患者様の情報
この方は、子供の頃から早食いの大食いだったらしく、食べることが趣味みたいな感じで、大好きだったそうです。
35歳を過ぎてからはさすがに、食事の仕方を考えないといけないと思うようになり、ゆっくりよく噛んで腹八分目を意識していたそうです。しかし今までの癖がなかなか抜けきらずに、たまにがっつりと食べてしまう事があったとの事でした。
がっつり食べた翌日は、胃がムカムカするようになってきました。今までは、そんなことはなかったのですが、1年前から、そういったことが出てきました。
徐々にムカムカは頻度が増してきて、がっつり食べなくても食後や翌日は胃がムカムカするようになってきました。
市販薬を飲んで様子を見ていましたが、効果がなく、病院で逆流性食道炎と診断を受けて、処方されたお薬も飲みましたが効果がありませんでした。
次第に食べることが嫌になってきて12Kgも痩せてしまったそうです。
今まで食べ過ぎていた付けが回ってきたのだから仕方ないと思いながらも、やはりちゃんと治したいという思いから来院されました。

治療経過
立位でのバランスはまだ安定していたのですが、片足立ちではかなりフラフラの状態でした。体に軸が入っていなかったです。
背骨の際にある胃の反射点に大きな硬結ができていて、押しても何も感じなくなっていました。そこを持続的に抑えていると痛みに変わってくるという状態だったので、かなり悪かったです。
胸椎6~9番も歪みと硬さがあり、胃の典型的な反応が出ていました。ダイレクトに胃に対してのアプローチも入れながら全身整体を行っていきました。
まずは1週間に1回で通ってもらいました。
2ヵ月目にはバランスが安定してきました。胃の調子も何となくマシかなといった感じでした。お水をたくさん飲んで、よく噛んで食べる物も一生に考えながら行っていきました。
5ヵ月目には食後のムカムカがしなくなったと言われていました。がっつり食べてもムカムカがしなかったので、ついつい食べ過ぎてしまう事が増えていたと言います。
再度食事の仕方を確認して、2週間に1回で継続してもらいました。
8ヶ月目には、もうほとんど胃のムカムカはなくなっていました。食事の量に関係なく、食後も翌日も大丈夫になっていました。
その後は、症状がたまに出ては改善してという感じで、まだ脳の記憶が残っている分、数ヵ月に1、2回は症状は出るくらいにまでなりました。
現在は月1回のメンテナンスで通院されておりますが、たまにがっつり食べても症状は出ておらず良い状態をキープできています。