「自分では気づかなかったけど、ただの腰痛かと思っていたら病院で側弯症だと診断された。」
「軽度の側弯症だから手術はしなくても大丈夫と言われたけど改善できる?」
「改善するにはどんな風にするの?」
あなたは今このような状態にあるのではありませんか??
自分では気づかない内に側弯症の傾向になっておりレントゲンなどで確認しないと分からないぐらいの状態だと普通に生活していてもなかなかわからないですよね??
ここではそんな軽度の側弯症に対する整体の有効性についてご紹介していきたいと思います。
「側弯症って治るの???」
って思ったあなた!!
もちろん全員が改善するわけではありません。
何故そのような状態になったのか??
ここが重要です。後天的に姿勢不良などで背骨が左右にカーブしているのであれば改善可能な場合が多く、腰痛などの症状も改善できると思います。
仙骨の弯曲が原因の側弯症は適応症
後天的な機能性側弯症は改善が見込める
側弯症の背骨の弯曲では症状が出なかったとしても、後天的に歪みができてしまえば、その歪み方によってさまざまな症状が出てきてしまいます。
もし首や背中が痛くなって病院に行ったときに、レントゲンを撮って側弯症だと言われたら、その症状は側弯症自体が問題ではなくて、あとから出来た歪みが原因になっていると考える方が良いでしょう。
先天的な側弯については治しようがありませんが、あとから出来た歪みについては矯正をしてきれいに治すことができます。
というか、歪んでいるのなら矯正をしないと、歪んだ骨に引っ張られて側弯症が強くなりますし、関節に負担がかかって骨の変形の原因になることもあります。
そもそも、もし骨の歪みが原因になって何か症状が出ているとしたら、側弯症の人でも矯正をして骨の歪みを取り除く以外に改善の方法はありません。
あとから歪んだものは頭痛や背中の痛み、腰痛などの症状を引き起こしますから、戻せるものは矯正をして治してしまうのが良いでしょう。
- 機能性側弯症
後天性の側弯症で、椎間板ヘルニア、腰痛、足の怪我など、ほかの部位の痛みをかばうために、一時的に背骨を弯曲させて疼痛緩和肢位を取るために起こります。
機能性側弯性は背骨自身の問題ではありませんから、疼痛緩和肢位を取る必要がなくなると、自然に背骨の弯曲も解消されていきます。
機能性側弯症については、痛みをかばうための姿勢が原因なので、本質的には背骨が曲がっていること自体は問題ではありません。
腰痛、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛などの機能性側弯症を引き起こす症状は、突き詰めていくと骨格の歪みが根本的な原因になっていることがほとんどです。
機能性側弯症による肩こりや腰痛、背中の痛みは解消することができます。
これは痛みを感じているのは筋肉だからです。
筋肉が痛みを感じている状態というのは、筋肉が凝って固くなっている状態の場合がほとんどです。
固くなった筋肉を緩めることで、側弯症の方でも肩こりや腰痛、背中の痛みを解消することができます。
背骨のバランスはそのままなのに痛みが解消できるの?と思われるかもしれませんが、側弯症でかなり角度がついている方でも、こりや痛みを感じていない方はおられます。
側弯症のバランスによって痛みが出ているのは確かですが、背骨はそのままでも肩こり腰痛、背中の痛みを解消することは可能なのです。
痛みをかばう必要がなくなると自然に背骨の弯曲が解消されますから、そもそもの原因である骨格の歪みを取り除くようにしましょう。
側弯症とは、脊柱が側方に歪んでしまう事を言います。脊椎は頚椎×7、胸椎×12、腰椎×5の24個の骨が重なりあって構成されています。正常な脊椎は前から見ると直線状に見えますが、横から見ると頚椎は前、胸椎は後ろ、腰椎は前にカーブしています
これを生理的湾(せいりてきわんきょく)と言います。
多くの場合、前後への変化はあまり見られません。脊椎が左右どちらかへのカーブを描いてしまう事です。
そして脊椎が側方に歪むだけではなく、右へ側方カーブになってくると左に捻じれ、左に側方カーブしてくると右に捻じれるといった複合的な状態になっている場合がほとんどのようです。
さらに進行すると肋骨の正常な動きも妨げられてしまい、肺を大きく使うことが困難になってしまい呼吸機能に障害をきたしてしまいます。これにより呼吸量が低下するので更に自己回復力も低下してしまい息苦しさ・肺活量の低下なども起こってしまい猫背が持続してしまったり睡眠の質も良くなくなります。
また側弯することで、カーブの内側は窮屈になってしまうこともなんとなく理解していただけますか?
窮屈になってしまうと脊椎と脊椎の間から出ている脊髄神経を圧迫してしまうことで、痺れやマヒなどの神経障害を起こしてしまうこともあります。このように側湾症が進行していくと、心理的なストレスの原因にもなりますし、腰痛や背部の痛み・痺れの症状もでてきてしまい改善困難になってしまう場合がとても多いようです。
それだけでなく圧迫されている部分は筋肉だけでなく、内臓も同じです。とても窮屈に感じていますので側弯症だからと言って諦めずに内臓が動けるスペースは確保してあげるようにしましょう。
側弯症と診断され「手術するほどではないため、経過観察するのみで何の処方もなく、悪化防止や腰痛などの症状緩和の目的で通院する」というのは、精神的につらくなるかもですよね??
そのような場合は、なんとか他の方法で改善が見込めないだろうかと、整体院を探すものだと思います。
側弯症の施術の場合まず、脊柱の側弯の程度を確認します。
前屈してもらい、背骨の曲がり具合を確認します。
肩や肩甲骨の高さ、ウエストラインの高さ、腸骨の高さ、PSIS(上後腸骨棘)の高さを確認します。
その上で、仙骨を触診して仙骨の弯曲が見つけられた場合は、仙骨の弯曲が原因の可能性を疑います。
仙骨は、もともとは腰椎のように別々の5個の骨が癒合してできた骨です。腰椎で言うところの椎間関節にあたる部分が仙骨孔です。
右脚を上にして足を組んだ場合、上半身の体重は左坐骨にかかります。
すると、体の左側で状態を支える状態になります。仙骨の左側に力が入り、少しずつ仙骨に弯曲が起こります。
その結果、仙骨稜は第3仙骨孔あたりを頂点にして左に弯曲します。
その弯曲を見つけるためには、仙骨孔を両側同時になぞっていきます。
仙骨陵は第3仙骨孔の高さあたりで仙骨裂孔と呼ばれ、2股に別れます。そのため検査する時は、仙骨稜ではなく仙骨孔を正確になぞっていきます。
正確に仙骨孔をなぞり、どのように弯曲しているか診断しましょう。
診断ができたら、あなたが行なっているやり方で仙骨の調整を試みてください。
それで脊柱の彎曲に変化が起こるようなら、仙骨の弯曲が原因だと思って大丈夫です。
このときはまず、仙骨を調整し仙腸関節の緊張をとってから脊柱の施術を行います。
7回を目処に通院して様子をみましょう。それでも変化がないときは、仙骨の弯曲が原因ではないと判断できます。
側弯症とは
私たちの脊柱は正常な場合、左横からみるとS字状の弯曲があります。
このS字状の弯曲は生理的弯曲といいます。具体的には、7個の頚椎が前に弯曲、12個の胸椎が後ろに弯曲、5個の腰椎が前に弯曲するという具合にカーブしています。
また、正常であれば、脊柱は前後からはまっすぐなように見えます。
この脊柱が横から見た生理的弯曲と、前後からまっすぐに見える正常のラインから逸脱することがあります。
まっすぐに見える脊柱が左右に10度以上弯曲すると、側弯症と診断されるようです。そして、定かではありませんが、25度以上になると手術の対象になるようです。
脊柱は左右に弯曲するだけでなく、前後にも弯曲することがあります。そのため、側弯症には、3つのタイプがあります。
1、後ろから見て左右に横方向へ弯曲する側弯症
2、後方に突に曲がってくる後弯症
3、1と2が合わさった後側弯症
そのほか、胸椎で側弯が起こると肋骨も関与してきます。
側弯症の原因
現在側弯症は、原因がわからない「突発性側弯症」がほとんどだと言われています。
また、「先天性側弯症」もあります。「先天性側弯症」は、生まれつき椎体の形が立方体ではなくクサビ状になっている奇形です。
どちらも、整体の適応症ではありません。
しかし、側弯症の原因によっては整体で改善することがあります。側弯が軽度なら整体の適応症です。
整体の適応症になるのは、脊柱の側弯と同じように「仙骨から弯曲している」場合です。このような状態の時は整体の適応症と判断して施術します。
仙骨の弯曲が確認できた場合は、毎回必ず施術の最初に仙骨の弯曲を改善します。
側弯症が発見される経緯と症状
側弯症は、自覚症状が全くないのが普通です。最近は、学校の健康診断等で発見されるケースが多いようです。側弯症がひどい場合は、子どもでは入浴中に親が見つけることもあります。しかし、普通は気づかないまま過ごすことが多いです。
ところが、側弯症がある場合、思春期に入り身長が急に伸び始める頃になると不都合を感じることがあります。
そうして、本人が不都合を感じることが、側弯症を改善するための動機付けとなります。
例えば、
- 腰や背中が痛い
- 肩甲骨の高さが違う
- 肋骨の形が違ってくる
- 足の長さが違う
- 同じことをしても他人より疲れやすい
- 見た目が良くない
などの自覚できる不都合があります。
本人が自覚できる症状や不都合が現れて初めて、本人が「まずい、なんとかできないだろうか」と思います。
このような自覚できる症状があることは、整体適応症の側弯症改善には朗報です。
なぜなら、仙骨が弯曲するのは足を組んだり、片側だけあぐらをかいたりという生活習慣が原因だからです。
あなたが不都合をなんとかしたいと本気で思うのなら生活習慣の指導を積極的に実行しようとします。
そのため、仙骨が原因の側弯症は的確な施術と生活習慣改善のアドバイスが必須となります。
仙骨の施術においては、施術後の本人の生活習慣が変わらなければ元に戻るのは時間の問題です。
施術だけでなくあなたの生活習慣を変えてもらえば、相乗効果で施術効果を維持できます。
例えば、
- 足を組まない
- 片足だけあぐらにしない
- 仕事中の偏った姿勢を点検する
- 横向きに寝るときは抱き枕をする
などです。
姿勢を変えるには、最低1年は通院を継続してもらい、お客様の姿勢の経過観察が必要です。
なぜなら、私たちの骨が古い骨から新しい骨に全て入れ替わる周期は若い人で約2年、高齢になると約3年と言われています。
その2〜3年の間、定期的に通院すれば側弯が治ったのを確認できるからです。
しかし、お客様にとって、2〜 3年の継続通院は長く辛いと思います。
しかし脚を組まない生活を1年継続できれば習慣化するものです。
体をゆがませた生活習慣は、骨格だけでなく全身をおおう筋肉や筋膜全体をゆがませてしまうことがあります。
そのため、深呼吸や仰向け寝などを忘れずにする事で1日の筋膜のゆがみをその日のうちに改善するように体を根本的に調整する事がとても重要になります。
まとめ
このように、側弯症は仙骨の弯曲が原因で起こっている場合があります。
そのときは、整体の適応症です。
左右4個ずつある仙骨孔を指で触れて確認し、しっかり仙骨の弯曲状態を診断してください。
施術して仙骨の弯曲が改善し脊柱の側弯の改善がみられるなら、脊柱がまっすぐになるまで通院する事をお勧め致します。
側弯が改善し脊柱がまっすぐになるまでに、仙骨を弯曲させた原因である生活習慣の悪癖も改善がもちろん必要ですので忘れないでくださいね。
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