患者様の情報
この方は、昨年から右手がしびれるようになりました。左手もややしびれがありますが、右手のしびれが強く、夜寝ていても手が痛くて目が覚めることがあるとの事でした。
病院へは通院しており、手根管症候群と診断を受けています。
お仕事で手をよく使っており、10年以上そのお仕事をされています。本人さんはたぶん手の使い過ぎだろうと言われていました。
右手のしびれは、日によってしびれが強く出たり、マシになったりと波がありました。
整形外科の先生からは、手術を勧められていたのですが、絶対に治るという事でもないので、中々手術に踏みきる勇気がなかったようです。。
手根管症候群が整体で治るのであればという事で、当院へ来院されました。
治療経過
しびれは、環指を境目にして、親指側に出ていました。母指球筋の萎縮は無かったです。
手根管症候群の方は、猫背の影響も受けます。
特に胸椎の歪みや硬さによって、頚椎から出る手への神経が引っ張られるのです。
この方は、典型的な猫背の姿勢でした。胸椎も硬く、実は腰痛もかなり以前からあったようです。
今まで行った整体や整骨院では必ず、骨盤が歪んでると言われていたそうです。実際に骨盤の歪みもありそれに伴って、背骨もやや側弯していました。
施術は、背骨や骨盤を含めた全身を行い、手の方にもアプローチしていきました。
手根骨の動きを調整し柔らかくしていきました。
通院して、10~13回目ころに、右手のしびれが改善してきました。寝ている時の痛みがなくなったそうです。
19回目前後には普段のしびれもかなり軽減してきました。この時は、腰痛や左手のしびれも改善してました。
夜も快適に寝れており、日中も快適に過ごせるようになったと喜ばれていました。
現在は、まだ1,2割ほど残っているというしびれの改善に向けて月2回のペースで頑張って整体をしています。