患者様の情報
3ヵ月前から腰の違和感を感じるようになり、じっとしたまま5分間立っていると腰に痛みが出て、左下肢に力が入らないという状態になりました。
元々腰痛で病院ではヘルニアと言われていたそうですが、このような症状は初めてだったので、不安になったと言います。
病院で状態の説明をすると、ヘルニアの影響で症状が出ていると言われました。注射で様子を見ながら、改善しなければ手術も検討した方が良いと言われていたそうです。しかし注射も手術も抵抗がありました。
自分でYouTubeを見ながらストレッチをしていましたが効果がなかったです。
5分立っていても動いていれば症状は出なかったので、生活の中では料理をしている時以外は症状は出ないと言われてました。なぜ動いていると症状が出ないのかよくわからなかったので、知り合いの整体師の方に聞いてみたそうです。そしてその方に施術をしてもらっていましたが、引越ししたため施術を受けれなくなってしまったそうです。知り合いには、整体に通った方が良いと言われたので探してみて、当院に来られました。

治療経過
首がストレートネックで腰椎の前弯が消失していました。胸椎の後弯が強く猫背の姿勢になっていました。殿筋や大腰筋もカチカチで、左側は、特に硬かったです。筋力検査の左右差も顕著に出ていました。
さらに肋骨や横隔膜の胸郭部分全体も可動性が少なく、インナーマッスルが弱く体幹が不安定でした。
普段からの食生活も良くなかったのでアドバイスしながら自宅でのインナーマッスルの運動をお伝えしました。
施術は全身整体で行い、まずは1週間に1回のペースで通ってもらいました。
3ヵ月経ったくらいで、左の殿筋と大腰筋が柔らかくなり、力も入るようになってきました。この頃は15分くらいはじっと立っていられるようになっていました。
その後も2週間に1回のペースで通ってもらい、半年たった頃には、ほとんど改善していました。ずっと立っていても症状は出ません。筋肉の硬さの左右差もマシになってきて、胸郭の全体的な可動性も出てきていました。ただ左の大腰筋と殿筋がすぐ硬くなる状態でした。
症状は改善してきましたが、体の状態はまだ残っていたので、それを理解してもらい、月に1回でメンテナンスで通院してもらいました。
現在8ヶ月ですが、症状はなく順調です。本人さんも体が変わってきている実感があるようで良かったです。