患者様の情報
12、3年ほど前から、左足の親指の変形が気になるようになりました。すぐにこれは外反母趾だと分かったそうですが、痛みも感じず気にならなかったのでそのまま様子を見ていました。
変形は徐々に強くなり、3、4年前からだんだん痛みを感じるようになってきたので、整形外科を受診しました。
整形外科では変形や痛みが酷くなったら手術をしましょうと言われました。そこで足の型を取って足底板を作成してもらいました。足底板を入れると痛みが楽になったそうです。
しかし、ここ半年くらいは足底板を入れても痛みが出るようになり、外を歩くことが困難になってきたとの事でした。家の中にいる時はまだマシだそうですが、靴を履いて外に出ると15分くらい歩いてたら痛みが出てきます。
整形外科では手術を勧められたのですが、知り合いは手術をしてから膝が痛くなったそうで、手術はどうしようか迷っていたと言います。
どちらにしても将来的に歩けなくなるのではいかという不安があったそうです。
どうにか手術をせずに改善できる方法はないかと探していた時に、知り合いに当院を見つけてもらったとの事でした。
治療経過
両足とも外反母趾になっていましたが、左足の方が変形が強く、右足は痛みが無く左足のみの痛みでした。
足根骨や足首が硬く、足底の筋肉も硬くなっていました。歩行も踵接地からのスムーズな流れになっていなかったので、歩行指導も途中で行い施術していきました。
まずは10回は頑張ってくるようにお伝えし、1週間に2回のペースで通ってもらいました。
7,8回目あたりから何となく硬さが取れてきた感じでした。歩行時の痛みはまだありましたが、少しマシかなと言われてました。
10回目以降も1週間に1回のペースで継続してもらい、15回目辺りでは、正しい歩行にも慣れてきたようで、随分痛みが楽になっているとの事でした。
このままいけば手術もせずにしっかりと自分の足で歩けると希望が湧いてきたと言います。
その後も徐々に改善し、間隔を空けながら通院を継続してもらいました。7ヶ月たった頃には足が柔らかくなっている実感があるとのことで、2時間以上歩いても痛みが出ない状態になっていました。
もう生活で痛みを感じることは無いと言われてました。この先も自分の足でちゃんと歩きたいという思いで、現在も外反母趾のメンテナンスと全身整体の両方を受けています。
当院に来られて1年以上経ちますが、姿勢が良くなっておりちゃんと歩けるし以前よりも健康になったと喜ばれていました。