患者様の情報
3年ほど前から、重たい物を持った後に左手に痺れが出るようになりました。買い物などでたくさん買った物を持った時や、仕事で荷物を運んだ後に痺れが出ます。
それから徐々に左肩に鞄を下げても痺れが出るようになってきました。
整形外科を受診してレントゲンを撮り、胸郭出口症候群と診断を受けました。そしてそこの整形外科でリハビリを受けてましたが、改善しませんでした。マッサージとストレッチを中心に行なっていたそうですが効果がなかったそうです。
その後は重たい物を持たないように注意し、鞄もなるべく左にかけないように気をつけて過ごしていました。
そして忘れかけていた頃の先月に、左肩に鞄を下げて再び痺れが出だしました。そのことがきっかけで病院以外で何か治す手段はないか探して、来院されました。
治療経過
右足がやや内反しており、それの影響で右骨盤が歪んで硬くなっていました。さらに上半身は反対の左側でバランスを取っていたので左の起立筋が硬くなっている状態でした。左の肋骨や肩甲骨も左右差があり硬くなっていました。
肩を上から押した時の硬さが左がとても硬かったです。
通院は1週間に1回の頻度で行っていきました。全身を緩めていきながら、循環を上げていき左右差を取っていくように施術していきました。
3ヵ月目になると、重たい物を持った時に痺れが出なかったと言われてました。その後は、重たい物を持つとたまにですが痺れが出る状態でしたが、徐々に痺れが出なくなっていきました。
しかし左で鞄を下げると痺れは出ます。鞄の重さにもよりますが、まだこの時は普段使用している鞄では痺れは出ると言われてました。
半年頃になると鞄を下げても痺れが出ない時が増えてきたと言われてました。重たい物は極力持たないようにしてもらいました。
2週間に1回の頻度にして継続してもらい、7か月目には鞄を持ってもほぼ痺れは出なくなってました。
9ヵ月目からは4週に1回のペースに変えて調整していき、1年ころにはもう完全に痺れは出なくなったと言われてました。
その後はメンテナンスで継続してもらい、現在1年3ヵ月ですが重たい物を持っても鞄を下げても痺れは出なくなりました。