足底筋膜炎の治療で大事な『3』つ!

「足の裏が痛くて歩くのも大変だ。」

「痛みが辛くてお買い物に行くのも一苦労する。」

「座っていて、歩き始めるのが怖いな・・・。」

あなたにも、このような日常生活にも支障をきたしているような足裏の痛みがあるようでしたらそれは『足底筋膜炎』かもしれませんね。

足底筋膜炎の一般的な治療法はお薬やサポーター、安静が主になるかと思います。

しかし、それだけではなかなか症状は改善しないのでは??

そんな辛い足底筋膜炎の治療が進まない理由と、どうしたらよいかを紹介していきますね。

あなたの足底筋膜炎の治療のお役に立てると思いますので参考にしてみて下さいね。

足底筋膜炎にも原因がある

あなたの足底筋膜炎が改善しない理由として考えられる事で大事なのは「足底筋膜炎の原因が完全に解消されていない」からです。

足底筋膜炎の本当の原因が解消されれば、どんな状態の足底筋膜炎でも個人差はありますが改善していくものです。

では、その足底筋膜炎の本当の原因とはなんでしょうか?

一般的に足底筋膜炎の原因は、「足裏の硬くなった筋肉が骨に付着している部分を引っ張ることで痛みが起きる」

と言われています。

足の裏には、様々な筋肉や腱があり、足の指からかかとの骨などにくっついています。

普段の生活の中で立ったり、歩いたり、走ったりなど色々な要因の中で疲労が足裏の筋肉に蓄積していくと、動きが悪くなり、その状態で動き続けると足裏の筋肉がだんだん硬くなっていくという悪循環になっていきます。

また、その筋肉の引っ張りがさらに強くなると、引っ張られ続けた骨がめくれてしまうなどで、変形してしてしまいトゲ(骨棘)になりやすくなります。足の裏の痛みでレントゲンを撮るとカカトにトゲのような影が確認できたが場合は、骨が変形してしまうほどに筋肉の引っ張りが強くなっているということになりますね。

しかし、この説明では当たり前ですよね。

本当の原因とは、『姿勢・バランス不良』にあるんです!!

ただ、足の裏の筋肉疲労や体重、仕事の関係などだけでしたら、ランナーやお相撲さん、引越し業者などの方はほとんどの場合に足底筋膜炎を患っていてもおかしくありませんよね??

この場合になる足底筋膜炎は

  • 使いすぎ(オーバーユース)
  • 足裏の負担増
  • 足裏の筋肉への一時的な極端な負担

と言われているような原因になるかと思いますが、上記した原因に心当たりが無い場合には『姿勢・バランス不良』が原因にになっている可能性があり、その主な原因としては、

  • 頭が前に出ている
  • 猫背(反り腰)
  • 骨盤が後ろへ傾いている

このような姿勢や体の状態に心当たりがある、もしくは前から気になっている場合でしたらあなたの足底筋膜炎の原因は、ただ足の使い過ぎが原因では無く、全身の『姿勢・バランス不良』が原因になっているかもしれません。

この3つが足底筋膜炎には大事になります。

『姿勢・バランス不良』が原因であれば、足底筋膜炎だけで無く内臓の不調や頭痛などの症状も併発してしまう可能性もありますので注意が必要ですよ。

人の足の骨には『アーチ構造』というものがあり、アーチがある事でクッションの役割をしてくれます。そのおかげでうまく衝撃やストレスを分散することができる構造になっています。その骨のアーチ構造を保持しているのが強靭な筋肉の繊維でできた『足底筋膜』なのです。

このアーチ構造が崩れてしまうと少しの衝撃でもうまく分散することが出来なくなってしまいます。その結果として足底には通常よりも負担がかかってしまい痛みを生じる原因となるのです。そして、その状態が長く続くと、だんだんと足首や膝、股関節、腰や首などにも影響を及ぼす恐れがあるのです。

足底筋膜炎の原因を見つける

電気治療・マッサージ・湿布・インソールなど様々な治療を行っているが、なかなか改善しないのではないでしょうか?

それは、足底筋膜炎の原因が「足の裏の筋肉だけが原因ではない」からです。

足の裏には、すねやふくらはぎから筋肉が繋がっています。

例えば、すねやふくらはぎが足裏の筋肉の硬さに影響を与えていて、痛みを起こしているケースも多くあります。

足底筋膜炎は、足の裏だけではなく、すねやふくらはぎ、足首、足の指の間など「足の裏以外の場所」も関係して痛みを起こしている可能性があるのです。

実際に痛みがある場合、基本的には安静にして痛みが徐々に引いてくるのですが、実際はなかなか治らず、痛みが引かないことが多いです。
というのも、足というものは生活する上で必ず使う部位ですし、さらには足の裏は体の中で唯一地面に着く部分であり、歩く際には地面からの反発を初めに受けるから。

足というものは、こうした「どうしても使用せざる負えない状況」が起こってしまうため、足に起こる炎症というものはなかなか治りにくく、生活に不自由を感じながらも我慢するしかない状況に陥りやすいのです。

足底のつくり

足の裏は3つのアーチと呼ばれる、体重を支えてくれたり、歩いたり、走ったりする際の、衝撃を和らげてくれる構造ができています。

私達の足は通常、重心が内側にかかるので、足の裏の内側にあるアーチが重要となってきます。
足の裏の内側=いわゆる土踏まずにあたる部分ですね。

ですが、このアーチが下がってしまった状態を、扁平足と言います。

扁平足の場合、足底筋膜が伸ばされ、その状態のまま足に負担がかかってしまう為、足底筋膜炎になりやすいと言われています。

また、足底筋膜炎とひとくくりに言っても、その方が立ち仕事をしているのか、スポーツをされている方なのかなど、その人の生活や体の使い方によっても負担のかかる場所は人それぞれ違います。

ですから、あなたの足底筋膜炎は、なぜ起きているのか?を見つけることが大切なのです。

それは上記したように、足の筋肉や靭帯の疲労・酷使だけでなく全身の状態はどうなのか?内臓の状態どうなのか?なども併せて確認する必要がありますよ。

足底筋膜炎の症状は?

走ったり、歩いたり足をよく使用する際に足の裏や踵の付着部に痛みが生じやすくなります。また立ちっぱなしでも痛みが生じる場合もおおいですね。

足底筋膜炎で特徴的な症状が起床時の一歩目や動き始めの痛みです。

足底筋膜炎で最も痛みが出やすいのは、

  1. 踵に近い部分
  2. 土踏まずの中央部分
  3. 足指の付け根部分

という部分が特に痛みの出やすいですね。

症状の悪化とともに痛みは強くなっていき、ひどい場合は足底筋膜に踵の骨が引っ張られることで、踵の骨に骨棘というトゲが生じる事もあります。

 

足底筋膜炎は治りずらい

足底筋膜炎は『とにかく治りずらい』という特徴があります。医療機関でも解決策と言えば、安静やインソールをお薦めすることが主になると思います。治りずらい理由としては主に以下の2つが挙げられます。

  1. 足を安静にすることが難しい
  2. 足底は心臓から一番遠い部位になるので血流が少ない

この2点が特にが大きな割合を占めています。私たちが生活の中で立っていたり歩いたりする限り足底はストレスを受け続けます。それに加え足底は体の中でも末端に位置しており血流も腕などに比べると不足しがちです。このような理由で足底筋膜炎は一般的には治りずらいと言われています。

どんな治療法があるか

また、足底筋膜炎の原因がわかっても、その原因を解消するために治療方法が間違っていると足の裏の痛みは治りませんよね?

一般的な治療法は、

  1. アイシング、湿布
  2. 足底板(インソール、中敷き)
  3. 痛み止めの注射・薬
  4. オーダーメイドの靴を作る
  5. 干渉波
  6. テーピング、サポーター
  7. ストレッチ
  8. 足裏、足首、ふくらはぎの周辺を鍛える筋トレ
  9. スネやふくらはぎのマッサージ、指圧
  10. 手術

などがあります。

お仕事・体勢・趣味・運動など、あなたの生活習慣が足の裏の痛みに繋がっているの間違いありません。

一般的な足底筋膜炎の原因だけをみて治療をするのではなく、あなたの人生も含めて改善のお手伝いをしていきたいと思います。

治療せずにいると・・・??

足底筋膜炎は基本的に難治性と言われています。理由は前述のとおりで、放置しているだけでは症状が軽快することはほぼないと言えるでしょう。

なので「そのうち治るだろう…」という考え捨ててもらい、原因の解明・根気よく治療に気持ちを傾ける事がとても大事になります。

そして、早い段階で治療を始めると本当に改善に向かいます!!

足底筋膜炎といっても痛みや原因は様々です。長く患っている方ほど完治に時間が掛かることがありますが、継続すればその殆どが改善します。1日も早く治療を開始すればするほど改善は早いというわけです。

正しい治療法とは??

先ほど足底筋膜炎は治りずらいと言いましたが適切なペースで適切な治療を行えば、改善していくことは大いに可能です。

一般的に足底筋膜炎の治療法というと足裏のマッサージ、電気治療、ストレッチ、インソールが思い浮かぶと思います。しかしただ漠然とこれらの治療をしているっだけでは、なかなか改善しませんし、逆に痛みが増してしまうケースもあります。

足底筋膜炎の治療において大切なのが「いかに足底筋膜を緩めるか」が大事になるのですが、それよりも先に重要なのが「痛みの出ない体づくり」「痛みの改善が可能になる体づくり」が大事だという事です。一時的に足底筋膜を緩めても、姿勢や足の形状の問題が改善していなければ、また生活しているうちに痛みが戻ってきてしまいます。そのためには全身を診て原因となっている点を改善しなければいけません。つまり足底筋膜炎の治療は、痛い部分だけの治療ではダメなんです。

足裏やその周辺だけの治療でなかなか症状が改善しないという方は、一度、治療法を見直すことをオススメします。

まとめ

あなたの足底筋膜炎がどのうような経緯で発症しているのか、普段どのような動きをしているのか、などの生活も含めてが治療になります。

ですが、病院で詳しく検査してもらってからでも遅くはないので、しっかりと治療していきましょう。

それでもなかなか改善が進まず治療に迷った場合はいつでもご相談下さいね。当院はあなたの治療をお手伝いすることができると思います。

あなたの人生がこれから、より豊かになるようにお手伝いできると幸いです。

\この記事は私が書きました/

氏永 真司

氏永 真司

大阪市福島区MITO整体院
院長 氏永 真司(うじなが しんじ)

・柔道整復師
・鍼灸師
・整形外科付属の整骨院2店舗で院長として勤務

整形外科付属の整骨院で勤務している時に、痛みが出ている部分だけの施術には限界があることに気づきました。筋肉や骨盤、背骨の調整だけでなく内臓、静脈、リンパ、経絡などを含めて全身のバランスを調整することにより痛みが自分で改善できるようになります。

もし、あなたがマッサージや骨盤矯正を受けても痛みが改善しないのであれば、ぜひ当院にご相談ください。

症状について詳しくはこちら

足底筋膜炎

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