「子どもの咳が止まらない」「呼吸音が苦しげで心配」そんなときは小児喘息を疑ったほうがいいでしょう。
小児喘息の原因となるアレルゲンにはさまざまな種類、症状、そして注意点が存在します。
今回は小児喘息の原因や種類、悪化する要因などについて詳しく解説します。
小児喘息の原因となるアレルゲンの種類とその症状及び注意点
人も動物はウィルスや細菌から体を守るために、それを排除しようとする反応や働きをします。それを「免疫」と言いますが、人によってはその免疫反応が過敏に働いてしまう事があります。それがアレルギーです。
小児喘息を発症したうちの約9割の子どもは何らかのアレルギーを持っていると言われています。
ダニ・カビ・ホコリなどが主なアレルゲン
代表的なアレルゲンは、ダニ・カビ・ホコリ・動物の毛・花粉・食べ物など。そして、そのアレルゲンの中で最も多いのがヒョウダニ種です。
ヒョウダニの正式名称は、「チリダニ科コナヒョウヒダニ属のヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニ」といって、髪の毛や人の皮膚・垢などを餌に1年中増え続けます。
寿命は数か月と言われていますが、6月前後に一気に増え、秋ごろには大量の死骸が残ることになり、その死骸を吸い込むことで小児喘息の発作は起こると考えられています。
ホコリの中にもこのヒョウダニの死骸が含まれていることがあり、アレルギーをもつ子どもの自宅をハウスクリーニングしたところ、喘息の症状が軽くなったというケースは少なくありません。
喘息症状が数回続くようだとダニをはじめ何らかの物質にアレルギー反応を起こしている可能性があります。
「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」といった喘鳴には注意!
小児喘息の症状で代表的なものは、「ゼイゼイ」「ヒューヒュー」という喘鳴や、呼吸困難、止まらない咳、胸苦しさ。
アレルゲンによって炎症が起きた気管支では、痰などの分泌物が増えたり、浮腫みや収縮を引き起こしていたりします。
これらはアレルゲンに対する「防御反応」の一つで、普通の人でも異物吸入やウィルス感染などを起こしたときに見られるものですが、アレルギーを持った人はほんのわずかな刺激でもこの防御反応が出てしまいます。
わずかな刺激で反応してしまう「気道過敏性の亢進」が喘息の正体なのです。
小児喘息と似たような症状の病気もある
小児喘息の代表的な症状である「喘鳴」と「呼吸困難」ですが、実はこの症状は喘息以外の病気でも見受けられます。
例えば、百日咳や気管支拡張症、心不全など。特に乳幼児などの場合は先天性心疾患や気管支軟化、血管の奇形など、発達の異常や先天性のものが原因となっているケースもあるので、自分の判断に留まると危険だといえます。
また、喘息の治療は長期に渡ることが多いですが、その際の治療薬についてはしっかりと考えておかなければいけません。
喘息の薬物治療で多く利用されているのは長期管理薬である「吸入ステロイド薬(ICS)」と、発作治療薬の短時間で作用する「吸入β薬(SABA)」ですが、高用量のICSによる副作用として成長抑制が見られる場合があるとの報告もあるのです。
日本小児アレルギー学会の「小児気管支喘息 治療・管理ガイドライン」によると、5歳~13歳の小児を対象に吸入ステロイド喘息治療薬であるブデソニドを4~6年間使用した場合、成人に達した時の身長が他の人と比べて平均-1.2㎝低かったとの結果も出ています。[注1]
参考:
[1]『小児気管支喘息 治療・管理ガイドライン』日本小児アレルギー学会
小児喘息の症状を悪化させる要因
小児喘息の原因はアレルギーの場合が多いとされていますが、喘息の症状を引き起こす気管支の炎症は、実はアレルギー以外にもさまざまなものが少しずつ原因となっているケースがほとんど。
例えば、天候や気温の変化、薬、タバコ、大気汚染、ストレス、などがあげられますが、喘息はこれらが少しずつ複雑に絡み合い発症していると考えられています。
原因となっているアレルゲンだけを取り除いても簡単には症状が落ち着かないというのがその証拠です。
もちろん、悪化の原因にもなり得ますので、一つずつ要因の可能性があるものを排除していきながら、根気よく治療を続けていく必要があるでしょう。
また、内臓の血液循環がうまく動いていない場合も悪化する要因となっています。その場合は整体にて血液の流れを良くすることで症状が改善されることがあります。
喘息症状に気が付いたら整体院へ
小児喘息を患ったお子さんには高い確率でアレルギーがあると考えられますが、単一のアレルゲン物質が原因の場合は少なく、多くは様々な要因が重なって症状が長引いているケースがほとんどです。
まずは整体院で血液・リンパの流れを良くし、症状の改善を試みましょう。
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