患者様の情報
60代 女性
症状
数年前から鎖骨の周辺や背中から腕にかけての痺れや違和感を感じており仕事にも生活にも困る状況になっているとの事でした。MRI検査でも頚部や頭部には特に異常が無かったのでお薬やマッサージで過ごしてきたが症状が長引いて早く改善したいとの事でした。
頭の動かし方や腕の使い方でも症状が出るし、仰向けで就寝しても鎖骨の周辺や背中から腕にかけての痺れや違和感があるので寝られない時もあるそうです。
姿勢も悪くなり首から背中まで緊張が強くなり頭位も前方になっておられました。
この状態が長くなって自律神経の乱れや倦怠感もあるようだとお話して頂きました。
治療経過
胸郭出口症候群に当てはまる頸肩腕症候群でしたのと、体が丸くなるぐらい不調を回避しようとしている状態でどこにも逃がせなくなったので症状が出ているようでした。
まずは全身の改善も同時にしましたが、2ヶ月経過した頃に首から背中の緊張は緩んできたので姿勢や頭位にも変化がみられ鎖骨の周辺や背中から腕にかけての痺れや違和感が徐々にマシに感じるようになっておられました。すぐには症状を無くすことは無理ですが徐々に軽減し自らの愛力や回復力で出にくくするようにお手伝いをしていくので、過剰な刺激を入れずにその後も続けました。
3ヵ月経過して鎖骨の周辺や背中から腕にかけての痺れや違和感はほぼ感じにくくなってきたとの事でしたがこの間は症状があったりなかったりを繰り返しておられたのでもう少し持続して整体をしていくようにお話させて頂きました。
6ヵ月経過する頃には症状を自覚しても以前の1割ぐらいしか感じていないとの事で改善できてきたようです。仕事も家事も体には負担はかかるのでこれから良い状態を維持して生活していけるようにお手伝いをしていきたいと思います。