患者様の情報
2年前から粘り気の強い後鼻漏の症状により、日々の睡眠中が息苦しくてしっかり寝れず、夜中に何度も起きては鼻うがいをしての繰り返しでした。鼻うがいは夜中に限らず、1日に何回もして、痰を口から出そうと思っても喉にへばりついて中々出せない状態でした。
食事の時も鼻詰まりがあり、食べ物が飲み込み辛くい状態で、耳鼻科に通って薬を服用しても効果がなく、ストレスで鬱になりそうだと悩まれていました。
脳梗塞の既往があり、外出は車椅子で、腰部脊柱管狭窄症や前立腺癌、膀胱癌など、計15回もの手術の既往がある方でした。
治療経過
側弯と猫背によって背骨は硬く、頭の位置が前に出ている姿勢でした。
左股関節の可動域がかなり悪い状態だったので、左の股関節の可動域を獲得しながら、骨盤を安定させ、背骨全体の柔軟性を出すように施術を行ないました。
通院6回目あたりから、左股関節の可動域が出てきて、腰椎の柔軟性も出てきて、骨盤が安定してきました。同時に、胸椎と肋骨の動きも調整していき、なんとなく最初より後鼻漏の症状が楽になったと言われてました。
その後も継続して施術を行うことで、通院10回目頃には、睡眠や食事などほぼ生活に支障のない程度にまで改善しました。