「腰痛で病院での検査で骨に異常は無かった。」
「湿布やコルセットでは痛みが引かない。」
「ずっとのは腰痛が続くのは嫌だ。」
このような、腰痛に対してのお悩みはありませんか??
少しでも腰痛や痺れの原因が分かればそれだけでもあなたの悩みの解決にお役にたてると思います。
足の痺れと言っても病院の検査でお医者さんから診断があった方では無く、特に原因が突き止められなかった方には是非見てもらいたいと思います。
足の痺れや腰痛の原因は骨や神経だけではありませんし、神経が原因とされている場合でも実は他に原因があることも多いです。
検査では分からない事もある
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- 梨状筋症候群
- 足根管症候群
- 糖尿病
- 膠原病
- 脳の障害
などの病気であれば、病院の検査で結果が何かしらでてくると思います。
上記以外に考えられるのは、神経、筋・筋膜、内臓と様々です。
筋・筋膜が原因の場合
筋・筋膜も硬くなってしまうと足のしびれの原因になります。古くなった輪ゴムやホースをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
筋・筋膜も疲労が溜ると柔軟性を失います。実際にそれが理由で切れてしまうことは、ほぼありませんが、その代わりにしびれが出ることもあるということです。
足のしびれの原因として脳梗塞などの頭部の病気や背骨に病気が発見できなかった場合は筋・筋膜が原因の可能性があります。
- 歩いているとだんだん足がしびれてくる
- 前屈みになったり腰を反らすと足がしびれてくる
- 立ち仕事や座り仕事で立ったまま、座ったままの状態が続くと足がしびれてくる
このように脳や脊髄、さらには内科の病気はないけれど、歩くという動作や一定の姿勢になった場合に足がしびれてくるという場合は筋肉が硬くなってしまったことによる足のしびれと考えられます。
内臓の不調からくる足の痺れ
検査で何もでないからと言って全てが安心という事ではありません。
数字や画像に出ない場合でも内臓は疲労や機能異常が起こっている事もあります。
それが原因で知らず知らずのうちに姿勢も崩れ、更に内臓の状態も悪化してしまう。この悪循環になってしまうんですね。
筋・筋膜や内臓の悪循環で姿勢も悪くなる
特に影響を受けやすいのがお尻から足にかけての下半身の疲れです。
悪循環が続くと猫背などの不良姿勢になり体はゆがんでいきます。
その不良姿勢で家事や仕事をしていると、通常以上に負担が腰に集中して腰に疲労が溜まり、血行不良になることで筋肉が固くなり神経を圧迫させて足のしびれにも繋がっていきます。
代謝を正常に保つ働き
体内で消化や排便、解毒などを行う作用が正常にできる事で、老廃物が排泄され体の代謝が改善されていきます。
消化の正常化、老廃物の排泄、婦人科系のお悩みの予防などにもつながります。
血行不良になると老廃物が溜まることで筋肉が固くなり不調が起きます。
不調を改善するために血液が酸素と栄養を運ぶのですが、血行不良になると酸素と栄養が運ばれないため筋肉の修復が行われなくなり不調が改善しにくくなります。
しかし姿勢が悪いままの状態で生活をしていますと一部の筋肉に過度の負担が掛かりその部位に痛みや不調が発生します。
そして姿勢が悪くなると呼吸が浅くなり酸素の摂取量が減り体内の酸素不足を起こします。細胞が酸欠状態でいるため更に不調が改善しにくくなり代謝が低下します
お腹が痛い時に背中を丸めてお腹の痛みを和らげるように、内臓の疲労が溜まると人間は無意識にお腹を守ろうと姿勢が悪くなります。
その時の姿勢が悪くなったままの状態で日常生活を続けることで筋肉に負担が掛かり不調が発生します。そしてこれもしびれに大きく関係してきますのでご注意下さいね。
「血行不良・姿勢不良・代謝低下」になることで筋肉に老廃物が停滞し体の修復力が低下するため痺れも発生してきます。
骨や靭帯が変形を起こしたり、筋肉の硬直につながり、画像や数字の検査では分からない原因にもなります。
足のしびれが起こる腰痛
足のしびれが起こる腰痛は、若年では腰椎椎間板ヘルニアが多く、高齢者では腰部脊柱管狭窄が多くなる傾向にあります。
どちらも、背骨の腰の部分に起きる異常で坐骨神経が刺激されて、足などに痛み・しびれを引き起こします。
坐骨神経痛は、神経に触る痛みで、ひどい時は一歩も足を踏み出せないこともあります。だれもいないところで発症してしまうと、ぎっくり腰のようにその場で動けなくなることもしばしばです。
症状が現れた時点でまずは整形外科を受診し、あなたの足のしびれの原因の可能性をある程度絞る必要があります。
背骨は、骨とその間にあるクッションの役割を果たす椎間板が交互に積み重なって支えられています。
腰痛ヘルニア
年齢が若い場合に発症する坐骨神経痛として、最も多い原因が腰椎椎間板ヘルニアです。
背骨は椎体と呼ばれる骨が連なっていますが、椎体と椎体の間には、クッションの役目をする椎間板という軟骨が挟まっています。
椎間板の中はゼリー状の椎核がありますが、この椎核が押し出されると神経が圧迫され、痛みやしびれを感じるようになります。
中腰などの姿勢を長時間続けていたり、重たい物を急に持ち上げたりすると、腰椎椎間板ヘルニア発症のきっかけとなることがあります。
腰痛ヘルニアは、ヘルニアの状態にある椎間板が、脊椎の神経を圧迫するために痺れが起こります。痺れの範囲は神経が圧迫されている部分によって異なります。
脊髄の神経には、背骨を横断する脊髄中枢神経という太い神経と、脊髄中枢神経から枝分かれして、身体の各末梢に走っている抹消神経があります。
斜め方向にヘルニアが起こり、左右の末梢神経のどちらかを圧迫した場合には、その末梢神経が支配している方向の部分が痺れます。
痺れの範囲は、ヘルニアが接触する程度が低いと臀部や太ももに痺れが出、脊髄中枢神経を圧迫するように真後ろにヘルニアが起こると、左右両方の末梢神経が支配する部分に、同時に痺れが起こります。
腰部脊柱管狭窄症
高齢の坐骨神経痛は、主に腰部脊柱管狭窄症が原因となっています。
脊髄は脳幹から脊椎(背骨)の一番下、腰付近まで伸びている神経ですが、この脊髄神経が通っている場所を「脊柱管」と言います。
腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなる症状で、50代を過ぎる頃から加齢による骨の変形が原因となり、発症することが多いようです。
神経根(脊髄が枝分かれする根っこの部分)や馬尾(枝分かれした脊髄の末端部分)部分が圧迫されて、腰や足など下半身に痛みを感じるようになります。
腰椎分離・すべり症
分離症の原因は、先天性のものと後天性のものがあります。
先天性のものは生まれつきのもので、分離以外にも椎体や椎弓の形態異常を認めることが多く、高度なすべり症を生ずることがあり注意を要します。
腰椎の椎間板(ついかんばん)のついている前方部分は椎体(ついたい)、後方の椎間関節のついている部分は椎弓(ついきゅう)と呼ばれます。
椎体と椎弓の間には椎弓根(ついきゅうこん)があります。
椎弓の部分で骨の連続性が断たれてしまい、椎体と椎弓が離れてしまった状態を「腰椎分離症」といいます。
分離症のなかで、後方部分の支持性がないため椎体が前方にずれてくるものを「分離すべり症」と呼びます。
すべり症は脊椎(せきつい)同士がずれた状態を指しますが、椎間板の老化による不安定性が原因でずれたものを「変性すべり症」と呼びます。
近年では、後天性の多くは子どものころにスポーツなどで繰り返し負荷がかかったために、疲労骨折を起こしたものと考えられています。
しかし、スポーツは原因のひとつであり、体質的な要素もあります。
分離症・分離すべり症は第5腰椎によくみられます。
一方、変性すべり症は椎弓や椎間関節の形態異常に椎間板の変性が加わって起きるとされています。
変性すべり症は女性に多く、大部分が第4腰椎です。
分離すべり症は繰り返す腰痛、または慢性的な腰痛と下肢痛を来すことが多く、高度なすべり症以外では通常、排尿排便障害は認めません。
変性すべり症も腰痛・下肢痛を来しますが、脊柱管(せきちゅうかん)全体が狭くなるため馬尾(ばび)神経の圧迫症状が主症状になります。
すなわち、歩行によって下肢痛やしびれ感が出現し、休むと軽快する間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれる症状や、会陰部(えいんぶ)のしびれ感や、排尿排便障害を来します。
自分でできる対処法を取り入れてみましょう
坐骨神経痛は、痛みの激しい急性期にはコルセットの着用や安静にすることが第一ですが、軽くなってくれば自分でできる対処法もあります。
腰痛、足のしびれといった症状は日常生活に支障をきたす辛いものですが、生活習慣を見直して、予防・改善をしていきましょう。
五十肩やぎっくり腰のケアやリハビリ指導を行っている理学療法士の話によると、坐骨神経痛を訴える患者さんが整形外科に来院し、検査機などを使ってもその原因ははっきりとはわからない事が多いそうです。
理学療法士の体感でいうと、その割合は8〜9割程度なのだとか。
これは何故かというと、症例のほとんどが受診時の段階では神経や血管、筋肉の痛みや炎症などが混在している可能性があるからなのです。
そのため、そういった患者さんはリハビリやマッサージ、薬の投与などを徹底的に行い、少しずつ原因を特定していくことになります。
筋肉の硬さが原因の多くだという説も
坐骨神経痛ははっきりとした原因の特定は非常に難しいですが、その多くは「筋肉の硬さ」にあるとも言われています。
坐骨神経の周りには多くの筋肉が密集しており、その筋肉のいずれかが固くなると坐骨神経を圧迫してしまうのです。
そのため、坐骨神経痛は「坐骨神経の通り道である筋肉を柔らかくすること」で改善されていくのだとか。
前述の通り、原因不明と言われることが多い坐骨神経痛ですが、それは筋肉などの組織がレントゲンでは映らないからなのです。
整形外科などで原因不明と言われた患者さんがリハビリやマッサージを受けるのはこのためでしょう。
単純かつ軽度の坐骨神経痛であれば、筋肉がほぐれることで痛みやしびれは回復していきます。
繰り返す坐骨神経痛は根本的な原因を解消するところから始めよう
すでに筋肉を柔らかくする治療を行っているのに回復の兆しが見られない…という方は、坐骨神経痛の根本的な原因を解消するところから始めましょう。
簡単に言うと、痛みが出ている場所に諸悪の根源があると判断してはいけない…という事です。
私たちの体は「筋膜」という筋肉を覆い包む膜が全身に繋がっており、足などを包む筋膜が硬くなる事によっても腰への痛みを感じる場合などがあるのです。
坐骨神経痛を起こすのは筋肉が硬くなっているから…というお話をしましたが、その筋肉を硬くしている原因は人によって違うということ。
この原因をきちんと特定して治療を行わなければ、いくら治療をしても痛みは繰り返してしまいます。
まずはあなたの坐骨神経痛がなぜ起きているのかを特定することを意識しましょう。
まとめ
なにかした訳でなくても体の中では変化が続いている可能性があります。変だなと感じたら自分抱けで解決しようとせずに専門家に相談しましょうね。これからの人生を楽しく豊かにするためには、やっぱり体の不調が無いことが1番ですよね。
あなたが体の不調を取り除き、人生を豊かに過ごしていきたいと思っているのなら、いつでもご相談下さい。きっとお役に立てるはずです。
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