患者様の情報
後鼻漏によって喉がイガイガして腫れて痛みがあり、声もかすれて喋り辛く、仰向けで寝ると鼻水が喉に流れてきて、寝づらいと悩まれていました。
実際に初診時の問診では、声がかすれて聞き取りづらく、私も何度も聞き返したほどです。
子供の頃から、アレルギー性鼻炎で、3年前から症状が酷くなりました。
特に、花粉や黄砂の時期には著名に症状が出て、生活するのがとてもつらいとのことでした。
治療経過
歯ぎしりの癖があると言われていたので、頭の横側にある側頭筋や顎周囲の咬筋などの筋肉を緩めていきました。
しかし、これらの硬さは、歯ぎしりだけが原因ではなく、長年のデスクワークによる姿勢によって、胸郭全体の硬さが影響していました。
特に、上部胸椎やそこに関節する肋骨の動きが硬かったので、土台となる骨盤から調整していき、胸郭全体の柔軟性を出していきました。
すると顎周囲の筋肉も徐々に緩み、かすれていた声がだんだんと普通に出るようになっていきました。
通院8回目には、鼻詰まりや後鼻漏の症状もほぼ改善されました。
現在も月1回の頻度で通院中ですが花粉や黄砂の時期になっても、症状は全く出なくなったと喜ばれていました。