患者様の情報
4年前から動悸がするようになりました。焦った時にトントントンと起こります。
小学生の時に自律神経を乱したことがあるとの事で、そういったことも関係しているのではないのかと思っていたそうです。
しばらくして、夜中に動悸が起こるようになりました。動悸が起こり呼吸も乱れ息が吸いづらくなります。それからは日中はほぼ動悸は出ず、夜中に毎日起こります。目が覚めて動悸が起こり呼吸困難になるといった感じです。
症状が夜だけで日中は仕事はしっかりと出来ていたとの事ですが、たまに体が鉛のように重くなるそうでした。
心療内科で処方された薬を飲みながら対応してきましたが、薬も効いたり効かなかったりとまちまちでした。病院を変えても必ず薬を飲んでくださいと言われ、効かなかったらさらに強い薬を出されました。本人さんは薬に対してのイメージが良くなかったそうで、薬を飲み続けたら一生飲み続けないといけないと思っており、できれば薬に頼らずに治したいという事でした。
整体は初めてだそうで、整体で良くなるのであればと思い一度試しに行ってみようと来院されました。
治療経過
以前に自律神経の症状がでたことがあり、自律神経の土台である背骨と骨盤の検査をしたところ、やや側弯があり、硬さが著明にある状態でした。循環も悪く、バランスも不安定な状態でした。
改善するには年単位でかかることをお伝えし、とりあえず通ってみないと分からないのでという事で通院されることになりました。
最初の2ヵ月は1週間に1度のペースです。
3ヵ月目以降からは、バランスが安定してきたので10日に1回のペースにしました。その後5か月目から2週間に1回で通院してもらいました。
半年がたつまでに、少しづつですが改善の効果が見られてきました。
夜中に目が覚めるけど、動悸がせず呼吸困難もおこらない日がたまに出てきました。
薬を飲みたくないので、飲まない日もありましたが、おそらく薬に関係なく、症状が出ている感じでした。ですので、薬を1週間完全に抜いてみましょうと提案しました。本人さんは不安そうでしたが、一度やってみるとの事で1週間抜きました。
結果的に今までとあまり変わらなかったので、もう少し飲まずに過ごしてみましょうと提案しました。本人さんも少し自信がついたようで、何となく辞めれそうだと言われてました。
そして、半年以降も継続し11カ月たった頃には、もう動悸と呼吸困難は起こらなくなり目が覚めることもほとんどなくなっていました。薬も飲まずに生活できています。
まだ日中に体が鉛にみたいに重たくなるときがたまにあるそうですが、睡眠に関してはもう大丈夫になってました。ただまた再発が嫌だったのでそれ以降も整体は継続してもらいました。
現在は2年3ヵ月が経ちますが、あれ以降動悸が出たのは単発で5,6回ありましたが呼吸は大丈夫でした。夜中に目が覚めることは人並みにはありますが問題ない感じです。
まだ完全ではありませんが徐々に体が健康になっている感じを実感されている事と、薬に頼らずに改善して嬉しいとのことです。
今後もしっかりとサポートしていきます。