患者様の情報
3ヵ月前から左手の母指、示指がしびれるようになってきました。
しびれはだんだんと酷くなり、夜寝ている時でも目が覚めるほどにまでなってしまいました。
整形外科を受診したところ、首のレントゲンでは特に異常がなかったので手根管症候群ではないかと診断を受けました。その時に処方されたお薬をずっと飲んでいましたが、改善しませんでした。
さらに、左の上腕に痛みを感じるようになってきました。
焦りと不安が出てきて、別の整形外科を受診しました。そこでも、首に異常はないので、温めておけば大丈夫と言われたそうです。一応お薬も処方されましたが、前に飲んでいたお薬が効かなかったのもあり、薬を飲み続けるのにも抵抗があったので、今回は飲まなかったそうです。
それ以降も症状は変わらず継続していました。
ネットで手根管症候群と検索している時に当院のホームページを見つけて頂き、来院されました。

治療経過
この方は、胸椎検査で歪みが3か所くらいあり、手根骨自体はそれほど硬くなっていませんでした。姿勢も猫背で、普段のデスクワーク中はかなり猫背になっていると言われてました。
本人さんは手根管症候群だと思っていたのですが、検査をした結果、頚椎由来の症状でしたが、頚椎に負担のかかる原因は胸椎からきている状態でした。そういったことを説明して、全身整体を行っていきました。
最初は1週間に1回のペースで通ってもらいました。水分をしっかりと取ることもお伝えしました。
通院後10回前後で、痺れと痛みはマシになってきました。夜中に目が覚めていたのも回数が減ってきたと言われていました。
その後は2週間に1回のペースで通ってもらいました。
18回目前後で、ほぼ症状は改善されていました。夜も問題なく眠れるようになっていました。
薬を飲まなくても改善したことで喜ばれており、胸椎の歪みも改善してきていました。
その後は1、2ヵ月に1回のペースで通ってもらい、根本的に改善できるように継続されています。
現在もしっかりとメンテナンスができており、胸椎の歪みはまだ残っていますが、症状の再発もなく調子が良いと言われておりました。