患者様の情報
6年前から口に酸っぱいものが上がってくるようになりました。お酒も殆ど飲みませんし、食事も油っこい物や消化の悪そうなものは食べてないつもりでした。健康には意識が高い方だと思っていたそうですが、ある時酸っぱいものが上がってきて、これは逆流性食道炎かなと思い病院を受診しました。
そこでは、胃カメラ検査をして少し荒れているくらいだったそうですが、逆流性食道炎の診断を受けました。
それからはちょくちょく吞酸の症状が出てきて、もらっていた薬を飲んでいましたが効かなかったそうです。その後半年くらいで吞酸の症状は無くなりましたが、今度は喉に違和感が出てきました。何かが詰まったような感じで、時々息苦しかったり、声が出ずらいこともありました。病院で診てもらっても原因がよく分からず、一応出された薬も試してみましたが、効果はなかったそうです。
そして、徐々にまた吞酸が出てくるようになり、喉の不調も相変わらずで、今まで健康だったと思っていたのが自分がこんな症状に襲われているなんてすごく嫌な気持ちになったと言います。症状は波があり全く出ない時もありますが強く出る時もありました。
これがもうずっと続いているので何とか治せないかと、当院に来院されました。
治療経過
逆流性食道炎は胃が綺麗な人でも症状が出ることをお伝えし、食事によるものだけではなく、姿勢も影響することを説明しました。
この方の姿勢は、頭が28度前に出ており、普段の仕事中は猫背で胃腸が圧迫されているとの事でした。そこに気づいただけでもかなり楽になったそうです。
後は、胃や喉に関係する背骨の部分が歪んで硬くなっていたので、そこをしっかりと緩めていけば改善する事をお伝えし、施術開始しました。
最初は1週間に2回のペースで通ってもらいました。
2ヵ月目の11回目位に、喉の違和感が最近マシになってきたような気がするとの事でした。
3ヵ月目からは1週間に1回のペースで通ってもらいました。
4ヵ月目には吞酸もほとんど感じなくなったと言われていました。喉の調子もかなりマシになってきているとの事でした。
本人さんは改善はしてきているがまた再発しないことが不安だったので、ペースはそのまま1週間に1回で継続していきました。
半年が経ちほとんど症状が感じなくなっていたので2週間に1回のペースで提案し、継続していきました。
1年がたった頃も症状が出てなかったので月1回でメンテナンスで通ってもらいました。
現在1年4ヵ月が経ちますが経過は順調で喉も吞酸も全く症状が出ていません。本人さんも通ってよかったと喜ばれておりました。