患者様の情報
9ヵ月前から仕事で手をよく使うようになり、そのあたりから右手だけ痛みが出るようになりました。
湿布を貼って様子を見ていましたがあまり良くならず、だんだんと仕事に支障が出るようになってきました。整形外科に行くと、腱鞘炎と言われ注射を打ってもらいました。その後3,4日は痛みが全くなくなるのですが、また時間が経つと痛みが出てくるような状態でした整形外科での注射は2週間に1回を4回行いましたが治らなかったそうです。そして、今度は手指の痺れが出るようになりました。整形外科で先生にお話すると、手根管症候群かもしれないと言われ、神経の検査をする病院を紹介されました。その後病院へ行き、検査結果は手根管症候群でした。手術も視野に入れておいた方が良いとの事を言われどうしようか迷っていました。
仕事は手を使わない部署に移動させてもらい、鍼灸に通いました。半年くらいの鍼治療で少し改善しましたが、それ以上の改善の見込みがないと言われたので、他を探していたそうです。そして当院に来院されました。
治療経過
姿勢から手に影響が出ている感じでした。肩甲骨のアライメントが悪く、肩関節、肘関節、手関節の硬さと筋肉の緊張に左右差がみられました。
前腕の両骨も動きのバランスが悪くなっている状態でした。
手だけでの問題ではない事を説明し、全身整体で治療していきました。
最初は1週間に1回のペースで通ってもらいました。
3ヵ月後には、手を回旋した時の痛みがマシになってきていると言われました。痺れはまだありましたが、朝の強い感じはマシになっていると言われていました。
手術せずに良くなりそうな感じがすると言われてました。
半年後には痺れもマシになってきていると言われました。手首の痛みはまだありますが、若干良くなっているかなという状態でした。
その後は2週間に1回のペースで継続してもらいました。
8ヶ月頃には痛みはほぼ改善してました。痺れがやや残ってましたが、手を使う仕事でも問題なくなっていました。整形外科の先生に状態を見せに行き、これくらいなら手術はしなくても良いと言われたとの事でした。
その後も3週間のペースで通ってもらい、痺れが出ない日が多くなってきました。痛みは再発もせずに順調でした。
現在は2年が過ぎましたが、痺れも痛みもなく体が全体的に調子が良いとの事です。