神的負担の影響で症状を引き起こすイメージがありますが、姿勢や体型もうつ病の原因になると言われています。
首周りには神経や血管がたくさんありますが、ストレートネックによって悪い姿勢が定着してしまうと、首周りの神経、血管が圧迫され続ける状態になってしまいます。この神経には自律神経も含まれています。
自律神経とは、人間の体を休ませたり興奮させたりするもの。自律神経が乱れることで生活に支障が出て、うつ病になりやすくなるのです。
また、姿勢以外にも体型もうつ病に関係しています。肥満体型の方は標準体型の方よりもうつ病になりやすいと言われています。その原因は過剰な糖質の摂取。
糖質は取りすぎると精神が不安定になり、うつ病になる可能性を高めます。また、太っていることで自分に自信をなくすこともうつ病の原因に。
ストレートネックはうつ病を引き起こす可能性が十分ある!
ストレートネックなどの悪い姿勢や体型がうつ病を引き起こす可能性があります。
同じような環境にいてもうつ病になる人とならない人がいますが、これには姿勢や体型が関係しているのではないかとも言われています。
疲れやすい、耳鳴りがする、食欲が異常だなど、普段と違う体の異常が見られ始めたら早めに改善方法を見つけていきましょう。
原因がストレートネックだった場合は心療内科に通ってもなかなか改善することはできません。まずはストレートネックの改善から始めてみませんか?
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