患者様の情報
2年前に右手の痺れを感じるようになりました。最初は放っておけばよくなっていたので、何度か痺れを感じてもそのまま放置していました。
しかし、痺れが全く良くならず今度は手痛みも出てきました。
整形外科を受診し、頚椎も状態は良くないと言われ、結果的には手根管症候群と診断を受けたそうです。しばらく病院のリハビリに通い、お薬で様子を見ていましたが、よくならず、徐々に酷くなってきている気がするとのことでした。病院では手術を勧められたのですが、すぐに決めきれず、やはり手術をすると仕事にも支障が出るとの事で、できればやりたくないとの事でした。
そして、ここ2ヵ月は痺れと痛みで、夜中に目が覚めてしまうことも多々あるようでした。
どうにか改善する方法はないのかと整体に行ってみようという事で来院されました。

治療経過
患側の手根骨が硬く、指の関節も硬くなっていました。そして、肘の歪み、肩甲骨の左右差、背骨の歪みがあり、頚椎にも影響が出ている状態でした。若干の側弯があるのでその影響も出ていました。
普段は手を良く使う仕事で、負担がかなりかかっていたような感じです。
手に症状は出ていますが、全身の問題という事を理解してもらい施術を開始しました。
最初は1週間に1回のペースで通ってもらいました。
徐々に柔らかさは出てきたのですが、症状がなかなか改善しませんでした。5か月目にようやく痺れや痛みがマシになり、夜中に起きることがほぼなくなったと喜ばれていました。
それから2週間に1回で通ってもらい、8か月で痛みは改善したものの痺れが若干残っていました。痺れも仕事で使い過ぎた時は酷く感じる状態です。夜中に目が覚めることはありませんでした。
1年たったころには痺れが少し残っているまでに改善しました。
1年半たった頃には、痺れもなくなっていましたが、仕事で使い過ぎた時にだけやや痺れるという状態にまで改善しました。
現在1年7か月で、良い状態をキープできております。手術をしなくてよかったと言われております。