患者様の情報
2ケ月前にジムに行った後から、首の痛みを感じ、それから左の肩甲骨にも痛みが出るようになりました。特に上を向いた時や、仰向けで寝た時に症状は強くなります。
元々数年前から、首の左回旋の動きが硬くなっていました。
そして今回、痛みが出て整形外科に行き、頚椎のヘルニアと診断を受けました。お薬を処方されて服用していましたが、一向に改善しませんでした。
さらに、だんだんと左手も痺れるようになってきました。ドクターに相談したところ、薬で治らないのであれば、手術するしかないと言われたようです。
最悪の場合は手術をしようと思ってはいたそうですが、やはりできればしたくなかったそうです。
そしてネットで頸椎ヘルニアの名医を検索していたところ、当院のホームページを見つけ、家からも近かったので。一度診てもらおうと来院されました。
治療経過
姿勢はそこまで悪くなかったのですが、左足で立った時のバランスが非常に悪かったです。
他に気になったのが、顎の状態と頚椎の5,6番の歪みです。詳しく検査をしていくと、頚椎や顎の状態は、左膝からきていることが分かりました。
話を聞くと、高校生の時に左膝を怪我したことがありました。半月板損傷で手術はしなかったのですが、ギプスを巻いてリハビリをして治したそうです。
この影響で、何年もかけて骨盤が歪んで、背骨も歪み、背筋の左右差がはっきりと出ていました。
治るまでに時間がかかることを説明して、治療を開始しました。
まずは1週間に1回のペースで通ってもらいました。
16回前後でバランスが安定してきました。首と肩甲骨の痛みもマシになってきていました。しかしまだしびれは残っていました。
25回目くらいで、痺れがマシになってきました。
その後は2週間に1回のペースで通ってもらいました。
そして徐々に痺れが取れていき、1年ほどたったころには、完全に痺れも痛みも取れていました。本人さんも気づいてなかったそうで、最近調子はどうですか?とこちらから聞いたら、そういえば症状がなくなっているとビックリされていました。首の回旋も改善されていました。
現在は1ヵ月に1回のペースでメンテナンスで通院されており、良い状態をキープできています。