患者様の情報
この方は、12年前に初めてぎっくり腰をしました。
それから、何回も繰り返し、合計10回以上はぎっくり腰を経験していました。ぎっくり腰は、前かがみになった時に発生することがほとんどでした。
ぎっくり腰になった時は、1週間安静にしていれば治るので、安静にできるだけしながら、仕事もなんとかこなしていたそうです。どうしても無理な時は仕事を休んで様子を見ていたそうです。
時々近くの病院へ行ってレントゲンを撮ってもらっていましたが、骨には異常なく、筋肉的なものが原因だろうと言われていました。
普段は、上半身を前にかがめた時に、腰が抜けそうな感じがして怖いと言ってました。しかしさすがに慣れてしまっていて、ぎっくり腰も、腰の抜ける感じも、上手に付き合っていけばいいかと思っていたそうです。ちゃんと治そうとは思ったことがなかったそうでした。
今回テレビで、腰痛の原因は腰にはないと言っているのを見て、整体院をネットで検索したそうです。
そして、当院に来院されました。
治療経過
まず、本人さんは腰の原因がどこなのか気になっていました。
そして、問診検査で分かったことがたくさんありました。
高校生の時に左足首の骨折と、左膝の捻挫の既往がありました。それによって、太ももや臀部、背中の筋肉の緊張が左右で全然違っていました。当然骨盤や腰椎も歪んでいました。
これが一つ目のげんいんです。
もうひとつは、胸椎の硬さです。
普段からスマホをよく見ているようで、姿勢は悪いと自覚していました。背中は丸くなり、胸椎が硬くなっていました。
このように、下からも上からも原因があって今の状態になっていると説明をして通院してもらいました。
まずは、1週間に一回通ってもらいました。最初は不安定だったバランス検査が安定してきたのが2ヵ月目に入った7回目の時でした。
さらに継続してもらい、5カ月目には、腰の抜ける感じがほとんどしなくなったと言われていました。ぎっくり腰も通院しだしてからはまだなってません。
その後も2,3週に1回の頻度で通院してもらい、現在は1年以上たちますが、ぎっくり腰もなく腰の抜ける感じもなくなっています。
バランスも安定しており、かなり良い状態になっています。